おもてなしで大活躍のアイテムたち
最初に、自宅でのおもてなしの際に活躍頻度が高いアイテムたちをまとめてご紹介します。
まず、外せないのは紙ナプキンです。こちらは、紙ナプキンのストックの一部です。
器(うつわ)やグラスなどは、1客単位でも値段が張ってしまうので、 毎回おもてなしの度に違うもの・・・とはなかなかいきませんよね。
我が家でも、よく使用する取り皿はせいぜい3~4種類。それでも、何度も足を運んでくれる友人たちに「今回はどんなテーブルで迎えてくれるのかな」と、わくわくする気持ちを持って来てもらいたいもの。
そんなとき、紙ナプキンは1枚でガラッと雰囲気を変えることができる役立ちアイテムなのです。20枚単位で数百円という価格もうれしいですね。私はふらっと立ち寄った雑貨屋さんなどで可愛い紙ナプキンを発見すると、必ず購入しておきます。
次に、こちらもおもてなしには欠かせないペーパーアイテム。
一見、食卓とは無関係なポストカード・サンキューカード・一筆箋などですが、第一回目のウェルカムフラワー同様に、各人へのおもてなしの心を表すアイテムとして大活躍します。
3つ目のアイテムは、紙のランチョンマットです。
これらは、もともとランチョンマット用として売られていたものもあれば、文房具屋さんで見つけた和紙などもあります。
食卓で使うものを、必ずしもキッチン用品売り場で買う必要はありません。洋服屋さん、文房具屋さん、雑貨屋さん・・・どんなお店に行っても、見る角度によっては食卓で輝くアイテムになり得るのです。
ショッピングの際には、そんな目線でオリジナルのアイテムを探してみて下さい。
同じクロスとカトラリーでも、アイテムでガラッと変化
さて、これらのペーパーアイテムを使って、どのように食卓に彩りと変化を与えていくのか、より分かりやすい形でご覧いただきましょう。
同じベージュのクロスに同じ白い皿とカトラリーを置いて、3パターンのペーパーアイテムを用意し、使いわけました。それぞれポイントもつけましたので、お好みのコーディネートを見つけたら、ご自宅で実践してみてくださいね。
1パターン目は、シックでナチュラルな雰囲気のテーブルです。
ベージュに水玉模様の紙ナプキンと、金のふちどりの紙ナプキンを二枚重ねてクルクルと丸め、麻のひもで縛ってお皿の上に置きました。するとウッディな器が似合う、チーズやキッシュなどを並べて赤ワインが飲みたくなるような食卓の出来上がりです。
ポイントとして、紙ナプキンはペラペラなまま皿に置くよりも、このように丸めて立体感を出すこと。メリハリのある表情豊かなテーブルへと変化し、特別感が増しますよ。
2パターン目。
赤紫色の花柄が鮮やかなペーパーアイテムを、今度はグラスの中に丸めて入れました。
同じクロス・皿・カトラリーですが、1パターン目と印象がまったく違うかと思います。
実はこちらは時間がないときにピッタリのコーディネート。お花を準備する間もなく急にお客様がいらっしゃる・・・となったとき、この写真のように紙ナプキンをグラスに縦に飾れば、まるでそこに花を活けているように見えませんか?
皿の上には紫色のナプキン(こちらは布製です)と、サンキューカードを置きました。
ポイントは、カードを見栄えのよいサイズに整えること。このサンキューカードはもともとのサイズが大きかったので、やや小ぶりにハサミでカットしました。
ほんのちょっとの手間ですので、おもてなしをする人たちの笑顔を思い浮かべながらやってみてください。
3パターン目は、黄緑色が目に鮮やかなコーディネイトです。
先ほども登場したランチョンシートを、我が家のテーブルのサイズに合わせて半分にカットして皿の下に敷きました。上に置いたサンキューカードは、一筆箋に色鉛筆で書いた手書きのものです。
手作りは料理であっても、このようなアイテムであっても、やはり格別に人の心を打つものだと思います。
ポイントとして、紙のテイストが違っても同じ色味を使うこと。ランチョンは和風な柄で、皿の上に置いている紙ナプキンは北欧系の幾何学模様ですが、こうすれば違和感なく並べられます。
季節などによるアレンジバージョンも
さて終わりに、アレンジバージョンを2つご紹介します。
こちらは2パターン目でご紹介したサンキューカードと同じ紙を使っています。
可愛い鳥の型紙で切り抜きました。誕生日をお祝いする気持ちをさらに一歩込めたい時の、もうひと手間です。これを贈った友人は、持ち帰ってしばらく部屋に飾ってくれていたそうです。
後にそんなエピソードが聞けるのも、手作りならではの格別の喜びです。
最後におまけでご紹介するのは、クリスマスシーズン用のバリエーションです。
この時期になると、雑貨屋さんなどで松ぼっくりを購入することができます。松ぼっくりのイガイガはカードを立てるのにぴったりで、簡単に特別なイベントの雰囲気が出ますので、ぜひ取り入れてくださいね。