【マドレーヌとフィナンシェの違い1】材料
マドレーヌの材料
・ 小麦粉を使用
・ 一般的には溶かしバターを使用(焦がしバターを使用することも)
・ 卵は「全卵」を使用
フィナンシェの材料
・ 小麦粉と「アーモンドパウダー」(アーモンドプードル)を使用
・ 焦がしバターを使用
・ 卵は「卵白のみ」を使用
材料の違いから、味や食感にも違いがあります。
マドレーヌはふんわりした素朴な味わい。
フィナンシェはアーモンドの風味が特徴で、食感はしっとりしています。
【マドレーヌとフィナンシェの違い2】見た目
マドレーヌの見た目
一般的に貝殻の形をしていて、裏側には山形の「へそ」があります。このへそを理想的な形にするために、生地を1日休ませてから焼くこともあるそう。
フィナンシェの見た目
一般的に金の延べ棒のような、長方形の形をしています。
現在は様々な形のマドレーヌやフィナンシェが売られています。どちらか知りたい場合は見た目で判断せず、材料を見ると判断の基準になりますね。
【マドレーヌとフィナンシェ】カロリーはほぼ同じ!?
マドレーヌのカロリー
1個あたり177kcal
フィナンシェのカロリー
1個あたり170kcal
フィナンシェよりマドレーヌの方が少しカロリーが高いようですが、作り手や材料の配合、お菓子自体の大きさによって数値は変化するもの。一概にはマドレーヌの方がカロリーが高いと言えませんね。
※ カロリーの数値は、以下のサイトの情報を参考にしています。
参考:株式会社スイートガーデン 栄養成分一覧表
【マドレーヌとフィナンシェの豆知識】名前の由来
マドレーヌの名前の由来
諸説ありますが、18世紀のロレーヌ地方コメルシーのスタンスラス・レクチンスキー王の宮廷で仕えていた、マドレーヌという名の人物が創作したという説があります。
このお菓子を気に入った王様は、お菓子の名前に作り手の名前である「マドレーヌ」と名付け、パリのヴェルサイユ宮殿に住む娘、マリー・レチンスカ王妃に送ったことからフランスに広く伝わったと言われています。
フィナンシェの名前の由来
「フィナンシェ」という言葉は、フランス語で財界人やお金持ちという意味。長方形の形が金の延べ棒に似ていることから、その名前がついたそうです。
フィナンシェ誕生のきっかけは、パリの菓子職人が近くにあった証券取引所に通う忙しい金融家のために「背広を汚さず、大急ぎで食べられるようなお菓子」を作ろうと考えて作ったという説があります。
マドレーヌとフィナンシェの作り方
小麦粉を米粉に変えて焼いたグルテンフリー「米粉のマドレーヌ」
小麦粉を米粉に替えて焼いた、グルテンフリーのマドレーヌ。
東京ガス料理教室「100周年記念レシピ」
「西洋菓子 おだふじ」シェフパティシエ 酒井 健 氏のレシピです。
しっとりとした食感とバター風味香る「フィナンシェ」
しっとりとした食感とバターの風味が香る洋菓子の定番メニュー「フィナンシェ」をお家で!
おわりに
今回は、マドレーヌとフィナンシェの違いや豆知識などをご紹介しました。見た目の違い以外にも、材料や由来などを知ると、また違った楽しみ方が出来そうですね。ぜひ一度食べ比べして、味の違いや好みを実感してみてくださいね。