「五目ちまき」の材料(4個分)
もち米…2/3カップ
豚ロース肉…1枚(約70g)
[A]
醤油…小さじ1
砂糖…小さじ1/2
紹興酒…小さじ1
五香粉…少々
干しエビ…8g
ぬるま湯…大さじ2
タマネギ…1/6コ
茹でタケノコ…30g
干しシイタケ(戻す)…1枚
ウズラ卵(茹でる)…4コ
サラダ油…小さじ2
[B]
水+干しエビの戻し汁…1/2カップ
醤油…小さじ1
砂糖…小さじ1/3
塩…小さじ1/6
竹の皮…4枚
【作り方1】
豚ロース肉はスジ切りをして、合わせたAに一晩つけ込みます。
両面焼きグリル 上・下強火 約8分
※片面焼きグリルの場合
上記(両面焼きグリルの場合)の設定時間の約半分が経過したところで食材を裏返し、様子を見ながら逆の面を焼いてください。片面焼きグリルの場合は両面焼きグリルより全体の焼き時間が長くなります。(コンロの機種や食材によって異なります。)
【作り方2】
干しエビは粗く刻み、タマネギ、茹でタケノコ、干しシイタケは7㎜角に切ります。
【作り方3】
1を1.5cm角に切り、ウズラ卵は殻をむきます。
【作り方4】
中華鍋を熱してサラダ油を入れ、タマネギを炒めます(中火)。
香りが出たら残りの2を加えて炒め、Bともち米を入れます。
時々混ぜながら汁気がなくなるまで煮ます(中火)。
【作り方5】
竹の皮をふいてひも用に端を細く切り取リ、3と4を等分にして包みます。
【ちまきの包み方】
・ひも用に端を細く切り取ります。・じょうごのような形を作って具を入れます。
【作り方6】
竹の皮を具にかぶせて三角形になるよう形を整え、余った竹の皮を折り返し、その後ひもで結びます。
【作り方7】
蒸気の上がった蒸し器でコンロ調理タイマーを30分に設定し蒸します(強火)。
「五目ちまき」のコツ・ポイント
※<注意>肉や魚など脂の出る料理には、焼き網の下にアルミホイルを敷かないでください(アルミホイルにたまった脂が発火し、火災や機器の損傷の原因になります)
・竹の皮は乾燥で中サイズ1枚(約8g)のものを使いました。
【五目ちまきの起源】
・ちまきは中国、発祥の料理で、日本には平安時代ごろ伝わりました。
旧暦の5月5日は「端午節」といい中国では伝統的な祭日です。中国の戦国時代「楚」の愛国詩人・屈原が政界から追われて失望し、河に身を投じた日とされています。屈原を慕い尊敬する人々が多くの船を出して捜しましたが見つからず、河に住む竜に亡骸を食べられないよう飯を竹筒に入れ、竜が嫌う五色の絹糸で縛ったものを投げ入れました。この故事から、端午節に屈原の死を供養してちまきを食べる習慣が残りました。
米の他に味つけした肉、塩漬け卵、なつめ、栗などの具や小豆餡などを加えているもの、米に色づけしたものも多く見られます。
・五香粉(ごこうふん、ウーシャンフェン)は、中国の代表的な混合香辛料です。桂皮(シナモン)、丁香(クローブ)、中国山椒(花椒)を基本に、小茴(フェンネル)、八角、陳皮、コショウ、甘草(カンゾウ)、ナツメグなどを混ぜて作られます。
五香粉の「五」とは「数種類の」という意味で、使われる香辛料は5種類に限りません。