週の中盤の水曜です。今日は具だくさん根菜カレーをメインにした一汁一菜献立です。
今回のレシピは、いつものカレーに必須のルーを使いません。
小麦粉や油分の多いルーを使うと、どっしりと仕上がりますが、このレシピでは和風出汁をベースにして片栗粉でとろみをつけます。あっさりとしたお蕎麦屋さんで食べるカレーのイメージでしょうか。
ルーを切らしていた! ルーのストックが足りない! などという時でも手軽に作れますね。
野菜はたっぷりと、タマネギはもちろんのこと、サトイモ、レンコン、ニンジンと、冬に近づき、旬を迎える根菜類をたくさん入れました。
冬が旬の野菜は自身の水分を減らして、糖分を根に蓄えながら育つと言われています。一年中流通している根菜類でも、旬のもつパワーは別格ですよ。
週末に下ごしらえしておいた茹で豚がここでも大活躍。茹で汁は捨てずに、カレーの出汁にプラスしましょう。根菜の旨味と甘味、茹で豚の旨味がスープに溶け出したカレーの出来上がりです。
一緒にいただくスープは、やはり旬の根菜さつまいもと旬の果物のりんごを合わせました。甘さが優しい、デザート風ポタージュです。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
使用する下ごしらえ食材は「茹で豚(冷蔵)」、「カレー用香味野菜(冷凍)」、「リンゴをすりおろしたもの(冷凍)」の3つです。
冷凍保存してある食材はそのまま使用しますので解凍の必要はありません。
リンゴは空気に触れると、たちまち茶色く変色してしまいますね。
すりおろすと空気に触れる面積が増えるのでさらに変色は早まります。味に影響はないのですが、きれいなリンゴの色を残しておきたい時は冷凍保存がおすすめです。
根菜カレーに使用するカレー粉は、開封したてだと辛いため、辛いのが苦手な方やお子さん向けには少なめの分量で作るといいでしょう。
「具だくさん根菜カレー」の材料(4人分)
茹で豚・・・400g
カレー用香味野菜・・・全量
サトイモ・・・4コ(約240g)
レンコン・・・150g
ニンジン・・・1/2本
カレー粉・・・大さじ2~3
サラダ油・・・適量
茹で豚の汁・・・4カップ
めんつゆ(3倍濃縮タイプ)・・・大さじ4
酒・・・大さじ2
塩、コショウ・・・適量
水溶き片栗粉・・・適量
ご飯・・・適量
「さつまいもとりんごのポタージュ」の材料(4人分)
サツマイモ・・・正味200g
リンゴをすりおろしたもの・・・1/2コ分
バター・・・15g
水・・・3/4カップ
牛乳・・・1と1/2カップ
生クリーム・・・1/2カップ
塩・・・少々
シナモン・・・少々
ガスコンロで同時調理に挑戦!
カレーにはフライパン、ポタージュには小鍋を使用します。
フライパンでカレーを作る? と心配になるかもしれませんね。フライパンは鍋底の面積が広いので火に接する面積も多くなります。ですので加熱が早いという利点があります。
じっくり、ぐつぐつと煮込みたい料理では深鍋を使って鍋の中を対流させると熱効率もいいですが、今回の様に炒めることがメインのレシピならばフライパンを使うと加熱時間が短縮できて、料理が早く仕上がりますよ。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
今回の根菜カレーはカレールーを使わないレシピです。
いつものカレー作りの手順とは少し違いますので、最初に工程表に目を通してから調理を始めましょう。
すべての材料をキッチンに揃えておけば、欲しい時にすぐに手が届くので調理がスムーズに進みますよ。
まずは根菜を切るところから、調理スタート!
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理が出来上がります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
茹で豚入り「具だくさん根菜カレー」
カレールーを使わずに作る、お手軽カレーです。味の基本はカレー粉とめんつゆです。根菜と豚肉の旨味が溶け出したスープに合わせたら、水溶き片栗粉でとろみを付けて完成! 和風出汁が香る、あっさりとお腹に優しい仕上りです。このカレーならご飯だけでなく、うどんや蕎麦とも相性がいいですよ!
優しい甘さ!「さつまいもとりんごのポタージュ」
さつまいもとりんごの甘さが優しい、デザート風スープです。バター、牛乳、生クリーム、シナモンが入り、スイーツの材料かと見間違えてしまいそうですが、冷やしても温めてもおいしいポタージュが出来上がります。ミキサーにかけるので滑らかで口当たりよく、秋の気配がする優しい甘さのポタージュになります。