ポカポカ陽気が心地いい5月の月曜日は、主菜にかつおの漬け丼、椀物に具沢山でボリューム満点の味噌汁を合わせて、旬の濃厚な旨味を楽しめる一汁一菜献立を作りました。
かつおの旬は年に2度訪れます。それぞれ春は「初がつお」、秋は「戻りがつお」と呼ばれて季節の風物詩、縁起物としても親しまれています。今の時期に出回る初がつおは身自体に脂が少なくてあっさりとしているのが特徴です。この味わいは今だけのもの。年に一度の楽しみとして食べておきたいですね。
新鮮なかつおは、できることなら買ったその日の内に食べたいところですが、マメに買い物に行けない時は迷わず漬けにしてしまいましょう。もともと漬けは鮮度の落ちやすい生魚をおいしくいただくための知恵なので、日持ちするようになるのはもちろんのこと、刺身とは違った味わいを楽しむことができるのも嬉しいポイントです。特に脂の少ないかつおやマグロなどの赤身魚と好相性。漬けにすることでねっとりむっちりとした濃厚な味わいに変わります。
週末の下ごしらえでは、かつおのサクを7~8㎜厚さに切ってから醤油ベースの漬け汁に漬け込んでおきました。今日は新タマネギのスライスと一緒に盛り付ければできあがり! 下ごしらえさえできていれば、さっと盛り付けるだけで作れる漬け丼は、時短料理にぴったりですね。青ジソを添えて、さっぱりと召し上がれ。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「カツオを漬けたもの(冷蔵)」です。
刺身用のサクを7~8㎜厚さに切ってから、醤油とみりん、酒を加えて作った漬け汁に漬けて冷蔵庫で寝かせておきました。漬け汁は調味料がたった3つ、しかも同量なのでとても覚えやすいのがポイント。このレシピを覚えておけば、前の晩余ったお刺身を漬けにして、表情が違う味わいを楽しむこともできますね。簡単でおいしい、とっておきの保存技です。
「かつおの漬け丼」の材料(4人分)
カツオを漬けたもの・・・全量
新タマネギ・・・1/2コ
青ジソ・・・10枚
オリーブ油、塩・・・各適量
ご飯・・・適量
「豆もやしの具沢山味噌汁」の材料(4人分)
豆モヤシ・・・1袋(約200g)
ニンジン・・・1/2本
ナメコ・・・1袋
絹ごし豆腐・・・100g
ゴマ油・・・適量
[A]
水・・・3カップ
和風だしの素・・・小さじ1
味噌・・・約大さじ2
ガスコンロで同時調理に挑戦!
片手鍋で味噌汁を作ります。主菜の調理にはコンロを使いません。
今日は使用する鍋がたったひとつだけなので、コンロ前に立つ時間が必然的に短くなります。そんな時こそコンロ調理タイマーを活用しましょう。この機能は、設定した時間になると自動で消火までしてくれます。これなら、加熱のし過ぎを防いで、エネルギーも無駄になりませんね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
味噌汁を煮込んでいる間に主菜をパパっと作ります。手順はシンプルですが、15分で作るためには工程表をしっかり確認してから始めましょう。
また、今日使う食材は最初にキッチンの手に届く場所に揃えてくと便利です。こうしておくだけで冷蔵庫とキッチンを往復する手間がなくなるので更に時短になりますよ。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでできたてを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
漬けるだけで絶品!「かつおの漬け丼」
5月は初がつおの時期。この時期のかつおは脂が少なく、さっぱりと引き締まった身が特徴です。お刺身としても十分おいしいですが、漬けにすることでねっとりと濃厚な味わいに変わります。今日は白ゴマとショウガをたっぷり加えた醤油ダレに漬け込みました。新タマネギのスライス、青ジソと一緒に香り良くいただきましょう。
シャキシャキ!「豆もやしの具沢山味噌汁」
シャキシャキとした豆もやしが食感のアクセント。他に、ニンジン、ナメコ、絹ごし豆腐を加えて具沢山でボリューム満点の味噌汁に仕上げました。いつもの材料で作るシンプルな味噌汁でも、ひと工夫! 材料を炒めてから煮込んでコクと深みをプラスします。サラダ油よりも、風味のいいゴマ油を使えばグッと味わい良くなりますよ。