毎日悩まない! 15分でできる一汁一菜の一週間献立【冬レシピ(12)】

家事に子育て、仕事に追われて日々を忙しく過ごしている方にとって毎日の献立づくりは一苦労ですね。1分1秒でも時間を節約したいけれど、調理時間が限られてしまってレシピがマンネリ化してしまう。家族に喜ばれる料理を作りたいけれど、作り置きやテイクアウトに頼りっきりで出来立ての料理を食卓に並べられない…など。

そんな方に、週末の簡単な準備と平日5日間の夕食献立をワンセットにした一週間の一汁一菜の献立レシピをご紹介します。ウチコト流の一汁一菜は、しっかりおかずと具沢山スープの組み合わせがメインで、シンプルだけど食べ応えがあるのがポイントです。毎日の献立をアレコレ悩まなくても、時間をかけずに栄養バランスのよいおいしい料理を作ることができますよ!

一週間のはじまりは、週末に「まとめ買いリスト」に沿って買い物をすることから。あとはちょっとした手間と工夫の「下ごしらえ」。そして、平日はガスコンロを上手に活用して同時調理するだけで、忙しい日々でも頑張りすぎることなく、たった15分でアツアツのおいしい料理を作ることができます。

主菜に合わせて和洋中の椀物が並びました。存在感のある料理にはほっこりと優しい具材をチョイスして、さっぱりとした料理にはクリーム系の濃厚な味わいに。椀物は献立のバランスを取る大切な調整役ですね。

月曜日:「牡蠣とかぶの中華炒め」と「ほうれん草と豆腐のスープ」
火曜日:「にんじんのトマトクリームパスタ」と「サニーレタスとかぼちゃのサラダ」
水曜日:「豚バラとブロッコリーのみぞれ煮」と「根菜たっぷり味噌汁」
木曜日:「グリルチキンスペアリブ」と「ほうれん草とかぼちゃのスープ」
金曜日:「牛肉と小松菜のあんかけ丼」と「大根としいたけのスープ」

平日の献立に使う食材はこちら。
チキンスペアリブはいわゆる手羽中の部分。特別な食材ではないので売り場をよく探してみてくださいね。

まとめ買いリストがあれば無駄な食材を買いすぎてしまうことや、スーパーでアレコレ悩む必要もありませんよ!

買い物リストの材料は、4人分を想定したものなので、家族の人数に合わせて調節してくださいね。

食材は揃いましたか? 今回の下ごしらえは10通りあります。

葉物野菜やブロッコリーは下茹でしてから冷凍します。どれも冷凍のまま調理に使用するので、食べやすいサイズにカットしておきましょう。下ごしらえ時でも時短調理で貴重な休日の時間を有効活用しましょう。いつもの調理同様、すべての食材をキッチンの手に届く場所に揃えてから始めてくださいね。

材料を切るときは、野菜、その次に肉類や魚介類の順番で切ると、まな板や包丁を洗う手間が省けますよ。

さあ、始めてみましょう!

これで下ごしらえは完了です。下ごしらえした食材はこんな感じになります。
あとは平日まで出番を待つだけ!
冷凍する食材と冷蔵する食材があるので間違えないように保存しましょう。

時間がかかると思われがちな炊飯ですが、お鍋を使って直火でご飯を炊くと、3合のご飯が約20分で炊きあがりますよ。10分程度蒸らす時間をとっても約30分ぐらいで食卓に炊きたてご飯を用意することができます。

前日の晩か当日の朝に、お米を研いて浸水させておきましょう。そうすれば、ガスコンロの自動炊飯機能を使って、帰宅してすぐにボタン一つで簡単においしいご飯を炊くことができます。ガスコンロを使ったおいしいご飯の炊き方は、以下のサイトを参考にしてみてくださいね。

毎日ご飯を炊くのは面倒という方は、おいしく炊いたご飯を上手に保存すれば、炊きたてと変わらない味を楽しむこともできますよ。以下のサイトも参考にしてみてくださいね!

それでは、一週間の一汁一菜献立のスタートです!
下ごしらえした食材がどんな料理に変身するのか、楽しみですね。

冬になると食べたくなる牡蠣が主役です。グリルしたかぶとパプリカを合わせて中華炒めにしました。牡蠣の出汁を凝縮して作るオイスターソースで調味すればダブルの旨み効果です。カラフルな中華スープはほうれん草、ニンジン、豆腐、溶き卵が入り栄養たっぷり。旬の恵みをおいしくいただける一汁一菜献立になりました。

ホッと優しい洋風一汁一菜献立です。メイン料理は淡いサーモンピンクのソースに、フリルにんじんを散らして見た目も食感も楽しいパスタです。鶏ひき肉を使って柔らかい味わいに仕上げましょう。サラダに加えるかぼちゃはグリルして旨味を凝縮させました。表面はパリッと中は甘味いっぱいのほくほく食感が楽しめますよ。

簡単なのにワンランク上の味わいになる一汁一菜献立です。主菜はおろし大根を仕上げに加えてさっぱりといただくみぞれ煮です。市販のめんつゆを活用すれば出汁を取る手間や、調味料の計量がいらないので手軽です。ショウガをプラスすれば風味良くいただけます。煮込む前に根菜をバターで炒めて作る味噌汁は濃厚な味わいです。

野菜の甘味が活きる洋風一汁一菜献立をご紹介します。チキンスペアリブはすりおろしタマネギを入れたタレに漬けてからグリルで香ばしく焼き上げました。パリパリに焼けた皮とジューシーなお肉がたまりません。一緒にいただくスープは、マッシュしたかぼちゃを入れて、優しい甘味が溶け出すまろやかな味わいに仕上げます。

醤油とオイスターソースにおろしショウガをプラスして、中華風のあんかけを作りました。小松菜のグリーンとパプリカのレッド、相対する色合いのコントラストが食欲をそそります。煮込むほどに甘さが引き立つ大根とシイタケを具材にしたスープを合わせましょう。お腹が大満足する中華の一汁一菜献立です。