【チャーハン作りのコツ】温かいご飯を使う
チャーハンをパラパラにするコツは、温かいご飯を使うこと。冷えたご飯を使用する場合は、一度温めてから使いましょう。
冷えたご飯はほぐれにくく、家庭の火力ではご飯の中心部にまで火が通るのに時間がかかり、ダマになりやすくなります。適度に温めることでほどよく水分が抜けて、炒めた時にパラパラに仕上がりやすくなります。
温かいご飯は炊きたてである必要はありません。ダマは事前にほぐしておきましょう。また1回に作る量は2人分(2膳分)以下にしておくこともポイントになります。
【チャーハン作りのコツ】炒める前に卵か油を混ぜる
炒める前に、ご飯を溶いた卵と混ぜておく、または油をひと回しして、全体に混ぜ込んでおくのもおすすめです。ご飯粒に油分がコーティングされてパラパラになりやすくなります。
フライパンに油をひいてからご飯を炒めると、ご飯の米粒がくっついてダマになりやすく、それがべちゃっとした食感の原因に。これは、米粒に含まれる水分とデンプン質によって糊のような粘りが生じ、米粒がくっつきやすくなるためです。
先に卵を炒める
ご飯の米粒同士がくっついてダマになるのを防ぐコツとしては、先に卵から炒めるという方法も。卵を先に炒め半熟のうちにご飯を加えます。
卵には乳化作用といって、油と水を結びつける働きがあります。卵でご飯一粒一粒を包み込みコーティングすることで、本来油と馴染みづらい水分をもったご飯の表面に、油がうまく溶けていきます。その状態で炒めることによって、お米一粒一粒をパラパラにしやすくなるんです。
加熱しすぎると、卵の乳化の働きがなくなるので、卵を入れたら、半熟のうちに素早くご飯をいれましょう。また、ご飯をいれたら、すぐに鍋ふりではなくご飯を卵の上でほぐしましょう。
【チャーハン作りのコツ】ご飯粒をつぶさないように炒める
炒めるときは、ご飯粒をつぶさないように炒めましょう。
竹ベラなどを上下に動かして、ご飯を切るように混ぜるのがコツです。フライパンの底からご飯を返すようにし、水分がなくなるまで炒めます。
【チャーハン作りのコツ】水分の多い具材は先に炒めておく
パラパラのチャーハンを作るには、具材の入れ方も大切。水分が多そうな野菜などの具材は、先に炒めて水分を飛ばしておきましょう。
ネギなど、水分が少なく風味と食感を残したい野菜はご飯を炒めた後でも大丈夫です。
【チャーハン作りのコツ】仕上げの調味料で本格的な味わいに
仕上げの調味料を工夫すると、より本格的な味わいを楽しめます。仕上げの醤油は鍋肌にそって落とすと、醤油の香ばしい香りが引き立ちます。また、最後にほんの少しのお酒をふりかけ炒めると風味が増すことも。
【チャーハン作りのコツ】食材だけではない! 火加減も大切!
本格的なチャーハンを作るためには、火加減も大切。高温でご飯の水分を飛ばしながら炒めると、パラパラのチャーハンに仕上がります。中華料理店や専門店でチャーハンを作るとき、熱を伝えやすい鉄製の中華鍋を使っているのをよく見かけますよね。
自宅でパラパラの美味しいチャーハンを作るためにも、やっぱり火加減が大切。火力が強いガスコンロがオススメです。ただし家庭用のガスコンロは、専門店ほど火力が強いわけではありません。自宅でチャーハンを作る時は、なるべく鍋をコンロの火から離さずに調理しましょう。
ガスコンロなら強い火力をキープ!
パラパラの美味しいチャーハンを自宅で作るためには、強い火力がかかせません。
ガスコンロの魅力は何と言っても火力の強さ。ガスの炎で本格的な料理が思う存分楽しめますよ。
おわりに
自宅で本格的なチャーハンが実現できる方法をご紹介しました。どれも簡単にできるコツなので、ぜひ試してみてくださいね。
チャーハンのレシピもご紹介します。中華鍋を使ってパラパラに仕上げる本格派のチャーハン!
上記のコツを取りいれながら、強火で手早く炒めれば、まるでプロのような仕上がりになりますよ♪
王道からあんかけまで「チャーハン」レシピまとめ
ご家庭でも手軽に作れるチャーハンですが、使う具材や味付けなどでそれぞれ違った味わいが楽しめますよね。あんかけチャーハンや具材・味付けにこだわったチャーハンなどのレシピをご紹介します。【レシピ出典:東京ガス 「食」情報センター】