乾物を使って持ち寄りパーティのごちそうを作りましょう!
第三回は「持ち寄りパーティーにお呼ばれした際、乾物を使ったメニューを持って行ってみては? 」というご提案です。最近はホストがゲストを迎えるパーティーではなく、みんなが料理やドリンクを持ち寄る気軽な集まりが増えています。おいしいものを囲んで、おしゃべりするのはとても楽しいですよね。
とはいえ、急に誘われても、準備をする余裕がない時もあるのではないでしょうか。
そんな時に役にたつのが乾物です。わたしたちが『乾物の本』を出したときも、お母さん友達や、忙しく働いているOL友達から「乾物メニューが持ち寄りパーティーにとても役にたったの! 」と嬉しい声が集まりました。
意外な乾物がパーティー料理のごちそうに大変身
本を出した後も乾物でもおもてなしにも使えるメニューをいくつか作っているので、ご紹介します。
お子さんのいる“お母さんパーティー”で好評だったのが、お麩を使ったグラタン。
お麩というと和食でしか使ったことがないという方も多いかもしれませんが、グラタンに合わせると、ホワイトソースのクリーミーさとお麩のとろとろとした食感が意外にもぴったりなのです!
また豆を使ったサラダは、持ち寄りパーティーの人気者。
前の日から水に漬けておいて、ローレルを入れて煮込んだホクホクの豆に、細かく切った玉ねぎとキュウリを合わせ、ハーブを少々。ドレッシングで和えたらとてもおいしい豆サラダのできあがりです。こちらも持ち寄りパーティーでとても好評だったメニューです。
コツは豆を煮るときから薄く塩をつけておくこと。そうすればドレッシングを薄味にできて、より豆自体の味を楽しめます。
他にも、細かく割いたジャーキーを加えたサラダや、ドライフルーツをヨーグルトと和えたデザートなども人気のメニュー。
最近は、とてもおしゃれな海外のドライフルーツも手に入るようになってきたので、どうしても時間がないときは、ドライフルーツを持っていくだけでも、パーティーの場に花を添える1品になります。
持ち寄り用の入れ物も可愛らしく
乾物から脱線してしまいますが、きちんと密閉できるお弁当箱や、お魚を入れる茶色の油紙の袋は、ちょっとした持ち寄りに大活躍です。
見慣れた台所用品も、すこし目線を変えて活用してみてくださいね。
おわりに
乾物の魅力についていろいろお伝えしてきましたが、みなさま、乾物を好きになっていただけましたでしょうか?
素材の味がぎゅっと濃厚に楽しめて、手軽で保存が効く乾物を、ぜひ台所にいろいろ常備してみてください。使えば使うほど乾物の良さがわかって、どんどん乾物料理が楽しくなるはずです。そうやって新しいレシピができたら、わたしたちにも教えてくださいね。
それでは、楽しい乾物ライフをお過ごしください!