疲れた体を元気にしたい木曜日には、食べ応えのある丼ぶりを主役にした一汁一菜献立はいかがでしょうか。
テリ焼きは通常、鶏肉を焼く、タレに絡めるまでをフライパンひとつで調理することが多いですが、今回はちょっとひと工夫。鶏肉とテリヤキソースを別々に調理してみましょう。
鶏肉をグリルで加熱して、焼き上がってからテリヤキソースに絡めます。こうすると焼き鳥屋さんで出てくるような香ばしさと、鶏肉のパリッと感が印象的な仕上がりになります。とろみをつけたソースがしっかりと肉に絡まってくれるので、食べ応えも抜群です。
こんなに手間暇かけた料理がどうして15分で作れるのか、その時短のコツは、週末の下ごしらえにあります。鶏肉は下味をつけて冷凍してあるので、当日の朝に冷蔵庫に移しておけば、あとはグリルで焼くだけです。
一緒にいただく味噌汁はバターで炒めた野菜を具材にして、コクと香りをアップさせました。こちらも下ごしらえで野菜を炒めてあるので、沸騰してからたった3分で完了する時短料理です。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
使用する下ごしらえ食材は「みそ汁用野菜(冷凍)」、「鶏モモ肉に下味をつけたもの(冷凍)」の2つです。
「みそ汁用野菜」は週末にタマネギ、ニンジン、サヤインゲンをバターで炒めておきました。根菜を大きく切って食感を楽しみたい時は下ごしらえの段階で8割方、火を通しておきます。そうする事で15分という時短調理でもしっかり中まで柔らかく仕上がりますよ。
「鶏モモ肉に下味をつけたもの」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移しておきましょう。
「テリたま親子丼」の材料(4人分)
鶏モモ肉に下味をつけたもの・・・全量
[A]
砂糖・・・大さじ2と1/2
水・・・大さじ5
めんつゆ(3倍濃縮タイプ)・・・大さじ4
片栗粉・・・小さじ1
サヤインゲン・・・40g
卵・・・4コ
塩・・・適量
サラダ油・・・適量
ご飯・・・適量
刻みのり・・・適量
「炒め野菜のコクうま味噌汁」の材料(4人分)
みそ汁用野菜・・・全量
[A]
水・・・3カップ
顆粒和風だし・・・小さじ1/2~1
味噌・・・約大さじ2
ガスコンロで同時調理に挑戦!
味噌汁にはお鍋、親子丼にはグリル、小鍋、フライパンと2つの熱源と2つの調理器具を使います。
時短料理を手助けしてくれるのは下ごしらえだけではありません。コンロの機能も活用しましょう。まずはご自宅のグリルの機能を再チェック。グリルタイマー機能付きなら設定した時間になると自動で消火してくれますし、両面水なしグリルなら途中で食材を返す手間がいりませんよ。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
3つの熱源を駆使する今回の献立は、一見慌ただしいように見えますが、工程表があれば難なく15分で出来上がります。
鶏モモ肉をグリルに並べて焼くタイミングや、テリヤキソースを作るタイミングは最初にしっかり確認しておきまょう。
食材と調味料、調理器具をすべて揃えたら調理スタートです。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理が出来上がります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
グリルで焼いて香ばしく!「テリたま親子丼」
甘辛いテリ焼きチキンにふわふわ卵を合わせて丼ぶりにしました。テリ焼きは鶏肉をグリルで焼いてからソースを絡めます。いつもとちょっと差がつく香ばしい仕上がりに家族も大喜びしてくれそうです。テリヤキソースにも時短アイデアを。めんつゆベースのタレに片栗粉を入れて加熱しながらとろみをつけてしまいましょう!
バターが決め手!「炒め野菜のコクうま味噌汁」
バターで炒めた野菜を具材にしました。味噌汁にバターの風味とコクがプラスされて満足感がアップしますよ。加熱に時間のかかる根菜は週末に下ごしらえしておきましょう。あらかじめ火を通しておいた材料を使えば当日の加熱時間はたった3分でOK。また、炒めることで野菜の甘味が増して、味噌汁のコクがさらにアップします。