やっと週末。金曜日の食卓にぴったりな洋風ごちそう一汁一菜献立をご紹介します。
洋風料理に大根? と心配になる方もいるかもしれません。和風の炊き合わせや煮物、サラダ、中華風の味つけではよく使う大根ですが、洋風料理でも大活躍します。淡泊な味わいの大根はどんな料理にも合う名脇役。もちろん、トマトとオリーブ油やコンソメとベーコンなどとも好相性です。この時期の大根は1本丸ごと買うことも多いですが、和洋中どんな料理にも変身してくれるので、アレンジレシピでいろいろ楽しみたいですね。
ごちそうレシピのもう一品はクラムチャウダーです。
細かく切った野菜にアサリをあわせるクラムチャウダーは手間暇かかるイメージですが、週末の下ごしらえ食材と缶詰を使えば時短レシピに早変わり。かぼちゃ、タマネギ、ニンジンはバターで炒めるところまで下ごしらえしてあるので、当日は小麦粉を加えながら軽く炒めて、あとはアサリを缶詰の汁ごと入れて煮込むだけ。アサリの旨味が詰まっている缶汁が入れば本格的な味わいになります。かぼちゃを加えることで、ほんのりと甘みが加わって、ほっこりうれしい冬のスープができあがります。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「万能ネギを小口切りにしたもの(冷蔵)」、「冷凍キノコ2種(冷凍)」、「ダイコンをいちょう切りにしたもの(冷凍)」、「チャウダー用野菜(冷凍)」、「鶏モモ肉に下味をつけたもの(冷凍)」といつもよりも少し多めの5つです。これで今週の下ごしらえ食材も使い切りましたね。
「冷凍キノコ2種」、「ダイコンをいちょう切りにしたもの」、「チャウダー用野菜」は冷凍のまま使用します。 「鶏モモ肉に下味をつけたもの」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移動しましょう。
「チキンと大根のトマト煮」の材料(4人分)
鶏モモ肉に下味をつけたもの・・・400g分
小麦粉・・・大さじ1
ダイコンをいちょう切りにしたもの・・・300g分
冷凍キノコ2種・・・全量
ニンニク(すりおろし)・・・小さじ1/2
白ワイン・・・1/4カップ
オリーブ油・・・適量
[A]
カットトマト缶・・・1缶(400g)
コンソメスープの素(固形)・・・1コ
砂糖・・・小さじ2~
塩・・・小さじ1/3
コショウ・・・適量
万能ネギを小口切りにしたもの・・・適量
「かぼちゃのクラムチャウダー」の材料(4人分)
チャウダー用野菜・・・全量
薄力粉・・・大さじ1
[A]
アサリ(缶)・・・1缶(約130g)
水・・・1カップ
コンソメスープの素(固形)・・・1コ
牛乳・・・2カップ
塩、コショウ・・・各適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンでトマト煮、片手鍋でクラムチャウダーを作ります。
煮込む工程がメインの今回の料理では、コンロ調理タイマーを上手に活用しましょう。タイマーをセットしておけば、音でお知らせしてくれる上に自動で消火してくれるので、時計を気にせず洗い物やキッチンの後片づけができますね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
時短で同時調理をする時に心がけたいことは、食材と調味料をキッチンに揃えておくことと、あらかじめ調理の手順を確認しておくことです。
この工程表があれば全体の流れと手順をひと目で確認することができます。
調理の様子をイメージしてから調理を始めるとスムーズですね。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
旨みが染み込んだ「チキンと大根のトマト煮」
みずみずしくジューシーな大根を、チキンとトマトと一緒に煮込んだ洋風のごちそうレシピです。大根といえば和風や中華風の料理を思い浮かべがちですが、実はどんな味つけにも合う名脇役。洋風の食材とも相性ばっちりです。大根を5㎜厚に切り揃えることで、短時間でも味の染み込んだおいしい煮物ができあがりますよ。
ほっこり「かぼちゃのクラムチャウダー」
ジャガイモの代わりにかぼちゃを主役にしたクラムチャウダーです。アサリの缶詰を使うことで手軽に作ることができます。缶詰の汁はアサリのエキスが詰まっているので、汁ごと加えてスープの出汁にしましょう。かぼちゃやタマネギ、ニンジンはよく炒めることでコクと甘みが引き出されます。とっておきの冬のごちそうスープのできあがりです!