ハーフバースデーのお祝いをしよう!
赤ちゃんの記念日の一つであるハーフバースデー。せっかくの記念日をお祝いしたいけれど「何をしたらいいのか分からない・・・」「準備が大変そう」と悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に向けて、株式会社ベネッセコーポレーションでたまひよのお祝い品専門通販『たまひよのアニバーサリー』をご担当されている高村茉妃さんに、ハーフバースデーに込められた意味や、お家で簡単にかわいくできるお祝い方法を教えていただきました。
ハーフバースデーは、半年間子育てを頑張ってきたママやパパにとっても一つの節目。お子さまのハーフバースデーで、一生に一度の家族の思い出をつくりましょう!
ハーフバースデーとは?
よく耳にするようになった『ハーフバースデー』という言葉。そもそもどういったお祝いなのでしょうか。
高村さん「ハーフバースデーは生後6カ月の記念日です。SNSの普及により、もともと海外の風習であったハーフバースデーが日本でも広まってきたといわれています」
たまひよのアニバーサリーでも、ハーフバースデーの商品を取り扱いはじめたのは2020年の12月だそう。近年、ハーフバースデーというイベントは日本でもメジャーなイベントになってきています。
また、高村さんはハーフバースデーが広まった理由の一つに「手軽さ」があるといいます。
高村さん「ハーフバースデーはお宮参りやお食い初めなどのイベントとは違って、これをしなければならない、という決まり事がありません。自分たちができる範囲で、気軽にお祝いできるのがハーフバースデーの魅力の一つです」
ハーフバースデーに込められた意味は?
通常の誕生日は1年単位でお祝いをするものですが、なぜ生後6カ月目でお祝いをするのか少し気になりますよね。ハーフバースデーに込められた意味を、高村さんは次のように教えてくれました。
高村さん「生まれてから6カ月目は、大きく成長を感じ始めるタイミングです。お子さまの成長に差はありますが、寝返りを打ち始めたり、離乳食が始まったりするのがこの時期です。お子さまの成長を感じられる節目ということで、ハーフバースデーをお祝いするご家庭が増えています」
幼少期の数カ月は、大人に比べてさまざまな変化や成長があるもの。ハーフバースデーのお祝いには、日々のお子さまの成長を祝う意味が込められています。
また、「生後6カ月は育児に追われ、ママやパパがバタバタしている大変な時期でもあります」と高村さん。
お子さまが生まれてから半年間、ママ・パパにとっても、子育てを頑張ってきた自分たちへのねぎらいを込めたお疲れさま会のような側面もあるようです。
ハーフバースデーのお祝いのタイミングは?
高村さん「ハーフバースデーをお祝いするタイミングは、生まれてから6カ月目になります。ですが、6カ月を過ぎてからハーフバースデーのお祝いをする方も多くいらっしゃいます。生後6カ月の生まれた日よりも、お子さまのご体調やご機嫌に合わせて、かつママやパパの無理がないときにお祝いをするのが一番いいですね」
おめでたい記念日に、苦労をした思い出が残ってしまうのは悲しいですよね。タイミングが合う時に、負担が掛からない範囲でお祝いするのがおすすめです。
ハーフバースデーはどう祝う?
ハーフバースデーに込められた意味やお祝いのタイミングをご紹介してきましたが、気になるのがお祝いの仕方。ハーフバースデーのお祝いの仕方に決まりはありませんが、ここではお家で簡単にできるおすすめの方法を4つご紹介します。ぜひご家庭に合うものを見つけてみてくださいね。
【ハーフバースデーのお祝い方法その1】ケーキを準備しよう!
お祝いといえばケーキですよね。生後6カ月ごろだと離乳食が始まるお子さまも多く、その場合は離乳食でケーキを作ることができるのだそう。
高村さん「離乳食である十倍粥や、彩りの良いニンジンやトマトなどのポタージュをお好きな形に冷凍し、ケーキ風にアレンジする方もいらっしゃいますね。実際に食べる時にはレンジで温めて、お子さまが食べやすい温かさにしてください」
離乳食を重ねて層を作ったり、プレートにメッセージを書くなど、アイデア次第で自由にオリジナリティーが出せそうですよね。
もう一つ、ハーフバースデーをお祝いする大人用のケーキを準備するのもおすすめだそう。
高村さん「ママやパパも育児で忙しいタイミングにもなるので、作る手間の掛からない市販のケーキもおすすめです。『1/2』のアイシングクッキーをデコレーションするだけでも、ハーフバースデーらしさが出るケーキになりますよ」
一目でハーフバースデーと分かるデコレーションがあると、当日だけではなく、写真を撮って見返すのも楽しみになりますね。デコレーションを準備する時間がつくれない・・・という方は、デコレーションとケーキがセットになったものを購入するのもよいでしょう。
また、大人用のケーキを準備する際は注意点があると高村さんは話します。
高村さん「生後6カ月のお子さまは大人用のケーキが食べられないため、お子さまがケーキをつかんでしまわないよう十分注意しましょう」
【ハーフバースデーのお祝い方法その2】お部屋の飾り付けをしよう!
記念日をお祝いする際に、お部屋の飾り付けをされる方も多いのではないでしょうか。
ハーフバースデーも、飾り付けをすることでより明るい雰囲気になります。
高村さん「壁に、マスキングテープで『1/2』などハーフバースデーだと分かるような文字を飾り付けるのがおすすめです。飾り付けにこだわると、準備に手間やお金がかかりがちですが、これなら気軽に行うことができます」
マスキングテープだけで飾り付けができるのは、忙しいママとパパにはとってもうれしいですよね。
高村さん「100円ショップで手軽に購入できる風船やガーランドを飾るのもよいと思います。設置の際には、お子さまの上に落ちてこないようお気を付けください」
【ハーフバースデーのお祝い方法その3】寝相アートを写真に収めよう!
寝相アートは、お子さまが寝ている場所の周りを飾り付けて撮影したもののこと。SNSなどで見掛けたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
高村さん「寝相アートは、ガーランドを床に並べるだけでもかわいくなります。お子さまやバスタオルを『1/2』の文字に見立てる写真などもよく見掛けますね」
おうちにあるものを使ってお子さまの周りに置くだけでいいので、簡単にかわいい写真を撮ることができそうです。
高村さん「お子さまが誕生された時にも寝相アートをされていた方は、その時と同じ背景を使って撮影をしてみてはいかがでしょうか。生後6カ月は動きも活発になっているので、生まれたばかりの頃と比較するとより成長した姿を実感することができます」
写真を見比べて成長を感じることができるのは、とてもうれしいですよね。また、寝相アートは撮影の際にもポイントがあるのだとか。
高村さん「寝相アートといえば、上から撮る俯瞰の写真が多いですが、生後6カ月は表情が豊かになる時期なので、アップで撮るのもおすすめです。後々見返したときに表情の違いを確認することができ、より成長を感じられます」
写真を撮るときは、上からのきれいな写真にこだわらず、ぜひ思い思いに素敵な成長記録を残してみてくださいね。写真撮影の腕が不安・・・という方は、背景セットもそろっている写真館などでプロのカメラマンにお願いしてみてもよいでしょう。
【ハーフバースデーのお祝い方法その4】手形アートや足形アートで成長の記録を残そう!
手形アート・足形アートとは、絵の具をつけた手や足で画用紙などに手形を付け、その形を活かしながら生き物や植物などを描くアートのことです。
高村さん「手形アートや足形アートはお子さまが生まれたときになさる方が多いのですが、ハーフバースデーにもおすすめです。生後6カ月の姿はその時にしか残せないものなので、手をマンボウにしてみたり、足をエビに見立てたり、自由な形で記録に残していただきたいですね」
子どもの成長はあっという間。だからこそ、その成長の記録をできるだけ残せるようにしたいですね。
上の写真は、子どもの手形と足形で花火とロケットを描いた例。アイデア次第でさまざまな手形アート・足形アートができそうですよね。
また、絵の具を使うときに気になるのがお部屋の汚れ。生後6カ月は動きも出てくる時期なので、形をとるのが少し大変なのだそう。周囲に新聞紙を敷くなどの汚れ対策をして形をとるようにしましょう。
また、たまひよのアニバーサリーで販売している一部の手形・足形グッズでは、手足を汚さず、きれいに形がとれるものがあるのだとか。
高村さん「例えば、たまひよのアニバーサリーで販売している一部の商品では、特殊な透明液と紙を使用して形をとります。絵の具を使うよりもお子さまの手足の汚れを抑えることができるので、結果的にお部屋が汚れる心配も少なくなります」
お部屋が汚れるのが心配な方は、販売されている手形・足形グッズの商品を購入してみるのもいいでしょう。
おわりに
「ハーフバースデーは気軽に楽しむことが一番です」と高村さん。ぜひご家庭に合ったお祝いの方法を見つけて、お子さまの素敵な成長の記録を残してみてはいかがでしょうか。