【和食の盛り付けのコツ1】和食の盛り付けの基本は「3」
和食は「三角形」に盛り付けると良いでしょう。美味しく見せるには、立体感を出し、お皿に余白を残すのがコツ。三角形や山型を意識するとバランスが取りやすいです。
天ぷらなどを盛りつける時は、食材を三角形になるように立たせて盛り付けることで、立体感が出て見栄えも良くなります。
お刺身などを盛りつける時も「三種盛り」がおすすめ。三角形に配置すると、バランス良く見えますよ。
【和食の盛り付けのコツ2】高さを意識する
和食を盛り付ける時は、高さを出して、立体的に盛りつけることを意識しましょう。立体的に盛り付けることで、見栄えが良くなり、上品さが増します。
ほうれん草のお浸しなどは、切り口をそろえて盛り付けると、美しい仕上がりになります。この時も高さを出すように意識しましょう。
【和食の盛り付けのコツ3】「天盛り」でワンランクアップ
和食には、「天盛り」という盛り付けの方法があります。
天盛りとは、煮物や酢のもの、和え物などを盛り付ける際、その上に香物や薬味をのせることを言います。彩りや香りを添えたり、旬の薬味をのせることで季節感を出すことができるんです。サバの味噌煮の細切り生姜や、お浸しの上に盛り付ける鰹節などがこれにあたります。
天盛りには、お客さんや食べる人に対して「まだだれもこの料理に手を付けていません」というおもてなしの意味もあるそうです。
【和食の盛り付けのコツ4】焼き魚の盛り付け方
シンプルな焼き魚ですが、ポイントを押さえると美しく盛り付けることができます。
焼き魚を盛り付ける時は、基本的に「頭は左で腹が手前」に置くのがルールです。また、お皿に対して斜めに盛り付けることによって、お皿の空白部分が広くなり、キレイに見えるそうです。
【和食の盛り付けのコツ5】「掻敷(かいしき)」
「掻敷(かいしき)」とは、紙や植物の葉、草花など使った添え物のこと。料理の下に敷いたり横に添えて、季節感や清潔感を表現します。紙のものを「紙掻敷」、植物のものを「青掻敷」と呼びます。
焼き魚の下に笹の葉を、天ぷらを盛り付ける際に和紙を料理の下に敷くだけで、ぐっと見栄えが良くなります。ご家庭でも簡単にできそうですね。
【和食の盛り付けのコツ6】器の選び方
料理をキレイに盛り付ける際、どんな皿を使用するかも大切なポイントです。
冬は温かみがあるもの、夏は涼しげなものなど、季節に合わせて選ぶのがおすすめです。冬は厚手の器や土の温もりを感じる陶器、夏は薄手の磁器や錫、白い陶器やガラスの器などが良いですね。
おわりに
見た目が地味になりがちな和食も、盛り付け方のポイントを意識することで、より美味しく見せることができます。普段の家庭料理にも活かせたら、食卓が華やかになりそうですね。ぜひ試してみてくださいね。
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