おうちでパフェを楽しもう!
パフェはお店で食べるもの! と思っていませんか? お洒落なカフェでは、季節のフルーツを使った、見た目もかわいい素敵なパフェがたくさん並んでいます。美味しいので、家でも作ってみたいけど、パフェ用の器もないし、手が込んでいて難しそう・・・と諦めてしまう方も多いのでは?
今回、ご紹介するパフェは、家にありそうな器を使って、簡単! でも見た目も華やかなパフェの作り方をご紹介します。作る過程も楽しめて、おうち時間を充実させてくれる「おうちパフェ」。ぜひ挑戦してみてください。
パフェ作りの基本とは?
「パーフェクト」(完全な)が名前の由来であるパフェ。作るのが難しいイメージがあるかもしれませんが、ポイントをおさえてしまえば大丈夫です。入れる材料をそろえてから、彩りを意識してきれいな層になるように重ねていきます。彩りは色を統一させたり、カラフルに変えたり、グラデーションにしたり。イメージを固めてから、盛り付け始めます。
また、見た目だけではなく、食べた時の食感も考えて、ふわふわした物、サクサクした物、トロッとしたソースなどを上手に重ねると、一口食べるごとに、気分も変わり、最後まで飽きずに楽しんで食べられます。
基本と言っても決まりではありません。難しく考えずに、季節のフルーツやお気に入りのお菓子などをそろえることから始めてみてください。
パフェの盛り付けテクニックとは?
器の底の方にはコーンフレークやスポンジ、砕いたクッキーなどを入れます。彩りを工夫したい時には底にソースを入れてもよいでしょう。
中間層には好きなフルーツやクリーム、ゼリーなどを、バランスを意識して盛り付けます。横から見た時にかわいく見せるには、フルーツを器に貼り付けたりしてもかわいくできます。
最後のトップのところには、ボリュームたっぷりのクリームやアイスの他、フルーツやお菓子をポイントに飾ってもよいでしょう。
フルーツを薄くスライスして重ね、端から巻いていくとフルーツがお花のようになります。
リンゴやマンゴー、キウイフルーツなど、色とりどりのフルーツでのお花を作り、上に飾るのもおすすめです。
どんな器に盛り付けよう?
せっかくのおうちパフェ、どんな器に盛り付ければよいのでしょうか? 今回は、おうちパフェにぴったりの3つのタイプの器をご紹介します。
空き瓶
ジャムやピクルス、パスタソースなどの空き瓶は、家にいくつかはストックがあるのではないでしょうか。使い終わった後、すぐに捨てずにおしゃれなパフェの容器としても活用してみましょう。
ガラスの瓶は高さもあり、色とりどりのフィリングを層にして盛り付けていくと、横から見てもきれいです。
コップやグラス
こちらもガラス素材の物であれば、中身も見えてきれいに盛り付けられます。
普段はお水や麦茶を飲むグラスなら、カジュアルでおしゃれなパフェが出来上がります。ワイングラスで作れば、少し豪華なパフェになります。また、少し深さのある、小鉢やサラダ用の器、デザートカップ、パスタ用のお皿のような物でも楽しめます。口の広い器は、上にフルーツなどを豪華に飾れば、華やかに仕上がりますね。
ふた付き容器
ピクルスや総菜を保存する、ふた付き容器も素敵ですね。ふたをしてピクニックに持って行ったり、プレゼントにしてもよいですね。
ソースは手作りしてみよう!
パフェのアクセントになるソースは、市販のチョコソースやフルーツソースを使えば、手軽に楽しめますが、季節のフルーツやチョコレートでオリジナルのソースを作れば、より素敵なおうちパフェが出来上がります。
今回は、簡単に出来るフルーツソースとチョコレートソースの2種類をご紹介します。
季節のフルーツで手作り「フルーツソース」
フルーツは季節のフルーツで作りましょう。イチゴやキウイなど、お好きなフルーツで作ってみてください。
初夏の時期ならブルーベリー、メロン、国産のマンゴーなどで作るのもおすすめですよ。
【材料】作りやすい分量
フルーツ・・・150g
グラニュー糖・・・40g
レモン汁・・・大さじ1
リキュール・・・適宜
【作り方】
1. フルーツは皮をむいて、小さく切ります。鍋に入れてつぶし、グラニュー糖を加えます。
2. 火にかけて、ソース状になるまで煮ます。中火~弱火3~5分
3. 火を止めて、器にうつし、好みでレモン汁またはリキュールを加え混ぜます。
簡単! 「チョコレートソース」
チョコレートは板チョコでも簡単にできます。ビターチョコでもミルクチョコでも、お好みで作ってみてくださいね。
【材料】作りやすい分量
[A]
生クリーム・・・大さじ2
牛乳・・・大さじ1
チョコレート・・・50g
【作り方】
1. 鍋にAを入れてゆっくりと混ぜながら溶かします。
2. 器に入れて冷まします。
さあ、おうちパフェを作ってみよう!
それではさっそくおうちパフェを作ってみましょう。今回は3種類のパフェをご紹介します。
ガラスの器で作る! 「フルーツフラワーの華やかパフェ」
上から見て楽しめるパフェは、フルーツで作るお花を飾ってかわいく華やかに仕上げます。
【材料】直径6~7cm、高さ8~10cm位のデザートカップ4個分
リンゴ(紅玉など)・・・1個
グラニュー糖・・・大さじ2
レモン汁・・・大さじ1
ヨーグルト・・・400g
グラニュー糖・・・大さじ1
生クリーム・・・100g
コーンフレーク・・・40g
お好みのベリー・・・80g
フルーツソース(いちご)・・・大さじ1
セルフィーユ・・・適宜
【作り方】
1. リンゴは4等分にして、芯をとり、皮を残したまま 2~3㎜の薄切りにして、アルミホイルに並べ、グラニュー糖、レモン汁をかけて焼きます。
両面焼き水なしグリル 上・下強火 約5分
冷めたら、7~10枚ずつ、ずらして並べ、バラの形にします。
2. ザルにキッチンペーパーをしいてヨーグルトを入れ、ラップをして一晩おき、水切りヨーグルトを作ります。
グラニュー糖、泡立てた生クリームを加えてまぜ、クリームを作ります。
3. 器にフルーツソース、シリアル、ベリー、クリーム、を重ねていき、上にリンゴの花やベリー、セルフィーユを飾ります。
空き瓶で作る! 「定番バナナチョコレートパフェ」
バナナとチョコで作るパフェはお子さんも大好きな味。手作りチョコレートソースが味の決め手です。
【材料】直径6~7cm、高さ8~10cm位のデザートカップ4個分
バナナ・・・2本
ホイップクリーム・・・120g
チョコレートソース・・・大さじ1
コーンフレーク・・・40g
チョコレート菓子・・・適宜
アイスクリーム・・・適宜
【作り方】
1. バナナは斜めにスライスします。
2 .器にチョコレートソース、コーンフレーク、1、ホイップクリームを層にして入れていきます。
3 .上にバナナ、生クリーム、アイスクリーム、チョコレート菓子を飾ります。
グラスで作る! 「サラダパフェ」
少し変わったサラダパフェ。クリーミーなポテトサラダの上に、彩りよくグリルで焼いた野菜などを飾ります。
【材料】直径6~7cm、高さ8~10cm位のデザートカップ4個分
ジャガイモ・・・2個(約200g)
塩・・・小さじ1/4
コショウ・・・少々
バター・・・20g
生クリーム・・・100ml~
バジルソース(市販)・・・大さじ2
トマトソース(市販)・・・大さじ4
ズッキーニ・・・1/4本
パプリカ・・・1/4個
アスパラガス・・・2本
ミニトマト・・・4個
オリーブ油・・・小さじ1
塩・・・少々
生ハム・・・4枚
リーフレタス・・・適量
バジル・・・適宜
【作り方】
1. ジャガイモは皮をむいて8等分に切り、柔らかく茹でます。
2. 茹で上がったジャガイモはつぶして、塩、コショウ、バターを加え混ぜます。生クリームを数回に分けて加え、なめらかになるまでよく混ぜます。
3. 輪切りにしたズッキーニ、パプリカ、アスパラガスにオリーブ油と塩をまぶし、グリルで焼きます。
両面焼き水なしグリル 上・下強火 約6分
焼きあがったら食べやすい大きさに切ります。
4. グラスに2.バジルソース、トマトソースを層にして重ね、上に3.と生ハム、レタス、バジルを飾ります。
おわりに
皆さんもおうちにある器でオリジナルのパフェを作って、おうち時間を楽しんでみませんか?
東京ガスや私たち料理教室スタッフは、どんな時でも「食を通じて皆さまの幸せな生活」を応援します。次回もお楽しみに。