「宮保蝦仁(ゴンパオシャーレン)~海老とカシューナッツ・四川唐辛子・花椒古焦がし炒め~」の材料(4人分)
むき海老・・・8尾
塩、コショウ・・・各少々
[A]
全卵(溶いたもの)・・・大さじ2
片栗粉・・・大さじ1/2
長ネギ・・・40g
マコモダケ(※1)・・・40g
カシューナッツ・・・30g
[B]
朝天唐辛子(※2)・・・15g
花椒(粒)※3・・・2g
サラダ油・・・適量
[C]
砂糖・・・大さじ1
醤油・・・大さじ1と1/2
米酢・・・大さじ1/2
酒・・・大さじ1
中国たまり醤油・・・大さじ1
黒酢・・・大さじ1
水溶き片栗粉・・・大さじ1
香菜・・・適量
※1 イネ科の多年草であるマコモの根元にできる、肥大した茎の部分のこと。
中国料理でよく使われる食材のひとつ。
※2 四川料理に欠かせない唐辛子。
一般的な赤唐辛子に比べて風味が豊かで、すっきりした辛味が特徴。
※3 ホアジャオ。カホクザンショウの果皮を乾燥させた香辛料のこと。
【作り方1】
海老は背割りにして背ワタを取り除き、塩、コショウで下味をつけ、Aを混ぜ合わせます。
長ネギは1.5cm幅の小口切りに、マコモダケは1.5cm角に切ります。
Cはすべてボウルに合わせます。
【作り方2】
鍋に油を入れ、温度調節機能を140℃に設定し点火します。
設定温度になったらカシューナッツを入れて揚げ、取り出します。
続いて海老を入れ、5割ほど火が入ったら取り出します。
【作り方3】
フライパンに【2】の油適量を熱して長ネギとマコモダケを加え、中火で香ばしくなるまで炒めて取り出します。
【作り方4】
同じフライパンに【2】の油少々とBを入れ、弱火で炒めます。
色が黒っぽくなり香ばしい香りがしてきたら、【2】の海老と【3】を加えます。
合わせたCを全体に注ぎ入れて強火にし、3秒たったら一気に混ぜ合わせ、最後にカシューナッツを加えて仕上げます。
【作り方5】
器に盛り、香菜をのせます。
田村亮介(「麻布長江 香福筵」料理長)
1977年、東京都生まれ。家業が中華料理店という環境で育ち、小学生のころから厨房に出入りし、店を手伝っていた。調理専門学校卒業後、横浜中華街、都内の料理店を経て、「麻布長江」へ。その後、台湾で精進料理・四川料理を学ぶ。2009年5月より「麻布長江 香福筵」のオーナーシェフに就任。素材を生かした料理に定評があり、メディアや料理教室などでも活躍。取材協力:麻布長江 香福筵公式サイト
台湾の四川料理店で働いていた時に覚えた料理であるのと同時に、四川の香り・味・色合いが揃っている料理です。四川料理は麻婆豆腐が有名ですが、このレシピも中国ではとても有名な料理ですので、是非100年後にも残っていてほしいと思います。