![炎](https://uchi-images.tokyo-gas.co.jp/uploads/topic_item/image/108128/MIGRATEDIMAGE-topic_item-108128-pixta_28589117_S__1_-medium.jpg)
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昔はよく、寒い季節になるとあえてキャンプをしていました。
たき火の炎の暖かさが身にしみる喜び。これは厳寒の季節だけのもの。大好物だったのは、アルミホイルにジャガイモをくるんで熾き火に放り込むだけのベークドポテト。煙の香りと熱がじんわりとしみ込んで、最高のごちそうでした。
煙の香りというのはスパイスのようなもので、食材の保存効果だけではなく、味わいをも深めてくれます。自宅の庭やマンションのベランダで、お手製の燻製器でホームスモーキングに挑戦する人も多いようです。けれども匂いや煙が近所に迷惑をかけたり、管理になかなか手がかかるのも事実ですね。
![「保温燻製器 イージースモーカー」](https://uchi-images.tokyo-gas.co.jp/uploads/topic_item/image/107642/MIGRATEDIMAGE-topic_item-107642-retina_cafe3-01_waifu2x_photo_noise2_scale_tta_1-medium.png)
Miki Honma
そんなとき、こんな鍋を見つけました。「保温燻製器 イージースモーカー」。
超耐熱セラミックス鍋を、真空断熱された保温にセットするというもの。サイズも直径30cm弱と小さめで、キッチンの収納にぴったりとおさまるんです。
いわゆる普通の料理用の断熱保温鍋はすでに人気で、商品のバラエティも増えています。けれども燻製器まで応用されているとは知りませんでした! 鍋の中に網がのせられる段があり、網の上に食材、下にスモークチップを敷いて加熱する仕組みです。
![チーズを乗せる](https://uchi-images.tokyo-gas.co.jp/uploads/topic_item/image/107628/MIGRATEDIMAGE-topic_item-107628-retina_cafe3-02_waifu2x_photo_noise2_scale_tta_1-medium.png)
Miki Honma
超耐熱のセラミックス鍋は直火専用。煙が出るまでに内部は300度以上の高温になります。この超高温状態を家庭のガスコンロでキープしておくのは大変だけれど、一度温まったら火からおろして、真空断熱された保温容器にセットしておけばいいんです。このまま放っておくと、自家製の燻製ができあがり!
![チーズの燻製](https://uchi-images.tokyo-gas.co.jp/uploads/topic_item/image/107629/MIGRATEDIMAGE-topic_item-107629-retina_cafe3-03_waifu2x_photo_noise2_scale_tta_1-medium.png)
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食材にもよりますが、煙が出るまで5~15分ほど加熱。タイマー付きのガスコンロなら、もっと便利です。その後保温加熱を20~30分程度。煙はフタの間から、かすかに漏れ出る程度なので気にならない程度です。わいわい飲んでいる傍らで燻製ができる! 干し魚やナッツを軽く燻ると、おつまみに最高です。
![鶏ササミと笹かまぼこを置く](https://uchi-images.tokyo-gas.co.jp/uploads/topic_item/image/107630/MIGRATEDIMAGE-topic_item-107630-retina_cafe3-04_waifu2x_photo_noise2_scale_tta_1-medium.png)
Miki Honma
今回試したのはハーブ塩とミックスペッパーを鶏ササミにまぶしたものとチーズ、笹かまぼこ。
1時間もかからずに燻製が完成! ササミは中がしっとり、外は香ばしく、熱いうちにいただくのも、おいしい!
![新ジャガを加熱する](https://uchi-images.tokyo-gas.co.jp/uploads/topic_item/image/107631/MIGRATEDIMAGE-topic_item-107631-retina_cafe3-05_waifu2x_photo_noise2_scale_tta_1-medium.png)
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もう一つ私が着目したのは、「簡易オーブン」として使えるという点。
中に耐熱石を敷き、焼き芋などもつくれます。ダッチオーブンと同じような使い方もでき、燻製のほかに、スペアリブなどを蒸し焼きにするのもおいしそう。
私は小さな新ジャガを入れてみました。これも何度か加熱時間を試行錯誤したあと、たき火でつくるベークドポテトがよみがえりました。ホックリと割れて、のせたバターが黄金色に溶け出す! あのときと同じ味!
![燻製にした食材たち](https://uchi-images.tokyo-gas.co.jp/uploads/topic_item/image/107632/MIGRATEDIMAGE-topic_item-107632-retina_cafe3-06_waifu2x_photo_noise2_scale_tta_1-medium.png)
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添付のレシピブックは参考にすぎない。好みの味加減やさまざまな食材は自分で試してみたい。加熱が長過ぎた、食材の乾燥が足りないなど、結果に一喜一憂。これまで使ったどんな鍋よりも「直火」の力を、舌に感じます。
また家族も鍋のまわりに集ってきて、ああだこうだと口を出す。出来上がりやつまみ食いの手が伸びる。キッチンがにわかに賑わう。
そこで気づきました。この鍋、料理のためだけのものではないかもしれない。わが家のキッチンで炎を楽しみ、まるでキャンプでたき火を囲んでいるような雰囲気が生まれる! 家族の時間にそんな魔法がかかる、鍋なのでした。
取材商品:サーモス(株)保温燻製器「イージースモーカー」
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