毎日悩まない! 15分でできる一汁一菜の一週間献立【秋レシピ(6)】

家事に子育て、仕事に追われて日々を忙しく過ごしている方にとって毎日の献立づくりは一苦労ですね。1分1秒でも時間を節約したいけれど、調理時間が限られてしまってレシピがマンネリ化してしまう。家族に喜ばれる料理を作りたいけれど、作り置きやテイクアウトに頼りっきりで出来立ての料理を食卓に並べられない…など。

そんな方に、週末の簡単な準備と平日5日間の夕食献立をワンセットにした一週間の一汁一菜の献立レシピをご紹介します。ウチコト流の一汁一菜は、しっかりおかずと具沢山スープの組み合わせがメインで、シンプルだけど食べ応えがあるのがポイントです。毎日の献立をアレコレ悩まなくても、時間をかけずに栄養バランスのよいおいしい料理を作ることができますよ!

一週間のはじまりは、週末に「まとめ買いリスト」に沿って買い物をすることから。あとはちょっとした手間と工夫の「下ごしらえ」。そして、平日はガスコンロを上手に活用して同時調理するだけで、忙しい日々でも頑張りすぎることなく、たった15分でアツアツのおいしい料理を作ることができます。

冷蔵保存できるみそ豚を週末の下ごしらえで作り置きします。丼ぶりにしたり、炒めたり、時短で便利なみそ豚の展開レシピは我が家の定番レシピになりそうですね。
カブ、サツマイモ、大和いもといった旬の野菜を、毎日日替わりで楽しめますよ。

月曜日:「サバのカレー竜田揚げ」と「サツマイモとタマネギのゴマ風味みそ汁」
火曜日:「鶏肉とサツマイモのチーズピカタ」と「カブのポタージュ風スープ」
水曜日:「みそ豚丼」と「焼きカブと油揚げの味噌汁」
木曜日:「グリルチキンとカブのハニーマリネ」と「キャベツと卵のスープ」
金曜日:「みそ豚とサツマイモの炒め物」と「落とし大和いものお吸い物」

平日の献立に使う食材はこちら。

寒さも深まり、スーパーでは冬野菜が並ぶようになりました。野菜、お肉、魚とバランスよく買い揃えましょう。

まとめ買いリストがあれば無駄な食材を買いすぎてしまうことや、スーパーでアレコレ悩む必要もありませんよ!

買い物リストの材料は、4人分を想定したものなので、家族の人数に合わせて調節してくださいね。

食材は揃いましたか? 今回の下ごしらえは9つです。

「豚肉の味噌漬け(冷蔵)」、「下味をつけたサバ(冷蔵)」、「下味をつけた鶏ムネ肉(冷凍)」、「下味をつけた鶏モモ肉(冷凍)」など下ごしらえの段階で下味を付けてひと手間をかけておきます。下ごしらえしておけばすぐに調理できて、冷蔵庫や冷凍庫に寝かせておくだけで食材に味が染み込んで、さらにおいしくなるというメリットもあります。普段から大量購入した時などに実践するクセを付けておくといいですね。

すべての食材と調味料を手に届く場所に揃えてから調理開始です。
材料を切るときは、野菜、その次に肉類や魚介類の順番で切ると、まな板や包丁を洗う手間が省けますよ。

さあ、始めてみましょう!

これで下ごしらえは完了です。下ごしらえした食材はこんな感じになります。
あとは平日まで出番を待つだけ!
冷凍する食材と冷蔵する食材があるので間違えないように保存しましょう。

時間がかかると思われがちな炊飯ですが、お鍋を使って直火でご飯を炊くと、3合のご飯が約20分で炊きあがりますよ。10分程度蒸らす時間をとっても約30分ぐらいで食卓に炊きたてご飯を用意することができます。

前日の晩か当日の朝に、お米を研いて浸水させておきましょう。そうすれば、ガスコンロの自動炊飯機能を使って、帰宅してすぐにボタン一つで簡単においしいご飯を炊くことができます。ガスコンロを使ったおいしいご飯の炊き方は、以下のサイトを参考にしてみてくださいね。

毎日ご飯を炊くのは面倒という方は、おいしく炊いたご飯を上手に保存すれば、炊きたてと変わらない味を楽しむこともできますよ。以下のサイトも参考にしてみてくださいね!

それでは、一週間の一汁一菜献立のスタートです!
下ごしらえした食材がどんな料理に変身するのか、楽しみですね。

家庭料理の定番にアレンジを加えて主役にした一汁一菜献立です。サバの竜田揚げにはカレー粉をプラスします。スパイシーな香りで食欲増進効果がありますよ。青魚のクセも感じないのでお子さんも喜んで食べてくれそうです。サツマイモとタマネギの優しい甘味を感じるみそ汁には、仕上げに白すりゴマをたっぷり入れて味のアクセントにしました。

黄金色の卵衣がふんわりと、そして粉チーズが香ばしいアクセントになっている鶏肉とサツマイモのチーズピカタです。衣をまとわせて揚げ焼きすれば鶏肉はジューシーに、サツマイモはボリュームアップします。簡単ポタージュ風スープはカブをすりおろして作りましょう。ベーコンとブイヨンであっさりとどうぞ。おしゃれな洋風一汁一菜献立です。

週末から漬けておいたみそ豚、めんつゆと合わせた大和いものとろろ、炒めキャベツを添えた、3種類の具材を楽しめる丼ぶりです。一緒にいただく味噌汁にはグリルしたカブと油揚げを入れます。焼くことでしっかりと具材の食感が残ります。香ばしい香りでコクのある味噌汁になりました。お腹が大満足する一汁一菜献立です。

グリルチキンとカブのハニーマリネは香ばしく焼いた鶏モモ肉と蒸した冬野菜を、優しい甘さのハチミツドレッシングに漬けてマリネします。キャベツと卵のスープに入るキャベツは手でちぎり入れます。溶き卵には隠し味に粉チーズを加えました。時短ワザを随所に効かせた洋風一汁一菜献立です。

みそ豚とサツマイモの炒め物は甘辛いみそに漬けた豚肉、素揚げにしてホクホクとした食感のサツマイモ、ニンニクの芽がよく合います。落とし大和いものお吸い物は、すりおろした大和いもでふわふわの団子を作ります。まるで料亭で出される様な本格的な椀物になりました。ほっこりと優しい甘さの一汁一菜献立の出来上がりです。