【まな板の使い分け】何種類、使い分ければいいの?
まな板は食材の種類ごとに使い分けるのが理想ですが、家庭では何枚もまな板を管理するのは難しいですよね。最低でも以下の2つは用意して使い分けましょう。
1つめは生肉、加熱用鮮魚などこれから熱を加える食材用。
2つめはサラダ用野菜や調理済み食品などこれから熱を加えず食べる食材用。
まな板の色や素材を変えるなどの工夫をし、この2種類をわかりやすく管理しましょう。
食材によって違うまな板を使うためのインデックス付きまな板などもあるようです。
【まな板の使い分け】表、裏の使い分けはしていいの?
1枚のまな板で表面と裏面を使い分ける方もいらっしゃるかと思います。
しかし、まな板がぬれていた場合、表面で使った時の汚れた水が裏に伝っている場合も多いです。
さらに、ひっくり返しても、裏面が接していた台などが既に汚れている場合も考えられますので、表面と裏面の使い分けはあまりおすすめできません。
乾燥したまま使うのはだめ! 正しいまな板の使い方
木のまな板や抗菌剤配合の樹脂製など、さまざまな種類のあるまな板。正しい使い方をご紹介します。
木のまな板は使用前に必ず水をかける
使用前に必ず水をかけ、清潔なふきんやキッチンペーパーで拭きます。
木は水をかけることで表面に水の膜ができ、食材の匂いや水分などがまな板に浸透しにくくなります。ただし、水に濡らしただけだと余計な水分が食材についてしまうので、必ず清潔なふきんやキッチンペーパーで拭いてからまな板を使いましょう。
樹脂製など抗菌剤配合のまな板の使い方
抗菌剤の効果を期待するのであれば、木のまな板と同じように、水につけて清潔なふきんやキッチンペーパーでぬぐってから使い始めましょう。抗菌剤は、銀イオンなど、水にぬれるとイオンを発生させ雑菌の発生を抑制する効果を持っています。
しかし、抗菌剤は殺菌剤や滅菌剤ではないので、使い分けやこまめな洗浄で菌の繁殖をふせぎましょう。
お手入れ方法で気をつける点は?
使用したらこまめに洗うのが一番。洗剤を使用してしっかりと洗浄しましょう。では、他にお手入れで気をつけるべき点はどのようなところでしょうか?
最初からお湯を使って洗わない
肉や魚などのタンパク質を含む食材を切ったまな板に、そのままお湯をかけてしまうと、タンパク質が固まり汚れが落ちにくくなります。まずは、水と洗剤でよく洗うと良いでしょう。
食器乾燥機は避けましょう
木のまな板も樹脂製のまな板も、食器洗い機の「乾燥機能」の使用はあまりおすすめできません。急激な温度変化、過剰な乾燥で反りや割れが発生する可能性があるからです。
まな板を洗ったら、直射日光を避け風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
殺菌消毒はどうすれば良いの?
最近は、殺菌効果のある洗剤でまな板除菌ができるものもあります。しかし、木のまな板に洗剤を付着させたままにすると黒ずみが発生する原因に。木のまな板は、洗剤と水でしっかり洗った後に熱湯をかけて消毒し、自然乾燥させると良いでしょう。
包丁などによる傷が多い時は、粗塩を表面にまぶしてタワシで水洗いするか、重曹などをすり込むことで同様の殺菌効果が得られます。
樹脂製のまな板の場合は、ふきんに塩素系漂白剤をふくませ、まな板全体に被せる様にかけて5分程度放置し、その後、洗剤で洗い流すのが良いでしょう。
おわりに
キッチンでよく使うまな板も、使い分けの方法やお手入れに気をつけたい点がたくさんありましたね。正しく管理して清潔な環境を守りましょう。