春が旬の「新にんじん」
春が旬の「新にんじん」。
新にんじんは秋に種を蒔き、冬を越え、春に収穫するにんじんのことです。厳しい寒さの中を成長してきているため一般のにんじんに比べ、より甘く柔らかいのが最大の特徴です。別名「春にんじん」とも呼ばれます。
にんじんのオレンジ色はβカロチンによるもので、体内でビタミンAに変わり、気管や胃腸の粘膜を保護してくれるので、癌の予防にも効果的。そしてカルシウムやカリウムなどのミネラル、ペクチン、食物繊維も豊富なので美肌効果もあります。
その新にんじんを、桜海老と一緒に炊きこみごはんにしましょう。
今回は土鍋で。炊飯器で炊くより早いし、おこげが出来て美味しいですよ。
色鮮やかな春の炊きこみご飯
■材料
新にんじん・・・2本
桜海老・・・大さじ2
米・・・4合
水・・・3.5~4合(新にんじんのしぼり汁の量により調節してください)
酒・・・50cc
塩・・・大さじ1/2
■作り方
1. にんじんをすりおろし、汁をしぼってわけておく。
2. お米を研ぎ、鍋にいれて水・酒・新にんじんのしぼり汁・塩を加え混ぜる。
(水・酒・しぼり汁の合わせた量がお米の1.1倍になるように、水の分量を調節してください。)
3. 新にんじんのすりおろしと桜海老をのせ、蓋をして強火にかける。
4. 沸いたらごく弱火にし、15分経ったら火を止めて15分蒸らす。
春らしいグリーンをごはんに混ぜて
新しい若葉が生えてくるこの季節、新緑のお野菜をごはんに混ぜましょう。
今回は、春きゃべつ・アスパラガス・空豆・グリンピースを用意しました。
春きゃべつは大きい葉を1.5枚(小さい葉なら3枚)塩茹でします。
アスパラガスは斜めに乱切り、空豆は鞘からむいて、ごま油を3滴ほど加えた塩水で茹でます。
グリンピースは鞘からむいて塩茹でします。
先ほどの新にんじんの炊きこみごはんに空豆・アスパラガス・グリンピースを混ぜておむすびを握ります。また、丸く握ったおむすびを春きゃべつで巻いてもいいですね。
それらを籠に並べて出来上がり。
さまざまなシーンに美しい炊きこみごはんを
炊きこみごはんにすれば、おかずがなくてもいろんな味が楽しめます。
ピクニックにも、お持たせにも喜ばれると思いますので、みなさんぜひ作ってみてください。