週の真ん中、水曜日は大忙しの方も多いと思います。
今日はこの時期の根菜を主役にした一汁一菜献立をいただきます。
主菜は甘辛く炒め煮にしたごぼうと牛肉を具材にした混ぜご飯です。副菜は里イモとベーコンのミルクスープ。週末にグリルで焼いて下ごしらえしておいた里イモを入れました。
最近の新常識になりつつありますが、実はごぼうの下処理にアク抜きや皮むきは必要ありません。
アクというものは、えぐみや渋み、苦みを指しますがごぼうにはこのアクにあたる成分が含まれていません。
けれど、ごぼうを水にさらしていると水が茶色く変化してきます。これは一見アクのように見えますが、ポリフェノール成分が溶け出して黒く変色したものなのです。
むしろどんどん取り入れていきたい栄養素なので、水で洗い流してしまってはもったいない! 水にさらすのは1、2分にとどめておきましょう。
また、皮を剥いてしまうと独特の香りや旨味、栄養素を捨ててしまうことになります。泥を洗い落とし、気になる部分を包丁の背でこそぎ落す程度にしておきましょう。
旬の野菜の香りも栄養素も余すところなくいただくために、ぜひ覚えておきたいですね。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今日使用する下ごしらえ食材は「万能ネギを小口切りにしたもの(冷蔵)」、「ゴボウとショウガを炒めたもの(冷凍)」、「サトイモを焼いたもの(冷凍)」、「牛モモ肉(冷凍)」の4つです。
使用する日の朝に冷蔵庫へ移しておく食材は「ゴボウとショウガを炒めたもの」と「牛モモ肉」です。
「サトイモを焼いたもの」は冷凍のまま使用します。
「ごぼうと牛肉の混ぜご飯」の材料(4人分)
牛モモ肉・・・250g
ゴボウとショウガを炒めたもの・・・全量
[A]
砂糖・・・大さじ2
醤油・・・大さじ2
酒・・・大さじ2
ゴマ油・・・適量
ご飯(温かいもの)・・・800g
万能ネギを小口切りにしたもの・・・適量
「里イモとベーコンのミルクスープ」の材料(4人分)
サトイモを焼いたもの・・・4コ分
ニンジン・・・80g
ベーコン(塊)・・・100g
水・・・2カップ
牛乳・・・1カップ
顆粒和風だし・・・小さじ1/2~1
味噌・・・約小さじ4
コショウ・・・適宜
ガスコンロで同時調理に挑戦!
混ぜご飯の具材にはフライパン、ミルクスープにはお鍋を使います。
別の料理に気を取られてお鍋を焦がしてしまった経験はありませんか? 最新のガスコンロには調理タイマー機能が搭載されている機種が増えました。料理や片付けを同時進行していても、設定時間になると音でお知らせして、コンロが自動で消火してくれます。この機能があれば、色々な作業を同時進行していても安心ですね!
工程表を確認しながら作ってみましょう!
まずは、工程表をチェックしましょう。
大まかな流れを把握しておくと次に何をしよう? と手を止める時間がなくなりますよ。
すべての食材と調味料を冷蔵庫から出しておけば、さらに調理がスムーズになります。
今回は煮ると炒める、を並行して調理します。
しっかり工程表で予習したら、調理スタート!
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理が出来上がります。
あとは、食卓へ運んで出来立てを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
旨味たっぷり!「ごぼうと牛肉の混ぜご飯」
根菜らしい独特の香りが特徴のごぼうと牛肉は相性抜群! ごぼうは大きめにカットして存在感を出します。透き通る位まで炒めればやわらかくなり、牛肉の旨味と甘辛いタレもしっかりと染み込みます。白いご飯に混ぜ込むだけなので、残りご飯や冷凍ご飯があればすぐに作れてお手軽ですね。
ほっこり「里イモとベーコンのミルクスープ」
今が旬の里イモ料理の登場です。和食に使うことが多い里イモですが今回は和と洋のいいとこどりのスープに仕立てました。味のベースは和風出汁と味噌。具材にベーコンを加えて最後に牛乳でコクと旨味をプラスしました。ジャガイモとは違った、ねっとりとした食感とずっしりとした食べ応えで寒い時期にぴったりのスープですね。