月曜日は中華の一汁一菜献立をご紹介します。
お祝いの席などにいただく縁起物、鯛の魅力は縁起の良さだけではなく、その上品な白身にあります。今では鮮魚コーナーで年中見かけますが、春はいっそうおいしさを増す時期です。いただくなら断然今です。
今日はちょっと趣向を凝らしてオイスターソースと醤油で味付けをして中華風の蒸し物にしました。シンプルな塩焼きもいいですが、ちょっと手間をかけてあげるだけでお店の味にグッと近づきますよ。
週末の下ごしらえでは、鯛に下味を付けて冷蔵庫に保存しておきました。そろそろ鯛の身の芯まで味が染み渡ってきた頃です。今回のようにすぐに使用する場合は冷蔵保存でもいいのですが、すぐに使用しない場合は、下味を付けて冷凍しておくのがおすすめです。味噌漬け、塩麹漬け、洋風オイル漬け、みりん醤油漬けなど味付けをアレンジしておくのもいいですね。いつでも使えるストック食材として重宝すること間違いありません。
一緒にいただくのは、豆苗と鶏ささみのスープです。豆苗のシャキシャキ感と片栗粉をまぶした鶏ささみのつるんとした喉越しが絶妙です。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「タイに下味をつけたもの(冷蔵)」です。
鯛の下味にはオイスターソースと醤油を使いました。液状の調味料で下味冷凍する時は保存袋を活用しましょう。そうすることで使用する調味料を最小限に抑えることができます。まず、袋に材料を加えたらよく揉み込みましょう。そして袋の口を閉める時は空気の隙間ができないように注意します。魚と調味液が密着していれば満べんなく調味液を染み渡らせることができますよ。
「鯛の中華蒸し」の材料(4人分)
タイに下味をつけたもの・・・全量
水・・・1/2カップ
長ネギ・・・1本
パプリカ(赤)・・・1/2コ
塩・・・ひとつまみ
ゴマ油・・・大さじ2
「豆苗と鶏ささみのスープ」の材料(4人分)
豆苗・・・1パック
鶏ササミ・・・3本
塩、酒・・・各適量
片栗粉・・・大さじ1
[A]
水・・・3カップ
鶏ガラスープの素・・・小さじ2
酒・・・大さじ1
塩、コショウ・・・各適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンでは中華蒸しを、片手鍋ではスープを作ります。
鯛は加熱しすぎると身のおいしさが流れ出てしまうので、加熱時間を守って調理しましょう。加熱しすぎを防ぐためにはガスコンロの便利な機能を活用すると安心です。コンロ調理タイマーなら、設定時間になるとコンロが自動で消火してくれます。時計を気にして、そわそわしながら調理の手を動かすよりも、断然気持ちに余裕ができますね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
中華蒸し、スープ、中華蒸し、とテンポよく交互に調理しましょう。
この工程表は完成までの一番の近道をまとめてあります。これさえあれば頭の中であれこれ手順を組み立てる必要がなくなります。
使用する食材はキッチンの手に届く場所に揃えてくと便利です。こうしておくだけで冷蔵庫とキッチンを往復する手間がなくなるので、更に時短になります。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
熱々ゴマ油で仕上げる「鯛の中華蒸し」
上品な白身がおいしい鯛は、ちょっと趣向を凝らして中華蒸しにします。料理名だけ聞くと難しそうに感じますが、作り方は簡単です。オイスターソースと醤油で作った調味液に漬けておいた鯛をフライパンでさっと蒸すだけ。ふっくらと蒸し上がった鯛の上から、熱々のゴマ油をかけて香り豊かに仕上げましょう。
シャキシャキ!「豆苗と鶏ささみのスープ」
豆苗のシャキシャキ食感と鶏ささみでボリュームを出した中華スープです。脂肪分が少ない鶏ささみは、ダイエット中の方にとっては定番の低カロリー食材ですが、加熱の仕方や時間を間違うとパサつきがちなのが悩みどころです。そんな時には片栗粉をまぶしてみてください。表面がつるんと喉越しよく仕上がりますよ。