ここから本文です。

美しい布で生活用品がアート作品に!「カルトナージュ」の世界とは?

カルトナージュって聞いたことがありますか? 布をインテリアに取り入れる技法の一つ。フランスの伝統的な手工芸で、厚紙で組み立てた箱に布を巻いて仕上げるものだそう。その用途はマガジンラック、ティッシュボックス、ブックカバーなど様々。カルトナージュの世界についてご紹介します。

最終更新日:2022.12.21

目 次

カルトナージュとは?

ティッシュボックスカバー

Miki Sakamoto

カーテンやクッションカバーなど素敵なファブリックを使ったインテリアは印象に残りますね。

布をインテリアに取り入れるアイデアの一つに、『カルトナージュ』という技法があります。フランスの伝統的な手工芸で、厚紙で組み立てた箱に布を巻いて仕上げるもの。

箱というと、マガジンラック、ティッシュボックス、ファイルボックスや食器ケースなどいろいろなものがありますね。厚紙でつくるものならばなんでも可能です。

ブックカバー

Miki Sakamoto

また、箱だけでなく、日々持ち歩くブックカバーや手帳カバー、写真立てのような平面作品のほか、ハンドバックも作ることができますよ。アイディア次第でさまざまなものをおしゃれに変身させることができますね。

熟練した作家の手にかかればスツールなど、家具もカルトナージュで制作できます。美しい布で仕上げられる作品はアート作品のように部屋に豊かさをもたらしてくれます。

カルトナージュの発祥とは? ナポレオンがきっかけ!?

カルトナージュ作品

Miki Sakamoto

カルトナージュ(Cartonnage)のきっかけをつくったのはナポレオンでした。
愛する妻・ジョセフィーヌのために、美しい刺繍がほどこされた布を巻いた箱に宝石を入れ、贈ったことが始まりと言われ、上流階級の婦人たちに流行り、永く使われてきたそうです。

カルトナージュを作る際のポイントとは

ティッシュボックスカバー

Miki Sakamoto

ティッシュボックスカバー

Miki Sakamoto

カルトナージュを作る際には、まず、何を入れるか、誰が使うか、どこで使うかの3点を決めましょう。それによって入れ物の素材や大きさ、形が決まってきます。

そこからデザイン、布選び、制作へと工程を進めていくことになります。

布を厚紙にキレイに巻くにはコツがあります。カルトンという厚紙を製図する際に、布の厚みをきとんと考慮することがポイントです。箱に組み立てる際、内側に水張りテープを使うと角が整います。専用ののりを箱に均等に付け布をしっかり伸ばしながら、箱を転がすようにして巻いていきます。

おわりに

モデルルーム

OZONE

インテリア計画をスタートする際に、大切なのは、どう暮らしたいか、何にこだわるのかを考えること。その切り口に決まりごとはありません。そうすることで、その人らしいインテリア空間がおのずとできあがっていくと思います。

機能性とアート性を併せ持つカルトナージュの存在感を活かすことから、インテリアをプランニングしていくのも楽しいと思います。

OZONE家design

OZONE

東京ガスグループの『リビングデザインセンターOZONE』では、お客様のイメージを大切に、インテリアデザイナーが家具や窓まわりから空間全体まで、豊かな住まいづくりをお手伝いします。お気軽にお問い合わせください。

SNSでこの記事をシェア
FacebookX(旧Twitter)LinenotePinterest

コピーされました

公開日:2016.10.31

最終更新日:2022.12.21

※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の責任において行ってください。
本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくは、「サイトのご利用について」をご覧下さい。

同じカテゴリの記事

広告)水とでんきの駆けつけサービス 新規加入キャンペーン
広告)東京ガスの太陽光発電

お気に入り追加

追加した記事は、お気に入り一覧でご確認いただけます。