今週もやっと折り返し地点ですね。
水曜日は旬の冬野菜を主役にした中華の一汁一菜献立です。
冬野菜は寒くなればなるほど甘くなってきます。
それは、気温が下がることによって野菜の中の水分が凍らないように根や葉に糖分を蓄えるためといわれています。
水なら凍ってしまう温度でも、同じ温度で砂糖を入れた水だと凍らない、ということを子どもの頃に理科の実験で勉強した記憶があるかもしれませんね。野菜にとっては自身の身を守るための変化ですが、私たちにとっては嬉しい変化。12月に入り冬も本番です。今回は甘味を蓄え始めた冬野菜を中華風に仕立てました。
冬の食卓に登場する頻度が増える白菜はお鍋の具材になることが多いですが、今回は中華風のクリーム煮にしていただきましょう。
大玉でずっしりと重い白菜は、1/4にカットして売られているものでもまな板を占領してしまうほど。葉をはがしたり、大きなザルを用意したりと切るだけでも準備に手間取ります。
週末の下ごしらえの際にざく切りにしておくだけでも、平日の作業がスムーズにできますね。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
使用する下ごしらえ食材は「冷凍シメジ(冷凍)」、「ハクサイを切ったもの(冷凍)」、「豚モモ肉に下味をつけたもの(冷凍)」の3つです。
「冷凍シメジ」、「ハクサイを切ったもの」は冷凍のまま使用します。
「ハクサイを切ったもの」は水曜日分350gと金曜日分150gを冷凍庫に保存してあります。今日は量の多い方を冷凍のまま使用します。
「豚モモ肉に下味をつけたもの」も水曜日分200gと金曜日分300gに分けて冷凍庫に保存しました。量の少ない方を使いますので、当日の朝に冷蔵庫へ移しておきます。
「白菜と豚肉のクリーム煮」の材料(4人分)
ハクサイを切ったもの・・・350g
ニンジン・・・1/2本
冷凍シメジ・・・150g
豚モモ肉に下味をつけたもの・・・200g
片栗粉・・・適量
サラダ油・・・適量
水・・・1カップ
鶏ガラスープの素・・・小さじ2
牛乳・・・1カップ
水溶き片栗粉・・・適量
「キャベツの中華春雨スープ」の材料(4人分)
キャベツ・・・100g
ロースハム・・・2枚
春雨(乾燥)・・・20g
水・・・3カップ
鶏ガラスープの素・・・小さじ2
醤油・・・小さじ1
塩、コショウ・・・各適量
ゴマ油・・・適量
白ゴマ・・・適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
クリーム煮にはフライパン、中華春雨スープにはお鍋を使用します。
同時調理をする時にはコンロ調理タイマーが重宝します。時間の管理にはキッチンタイマーを使う方も多いと思いますが、コンロ調理タイマーとの違いは、設定した時間になると自動的に消火してくれるところです。実は、新しいガスコンロのほとんどの機種に搭載されている機能です。ご自宅のガスコンロにもあるのかどうか確認してみてくださいね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
今回はすべての食材を切ることから始めます。
15分で一汁一菜献立を作るためには工程表が欠かせません。
普段は頭の中で組み立てる工程でも、一目でわかるので便利ですね。
食材と調味料、調理器具をすべて手の届く場所に揃えたら、調理をスタートしましょう。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理が出来上がります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
ボリューム満点!「白菜と豚肉のクリーム煮」
冬が深まるにつれ、甘さを蓄え始める旬の白菜を主役にしました。鶏ガラスープのベースに牛乳のコクを加えて、中華風のクリーム煮に仕立てます。最後に片栗粉でとろみをつければ体がポカポカと温まりそうです。豚肉は片栗粉を薄くまぶしてから両面を焼きます。香ばしさとボリューム感が増して食べ応えも抜群になりますよ。
具だくさん!「キャベツの中華春雨スープ」
旨味をぎゅっと閉じ込めた冬キャベツをたっぷりと使ったスープです。キャベツは手でちぎり入れるから、時短にもなる上、ザクザクとした断面からスープの旨味が染み込みやすくなります。春雨は水戻しせずに、ハサミで切ってスープにそのまま入れます。つるんとした食感が加わり、具だくさんで食感が楽しいスープになりました。