冷蔵庫・冷凍庫の収納は難しい・・・うまく収納するコツとは?
まとめ買いをした食材や作り置きした料理。冷蔵庫に入れたまま、気づいたら傷んでしまったということはありませんか? 予約の取れない家政婦seaさん(タスカジ)によると、奥行きも広くさまざまな食材を収納できる冷蔵庫・冷凍庫の整理にはちょっとしたコツがあるそう。「冷蔵庫・冷凍庫の収納のコツ」について詳しく伺いました。
冷蔵庫はゆったりと隙間を作り、冷凍庫は詰めて収納する
こんにちは、sea(しー)です。
パンパンになりがちな冷蔵庫ですが、本来は冷気が全体に行き渡るよう、隙間を保って収納するのが良いと言われています。逆に冷凍庫は凍った食材同士が冷やし合うので、隙間なく詰めた方が節電に。
まとめ買いや作り置きをしていると、どうしても冷蔵庫は隙間なく詰めがちですね。何がどれくらい残っているのか忘れて、同じ食材をまた買ってきてしまうハプニングも起こりやすいものです。
まずは冷蔵庫内に何がどれだけあるかを把握して買い過ぎないことが大切です。そのため、中身を把握しやすい冷蔵庫の収納のコツをご紹介します。
【冷蔵庫の収納のコツ1】グルーピングする
冷蔵庫は奥行きがあるため、奥に食材が埋もれてしまいがちです。
用途ごとに〇〇セットとしてまとめてトレイに入れておくと良いですよ。例えば、ジャムやバターを朝食セットとしたり、瓶詰めや副菜を和食セットとして、まとめておくのも良いですね。
また、ジャム類、調味料類、などと種類ごとにまとめておくのもオススメです。奥行きの長いトレイを使うことで、何が入っているのかを把握しやすくなりますよ。
付属のたれやソース、いつまで取ってる?
付属のタレやソースは取っておく家庭が多いですね。でも、それ本当に必要ですか?
使う予定が決まっていなければ捨てましょう。取っておくなら、小さいケースやポリ袋やケースにまとめておきます。
チューブ系の調味料をクリップで止めるのは一見オシャレなのですが、よく落ちるのであまりオススメしていません。調味料はケースに入れて立てておくのが良いでしょう。口を下を向けて置けるので残り少なくなった際にも便利ですよ。
【冷蔵庫の収納のコツ2】容器は透明の物を選ぶ
広い冷蔵庫の中で、何がどこにあるのかパッとわかるように、見やすい収納を心がけましょう。
容器は透明や半透明を選ぶ
中身に何が入っているのかすぐわかるように透明や半透明の容器を選ぶと良いでしょう。容器がなければ、透明の密閉袋を使ってもOK。
琺瑯の容器もオシャレですが、中身がわからず忘れてしまいがちなので、作り置きが多いご家庭にはオススメしません。
【冷蔵庫の収納のコツ3】置き場所を決める
調味料類はドアポケット、肉はチルドルームなど、置き場所を決めておきましょう。なお、置き場所を決める際には場所ごとの特性も理解しておくと良いですよ。
・ドアポケット:
ドアの開け締めによる振動や温度変化が大きいため、傷みやすい食材や炭酸ドリンクを置くのは避けましょう。調味料や炭酸以外の飲み物を入れておくのに適した場所です。
・冷蔵室:
基本冷気は下に溜まる性質があるため、下の段ほど冷たくなります。下の方は作り置きの料理などを入れておくのが良いでしょう。よく使う食材は目線あたりに、目線より上の棚には消費期限が長い食材を入れておきます。※目線より上の棚については次の章で詳しくご紹介します。
・チルド室、パーシャル室:
チルド室は「約0度」、パーシャル室は「約マイナス3度」と日本工業規格(JIS)でと規定されています。冷蔵庫内で最も温度が低い場所なので、肉や魚など傷みやすい生鮮食品の保存に適しています。
・野菜室:
冷蔵庫の中では温度が高めの場所です。野菜くずや土の汚れを防ぐため、ポリ袋を使用して野菜を収納すると良いですよ。葉物は立てて収納すると長持ちします。
目線より上の棚には消費期限の長い食材を!
目線より上の方の棚は使いにくく、どうしても入っている食材を忘れやすくなります。目線より上の棚には消費期限までの期間が長い食材を入れるようにしましょう。
例えば、小麦粉やミックス粉などの粉ものや生パン粉、要冷蔵の薬、缶ビールなど。消費期限がわかるようにしておくのもポイント。粉ものは袋からケースに入れ替えずに、袋のまま密閉袋などに入れると中身がわかりやすいのでオススメです。
冷蔵庫の棚が使いにくい場合は・・・
冷蔵庫内で食材が埋もれるのを防ぐには、パッと見て何がどこにあるのか把握できるのが理想です。使いやすいように棚の高さを調整したり、不要な棚を1段分撤去して広く使うようにするのも良いでしょう。
【冷蔵庫の収納のコツ4】収納量をキープ
冷蔵庫を隙間なく詰めてしまうことのないよう、買い過ぎに注意するのが大切です。とは言え、野菜などは安い時に多めに買ってしまいたいですよね。
野菜を多めに買ったら、塩もみしたり、下ごしらえをして小さくしてポリ袋やタッパーで保存します。茹でて冷凍しておくのも良いでしょう。
【冷凍庫の収納のコツ】仕切りを作り、立てて収納
冷凍庫は食材同士が冷やし合うので、隙間なくきっちりと詰め込んだ方が節電効果が上がります。ただ、冷凍庫は引き出し形式なので、奥の物が埋もれやすいという難点があります。
そのため、食材は密閉袋などに入れて立てて収納すると良いでしょう。一目で何があるのか把握できます。冷凍庫内に収納ケースや仕切りを入れて立てたり、突っ張り棒で仕切りを作るのも良いでしょう。
保冷剤、いくつ持っている?{
}保冷剤は取っておくご家庭が多いように思います。お弁当の保存やちょっとした火傷の手当にも便利ですよね。
ただ、捨てないで全て取っておくと増えすぎてしまいます。総量を◯◯個までとしたり、保冷剤用の収納ケースを入れて、その量に収まるまでと、決めておくのが良いでしょう。
おわりに
seaさんによると食材が冷蔵庫の中で埋もれないようにするには、死角をなくすのが大切だそう。透明の容器を使ったり、グルーピングしたりと工夫してみてくださいね。