とても不思議なお鍋に出会いました。
それがアメリカ発の超耐熱ガラス製のお鍋。フタから柄までが全部ガラス! まずその面白さに興味が引かれてしまいます。そして琥珀色のガラスは、どこかレトロ。
古いアメリカのキッチンをなぜか思い出すのですよね。とはいえ発売は1983年だそうです。
このガラス鍋、直火にかけて使えるのが最大の魅力です。
オーブンや電子レンジで使える・・・というのはあっても火にかけられるというガラス鍋には出会っていません。
ほら、コンロにのせるとゴトクが見える。面白いですね。
使われているのは、無孔(表面の孔が少ない)の超耐熱ガラスだそうで、保温性にも優れています。ガラスと言うより、「ガラスセラミック」というそうです。食品の色やにおいもガラスなら移りにくい。もちろん熱しても変型するということはありません。
そこで今回試してみたのは、ツナの香味野菜煮です。
ガラスのお鍋にたっぷりの香味野菜を入れます。お水や白ワイン、スパイスも加えます。
彩りがとってもきれい。これだけでサラダのように見えるのはガラスの効果といえましょう。保温性がいいので、弱い火で十分熱が回ります。
半透明なので、火をつけてから加熱の様子もわかります。
香草がしんなりして、一煮立ちしたら火を止めます。
ここにマグロの赤身をさいころ状に切ったものを入れていきますが、軽く煮立てたら火を止め、後は超耐熱ガラスの保温性にお任せします。
そう、火を通しすぎるとぱさぱさになってしまうからです。
ガラスのお鍋の中でじんわりと火が通っていく様子がわかります。
お鍋の中で何が起こっているかがこんなにわかるなんて、それだけでもこのお鍋は面白い。
早く気づくことができるので、煮こぼれや焦げ付きも防げそうです。
ただし揚げ物には使えません。それだけはご注意を。
お鍋のサイズによっては、このまま食卓に出しても食欲をそそる美味しそうな演出ができそうですね。
ビジョン ソースパン 2.5L
コレールブランズ・アジアパシフィック・プライベート・リミテッド