小学生の片付けのポイントとは?
小学校に上がるために必要なモノって、本当にいっぱいありますね。
大量のモノたちを、まだ小さな1年生の子どもが、自分で管理して処分して片付けられるか、つまりノートを使い終わったら、自分で新しいモノを出してきて用意するとか、先生から返ってきたプリントを、自分で分類してファイリングするとか、ということができるかというと・・・ちょっと無理です。
子どもが管理できるモノの量って、大人が思っているより、実はずっと少ないのです。
まずは、小学生でも無理なく片付けられる範囲に絞る
子どもは基本的に、自分が「今」使っているモノしか、把握できないし管理もできません。
予備の鉛筆やノートといった文房具類、学習が終わってもう使わないプリント類、ごくたまに必要になるリュックやレジャーシート、ぞうきんなど、「今」使わないモノたちは、子どものキャパシティーでは全部把握して管理する、ということはできないのです。
子どもに自分で自分のことをやってもらいたい! というのなら、子どもには今、使っているモノだけを管理してもらうようにして、予備のモノや過去のモノ、時々のモノはママが管理してあげましょう。
今使っているノートを使い終わったら、ママに新しいノートを出してもらって、それは自分で管理する。
勉強の終わったプリントは、ママに渡してファイリングしたり処分してもらう。
こんなふうに、子どもには「今」のモノの管理に集中してもらいましょう!
「今」のモノを管理できるようになったら、他のモノも少しずつやってもらえるようになればよいのです。あせらずゆっくり、少しずつ進んでいきましょう!
片付けの前に、知っておきたい小学生の気持ち
1年生になりたてのころは、子どもだって新しい環境に慣れるのに必死。子どもなりに緊張を強いられることもありそうです。
今までは慣れ親しんだ幼稚園や保育園に、ママと一緒に安心して通えたのに、4月からは新しい環境、通学もひとり、そのうえ自分の身のまわりのことも全部自分で、となると子どもによってはいっぱいいっぱいになってしまいます。
入学したばかりのころは、お片付けのほうは無理せず、朝の用意も学校の支度も、ママはしっかりと、でもさりげなくフォローしてあげたほうがよさそうです。
ママと一緒にしっかり準備して、学校に安心して慣れていくことがまずは大事。
学校に慣れてきたころから、お片付けや身の回りのことを一人でできるようにスタートしても、決して遅くはありません。
おわりに
幼稚園から小学校に上がると、なんだか急にわが子が成長して、大人びて見えることと思います。ランドセルをしょって歩く後ろ姿は、もうすっかり一人前! という様子ですよね。
すると大人はついつい、「小学生なんだから、もう自分でできるでしょ」といったセリフを、言ってしまいがちですが・・・。大きくなったように見えても、ちょっと前まで幼稚園や保育園に行っていたんです。子どもの中身はそんなに急に成長できません。片付けよりも、学校の準備よりも、まずは新しい環境に慣れることが大切ですよね。
いちどに全部、子どもが自分でできるようにとがんばりすぎないで、無理のないように、少しずつ環境を整えていきましょう。
ということで、入学してすぐのころは、無理してお片付けはがんばらない! ということで、気楽に構えていましょうね!