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美味しい焦げ目のプレス料理ができる&脂も落とせる「グリルパン」

焼き目をギュッとつけるプレス料理、ってご存知でしょうか? フライパンで食材を焼きながら、蓋でギュッと食材を押すことで、食材の余分な水分を飛ばし、カリカリの焦げ目を付けてくれます。プレス料理をつくる「グリルパン」についてキッチンジャーナリストの本間美紀さんに取材していただきました。

最終更新日:2024.9.27

こんがりと焦げ目がついたお料理は、とてもおいしそうですよね。
焼き魚、焼き鳥、焼き野菜・・・‘焼き’とつく名前のお料理は、やはり焦げ目がマストです。

様々な焼き目のついた料理

Miki Honma

そんな焦げ目を生かす料理はおなじみですが、そこからさらに進化した「プレス料理」というものがある・・・と聞いて調べてみました。

グリルパンというのは、底面に波形の凸凹がついたフライパンをさします。理由はわからないのですが、大半が四角型で海外の鍋メーカーから多く販売されています。

見つけたのはこちらのタイプです。

グリルパン

Miki Honma

ポイントはガラスのふた。いえ、正確にいうとふたではないのです。
厚さ1cmほどのプレートで、握りやすいハンドルがついています。
これをグリルパンの上の食材にのせて、ぎゅっと‘プレス’するのだそうです。

グリルパン

Miki Honma

ガラスのプレス(グリルプレス)の重さは約800g。

スクエアなガラスのプレートは、お鍋全体を覆いません。完全密封ではなく、グリルプレスの脇から適度に水分もとんで、絶妙な熱の通り具合になるのです。

熱をじっくり伝えるガスの直火とも相性がいいお鍋だそうです。

グリルパンと料理

Miki Honma

ほら、こんな風に焦げ目がストライプのようにしっかりとつきます。見た目もとても楽しく、おいしそうです。

アメリカ発の商品ですが、朝食にベーコンを食べるときに、ベーコンをプレスしてカリカリにして、焦げ目をつけるために生まれたそうです。
確かにアメリカンブレックファーストというと、日本人の目にはしなびてしまったようにも見える(笑)クリスピーなベーコンを思い出します。

焼き野菜

Miki Honma

そしてこんなふうに焼き野菜も得意です。

ハンバーガー

Miki Honma

ハンバーガーの中のハンバーグ、これもじゅううううっと焦げ目をつけて、肉汁ほとばしる焼き方も、プレスを上手に活用できるかも? 鳥のもも肉を焼くのにもよさそう!

波形の底面で余分な脂を落とせるのも特徴です。

食パンをプレスする

Miki Honma

日本ではパニーニがうまくつくれるお鍋として、ブレイクの予感です。パニーニとはパンに具材を挟んで、つぶすように押して焼くホットサンドの種類。
表側は焦げ目がついてぱりっとしていますが、かむとパンと具材がぎゅっと濃縮された味が魅力。これもプレスすることで、可能になる料理です。

私だったら、何をギュッとしたいかなあ。そんなことを考えてみました。
ナス半分に切って、プレス焼きなす?
厚揚げをちょっとつぶしながら焼いたり・・・?
押しながら焼く・・・和食にはなじみのない料理法でしたが、なにかご飯のおかずも面白いものができそうですね。

パーフェクトグリルパン(ガラスのグリルプレス付き)
8,640円(税込) ※2018年3月現在
マイヤージャパン http://www.meyer.co.jp/

  • この記事ライター

    本間美紀

    キッチンジャーナリスト

    本間美紀

    早稲田大学卒業後、インテリアの専門誌の編集部を経てインテリアやキッチン、暮らしに関する執筆、編集で活動中。日本国内や海外のキッチンライフを取材し、「パーフェクトキッチン」「インターナショナルキッチンAtoZ」ほか、ライフスタイル系キッチンムックを刊行。2010年秋には「ザ・リアルキッチンガイド」を出版。

    ブログ:キッチンジャーナル「キッチンのこころ」

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公開日:2016.10.5

最終更新日:2024.9.27

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