鍋の美容健康効果
寄せ鍋、チゲ鍋、あんこう鍋、鳥鍋・・・どんな種類の鍋料理がお好きですか?
4人兄弟だった我が家は、家族が多いので簡単にできる鍋料理を食べる機会が多く、母が大鍋(本当に炊き出しに使うような大きい土鍋! )にいっぱい作ってくれたことをよく覚えています。
母が作る鍋は、魚、鶏肉、野菜、豆腐などいろんな種類の具材が入っていて栄養満点でした。大きい土鍋で作る鍋料理って特に美味しいんですよね。
結婚した今でも、週に1回お鍋の日を設けるようにしています。
家族や友人と囲む鍋は温かくて美味しく、私にとって特別なものでもあります。
最近、「鍋ダイエット」という言葉をよく聞くようになりました。
その名の通り、鍋は素材の選び方によっては究極の美容・健康食になるのです。
鍋料理の一番良いところは、栄養バランスが取れていること。普段食べられないような量の野菜がお腹に入り、魚や肉などのタンパク質もしっかり摂ることが出来ます。野菜が苦手な方でも、鍋料理にすれば食べられたりしますよね。
具材に含まれる食物繊維やビタミン類、ミネラル類も豊富に摂ることが出来るので、次の日に便通が良くなった! 肌の調子がいつもよりいい! と感じる方も沢山いるでしょう。
鍋を食べるにあたって気をつけたい点
ではキレイな身体を作るために、鍋料理を食べる時はどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか? 下記の3ヶ条を意識してみましょう!
1. 具材のワンパターン化に注意!
スーパーに鍋の具材を買いにいくとき、内容がワンパターン化していませんか? 白菜、水菜、きのこ、豆腐、白ねぎ、糸こんにゃくなど、つい白い具材ばかり選んでしまいがち。
これらにもたくさんの栄養素が含まれていますが、キレイな身体を目指すなら、取り入れたいのが抗酸化物質の具材。抗酸化物質は細胞が酸化するのを防ぐことによって、シミやしわなどの老化現象から身体を守ります。
特に色の濃い野菜に含まれていることが多いので、カラフルな具材を取りいれるようにしましょう。トマト、小松菜、ほうれん草、かぼちゃ、春菊、パクチー、三つ葉などは鍋料理とも相性が良いです。
2. むくみの原因は、塩分過多。塩やタレの量は少なめに。
鍋を食べた翌日、顔や身体がむくんでしまった・・・なんて経験はないでしょうか?
鍋料理を食べる時ついつい汁の味を濃くしてしまったり、ポン酢やたれをおかわりしてしまったりしますよね。すると塩分を摂りすぎて身体が水分を必要以上に溜め込むので、むくみにつながります。
満足感をキープしつつ塩分を控えるためには、だしを濃くしたり、柑橘類の汁で酸味を足してみましょう。トマトや豆乳も減塩効果があるので、だしに足して具材を煮込んでも美味しいですよ!
3. 太る原因は〆の食べ過ぎ。炭水化物は最後に少しだけ!
これは特に注意してほしいこと。
鍋の後の残っただしって色々な素材の味がして本当に美味しいですよね。
ラーメン、うどん、雑炊などにして、たくさん食べたくなる気持ちもわかります。ですが、それが太る原因になってしまうことが多いので、〆の食べすぎには注意!(要注意のお餅は、1つでご飯2杯分と覚えてください)
一番のお勧めは雑炊。少しのご飯の量で水分を含み、量が増えるので食べすぎも防げます。ダイエットをしている方は、玄米や雑穀米で雑炊を作れば、プチプチっと食感があり、食べ応えがあります。〆の炭水化物は野菜やタンパク質の後に食べることで血糖値の急上昇を防ぐので、食べ順ダイエットにもなりますよ。
オススメの鍋
最近私がハマっているのは蒸し鍋。
オリーブオイルを鍋にひき、レタス1個分をちぎってからブロッコリー、ミニトマト、貝、魚を丸ごと1尾入れます。お酒や白ワインを少し振りかけ、塩こしょうをして蓋で蒸すこと10分。豪華で栄養満点な蒸し鍋の出来上がりです!
ビタミンCなどの栄養価も残りやすく、クリスマスのメイン料理にもぴったりです。
一人で食べる場合は、フライパンに同じ要領でカラフルな野菜と冷凍うどんを入れて作ることも。とっても手軽なのに見た目もオシャレで可愛いですよ! いつもの鍋に飽きたら作ってみてくださいね。残った汁はパスタソースのベースなどにも使えます。
最近は女子会や料理教室で鍋料理のメニューが多く、参加者の皆さんから「意識して鍋を食べるようになってからおなかの調子と肌ツヤが良くなった」などのうれしい声を聞きます。
このように、いつものお鍋に少し工夫をすることによって、もっと美味しくキレイな身体を作ることが出来ます。今日お鍋にしようかな~と思っている方は、買い物から意識して具材を選ぶようにしてみましょう。
おわりに
いかがでしたか? 一番大切なことは楽しんで笑顔で食事をすること。心から美味しいと思うものでキレイになれたら、それがベストです! あとは長続きさせることが大切です。「コツコツはコツ! 」の精神で少しずつキレイを手に入れましょう!