週の折り返し地点水曜日。週末に向けて、おいしく上手に過ごしましょう。
今日はシンプルながらも味わい深い中華の一汁一菜献立はいかがでしょうか。
カブと豚肉を塩で炒めて、ピリリとコショウのアクセントを効かせていただきます。
旬のカブをおいしくいただくために、週末の下ごしらえで、カブをグリルで焼いておきます。実はグリルは、1分間で庫内が約300℃まで上がるパワフルな熱源です。そのグリルで野菜を焼けば、一気に表面を焼くことができるので旨味をギュッと凝縮させることができます。甘味を蓄えて熟成した冬野菜が、さらに甘く、旨味を感じられる仕上がりになります。
一緒にいただく中華スープは市販のザーサイを活用します。
味付きザーサイなら、煮込めば出汁にもなるので他の調味料はほとんどいりません。シャキシャキと歯ごたえのいい具材にもなるので、一石二鳥の食材ですね。トマトの酸味をプラスすれば、簡単に酸味と旨味のバランスがとれたスープが作れますよ。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回の下ごしらえ食材は「カブを焼いたもの(冷凍)」、「豚バラ肉を切ったもの(冷凍)」の2つです。
「カブを焼いたもの」は冷凍のまま使用します。
「豚バラ肉を切ったもの」は水曜日分の400gと金曜日分の300gに分けてラップにくるんで冷凍保存してあります。水曜日分の大きい塊を選んで、使用する日の朝に冷蔵庫へ移しておきましょう。下ごしらえの際に、間違えないようにマジックなどで印をつけておけば迷いませんね。
「カブと豚肉の塩炒め」の材料(4人分)
カブを焼いたもの・・・全量
豚バラ肉を切ったもの・・・400g分
カブの葉・・・150g
ショウガ(みじん切り)・・・1片分
サラダ油・・・適量
[A]
酒・・・大さじ2
塩・・・小さじ1弱
黒コショウ(粗びき)・・・適量
「トマたまザーサイスープ」の材料(4人分)
トマト・・・大1コ
チンゲン菜・・・1株(約100g)
ショウガ(すりおろし)・・・1片分
[A]
ザーサイ(味つき)・・・1ビン(約100g)
水・・・3カップ
鶏ガラスープの素・・・小さじ1/2
卵・・・1コ
コショウ・・・適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンでは塩炒め、片手鍋ではスープを作ります。また、週末の下ごしらえでは両面焼き水なしグリルを使用して、カブを香ばしく焼いておきました。
最近主流の両面焼き水なしグリルは、受け皿に水を張らずに加熱することができるので、調理後の掃除が格段に楽になりました。掃除の手間が減ると、グリルを使うハードルがぐっと下がりますね。おかげで、食材を焼く以外にも、揚げ物などのお惣菜の温め直しなど、ちょっとした調理に気軽に使うことができて重宝しそうです。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
今回の献立は塩炒めとスープの調理を行ったり来たりするので、必ず工程表で手順を確認しておきましょう。調理を始める前に頭の中でシミュレーションしておけばスムーズに手が進みます。
フライパンと片手鍋を用意したら、すべての食材と調味料をキッチンに揃えます。時短料理をする時は、必要な道具や食材を事前に出しておくことが大切ですよ。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
まるごと味わう「カブと豚肉の塩炒め」
旬のカブと豚肉のコクがマッチしたシンプルな塩炒めです。カブはグリルの強火で水分を飛ばしながら焼いて、甘さを凝縮させてから使います。酒と塩、たっぷりの粗びき黒コショウをアクセントにしていただけば、食材の味が引き立ちます。カブの葉は柔らかくて栄養満点です。旬の食材を余すところなくすべて使い切りましょう。
彩り鮮やか「トマたまザーサイスープ」
市販の味付きザーサイをスープにアレンジしました。おつまみに、炒めものにと使い勝手のいい味付きザーサイですが、煮込むとその深い味わいが染み出して本格的な中華風スープに変身します。そこにトマトの酸味を加えて、旨味と酸味のバランスのいい爽やかな仕上がりになりました。最後に溶き卵を加えて彩りよく仕上げましょう。