「筑前煮」の材料(4人分)
里芋・れんこん…各150g
人参・ごぼう…各100g
筍(下茹でしたもの)…100g
こんにゃく…150g
鶏肉…200g
椎茸…4枚
【煮汁】
A
水…800ml
醤油…50ml
薄口醤油…50ml
みりん…100ml
砂糖…30g
昆布(5cm×5cm角)…1枚
絹さや(茹でたもの)…適量
【作り方1】
里芋は皮をむいて4つに切ります。
れんこん、人参、ごぼうは皮をむき乱切りに、筍も乱切りにします。
こんにゃくはスプーンでちぎります。
鶏肉は一口大に切り、椎茸は軸を除いて4つに切ります。
【作り方2】
【作り方1】のこんにゃくをたっぷりの水とともに鍋に入れて火にかけ、3分程茹でます。
その他の【1】の材料はザルに入れ、沸騰した湯に30秒~1分程つけて水気をきります。
【作り方3】
鍋にAと、鶏肉以外の材料を入れ、落し蓋をして中火で煮ます。
コンロ調理タイマー 10分~
煮汁が半分くらいに煮詰まったら鶏肉を加え、里芋が煮崩れる手前で火を止めます。
【作り方4】
器に盛り、絹さやを散らします。
野﨑洋光 「分とく山」総料理長
1953年福島県生まれ。武蔵野栄養専門学校を卒業後東京グランドホテル、八芳園を経て、「とく山」の料理長に就任。1989年「分とく山」を開店。現在は5店舗を総料理長として統括している。伝統の日本料理界に新風を吹き込み、NHKを中心にテレビでも活躍中。著書多数。今は昔と違ってどこでも新鮮な野菜が手に入ります。だから、下ごしらえが必要なダシはいりません。野菜の甘みで充分おいしいのです。野菜の甘みと醤油とみりんでつくる「八方だし」これが日本の食文化で培われた旨みなのです。簡単な調理方法でできる家庭料理こそ原点であり、100年後も伝わるものではないでしょうか。