日に日に寒さが増してくる12月の火曜日は、定番料理においしいアイデアをプラスした和の一汁一菜献立をご紹介します。
豚バラ巻きというと、アスパラガスやニンジンなどの根菜がまっ先に頭に浮かびませんか? 今日はちょっと珍しく葉物野菜を使った変わり肉巻きにトライしてみましょう。濃厚な脂の豚バラ肉に、シャキシャキとした歯ごたえの水菜がとても良く合います。味付けにもちょっと一工夫。根菜で作る肉巻きは甘辛タレに絡めていただくことが多いですが、今日はさっぱりとした水菜です。ポン酢醤油とオリーブ油を同量に合わせたドレッシングで召し上がれ!
横に添えるのは大根とニンジン、厚揚げを具材にしたお味噌汁です。厚揚げはグリルで表面を香ばしく焼いてから使います。スープに香ばしさがプラスされて深みが増しますよ。いつもの具材に飽きてきた時におすすめです。
肉巻きに使う水菜と、味噌汁に加える大根は週末に洗ってカットしておきました。どちらもとても簡単で、ほんの少しの下準備ですが、今日の調理でこの作業が省けることで、無理なく15分で献立が仕上がります。また、こうして下ごしらえしておけば、かさばりがちな冬野菜が小さくまとまるので、野菜室が見渡しやすくなりますね。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「水菜を切ったもの(冷蔵)」と「ダイコンを切ったもの(冷凍)」の2つです。
「ダイコンを切ったもの」は冷凍のまま使用します。週末にいちょう切りにして、火曜日分と木曜日分に分けておきました。どちらも同量なので間違えることもありませんね。大根は丸ごと1本購入してもどうしても使い切れない時があります。そんな時は使いやすいサイズにカットして冷凍保存がおすすめです。
「水菜の豚バラ巻き」の材料(4人分)
豚バラ肉(薄切り)・・・12枚(約300g)
水菜を切ったもの・・・全量
塩、コショウ・・・各適量
片栗粉・・・適量
シイタケ・・・6枚
ミニトマト・・・8コ
サラダ油・・・適量
[A]
ポン酢醤油・・・大さじ4
オリーブ油・・・大さじ1
「大根と厚揚げの味噌汁」の材料(4人分)
ダイコンを切ったもの・・・200g分
ニンジン・・・1/3本
厚揚げ・・・1枚
[A]
水・・・3カップ
和風だしの素・・・小さじ1
味噌・・・約大さじ2と1/2
ガスコンロで同時調理に挑戦!
まず最初に、グリルで味噌汁に入れる厚揚げを焼きます。その後、フライパンでは豚バラ巻きを、片手鍋では味噌汁を作ります。
今日はフライパンで豚バラ巻きを焼く時に温度調節機能を、味噌汁の加熱にはコンロ調理タイマーを使用しましょう。どちらもボタン1つで火加減や時間管理ができる便利機能です。設定温度や時間になるとピピッと音でお知らせしてくれるので安心してコンロに調理をお任せすることができますよ。毎日使える機能なので、もしご自宅のガスコンロに搭載されていればどんどん活用してくださいね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
調理を始める前に、厚揚げをグリルするタイミングやスープを火にかけるタイミングを工程表でチェックしましょう。
15分で一汁一菜献立を作るためには、すべての食材と調味料をキッチンに揃えておくことも大切です。あれがない、これがない、と探し回ることがなくなるので結果的に時短に繋がりますよ。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
ポン酢でさっぱり「水菜の豚バラ巻き」
水菜を豚バラ肉で巻きました。濃厚な脂がおいしいバラ肉とみずみずしい水菜を合わせることで、こってりとさっぱりの両方を交互に楽しめますよ。水菜のシャキシャキとした歯ごたえがアクセントになります。焼きシイタケとトマトを彩りよくあしらって、ポン酢醤油とオリーブ油で作る簡単ドレッシングで召し上がれ。
グリルで美味しさUP「大根と厚揚げの味噌汁」
大根とニンジン、厚揚げを具材にしたお味噌汁です。厚揚げはひと手間かけてグリルで表面を香ばしく焼き上げましょう。こうすることで、油抜きの手間が省ける上に、スープに深みが増して、いつもの味わいとはガラッと印象が変わります。軽い焦げ目も立派なスパイスです。アクセントとして風味を楽しんでくださいね。