コストだけじゃない! お風呂の給湯器選びのポイントとは?
以下のポイントを中心に家族のライフスタイルやニーズにあわせて、ご検討いただくことをおススメします。
- 経済性
- 省エネ性
- 将来の家族人数の変化を想定した給湯システム検討
- 付加機能の検討(床暖房などへの熱源として利用、家で電気を創る発電機能など)
【ガス給湯器と電気給湯器の違い】仕組みが大きく違う
ガス給湯器の仕組み(エコジョーズ)
ガス給湯器は、必要な時に必要な時だけお湯を作る「瞬間式」なので、いつでも湯切れがなく、たっぷり使えます。
お湯を使う場所が数ヵ所あっても、同時に使用できますし、家族人数が増えたり、来客時でもお湯が足りなくなることはありません。
最近のガス給湯器で代表的な「エコジョーズ」は、今まで使わずに捨てられていた排気の熱も上手に利用して水を温めます。そのため従来よりも少ないガス量で、効率よくお湯が作れます。
電気給湯器の仕組み(エコキュート)
電気給湯器は、作ったお湯をタンクに貯める仕組みになっています。使用できるお湯の量が決まっているので、機種によっては「湯切れ」を起こす事もあります。
最近の電気給湯器で代表的な「エコキュート」は、深夜の安い電力を利用してヒートポンプを動かし1日分のお湯を作りタンクに貯めます。
湯切れが起こりそうになると自動的にお湯の沸き増しを行いますが、沸かすまでに時間がかかると同時に、深夜以外は割高になってしまうので注意が必要です。
家族構成や暮らし方は5年、10年で少しずつ変化していきます。その変化に対応できないと、毎日使わない分の無駄なお湯を保温することになったり、湯量が足りなくて「湯切れ」を起こしたりします。
また、お湯の使用量は家族の人数や日によって異なります。
同じ4人家族で平均より2倍以上使うお宅もあれば、同じ家族でも平日と休日で、季節によって使い方が違うなど、必要となる給湯量はさまざまです。
電気給湯器の移動や交換はそう簡単にはできないので、選ぶ際にはタンクの容量選びが重要となります。
【ガス給湯器と電気給湯器の違い】シャワーの勢い
貯湯式の電気給湯器はタンク内で減圧されたお湯を使うのに比べ、瞬間式のガス給湯器は直圧式で水道圧の勢いを利用しているため、一般的に瞬間式のガス給湯器に比べて貯湯式の電気給湯器はお湯の勢いが弱くなります。
また、減圧弁の設定が低いため2Fのお湯はり、シャワーなどに適さない場合があるので注意してください。
【ガス給湯器と電気給湯器の違い】設置スペースの大きさ
「エコジョーズ」は瞬間式で「貯湯タンク」が必要ないため、ほとんどスペースがいりません。大きさは「エコキュート」の10分の1程度です。
「エコキュート」はお湯をつくるユニットとお湯を貯めておく貯湯タンクユニットが分かれています。貯湯タンクの容量によってはスぺースが約1畳分必要になるため、置ける場所を確保しなければなりません。
「エコキュート」はヒートポンプ式で、一般の電気温水器より少ないエネルギーでお湯を沸かることができますが、一般の電気温水器よりも場所をとります。新築時や買い替え時は設置場所をきちんと確認しておきましょう。
【ガス給湯器と電気給湯器の違い】初期費用はどちらがお得?
イニシャルコストは、機器費も工事費もエコジョーズが割安です。
エコキュートは、タンクを大きいものにした場合の機器費や、200V電力配線や基礎工事が必要な場合、工事費用も高めになります。
【ガス給湯器と電気給湯器の違い】ランニングコストはどちらがお得?
エコキュートのランニングコスト
エコキュートは、割安に設定されている深夜電力を使用しますので、ランニングコストはガス給湯器に比べて割安になります。
エコキュートでは、選んだタンクの容量によっては、貯めている分を使いきってしまう場合があります。その場合の沸き増しは、深夜以外は割高になってしまいます。
また、契約する電力のプランによっては、昼間の時間に電気を使いすぎると家全体の電気代が高くなるので注意してください。
エコジョーズのランニングコスト
一方、エコジョーズも、従来型の給湯器に比べガスの使用量が削減されています。
さらに、例えば、東京ガスでは、ガス温水床暖房をお使いの場合、ガス料金がおトクになるプラン「暖らんぷらん」適用に加えて、エコジョーズ(潜熱回収型給湯器)・ガス温水式浴室暖房乾燥機(ホットドライ等)をお使いの場合、さらに3%~6%もお得になる割引制度も。
お得な料金プランが充実しているので、ガス代を節約したい方には更にオススメです!
【ガス給湯器と電気給湯器の違い】選び方
経済性を考える場合、イニシャルコスト+ランニングコストのトータルコストで考える必要があります。
ガス給湯器のエコジョーズと電気給湯器のエコキュートは、トータルコスト的にはあまり差がないと言われていますが、ランニングコストは、各ご家庭のお湯の使用の仕方によりだいぶ異なってきます。
家族構成の変化やライフスタイルの変化を考慮した上で、お湯を使う時間や設置場所などを考えて決めましょう。
エコジョーズは必要な時に必要な分だけのお湯を作れます。家族構成やライフスタイルの変化がこれから予測されるご家庭、人数が少ない家庭だったり、時間が不規則な家庭などにも向いています。
また、1台で給湯も暖房もできます。お風呂や給湯に加えて、床暖房や浴室の衣類乾燥・ミストサウナなど、さまざまな付加機能があります。床暖房の設置やミストサウナの導入を検討している方はおすすめですので、ぜひご検討ください。
おわりに
給湯器は家族構成の変化やライフスタイルの変化を考慮した上で、お湯を使う量や時間、設置場所などを考えて決めましょう。
またランニングコストを節約するには、ガスと電気を同じ会社にまとめることもおススメです。
ガスと電気は光熱費をまとめて節約しましょう!
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