「洋葱炒牛柳(ヨンチョンチャウガウラウ)~牛フィレ肉と玉ねぎの黒豆炒め~」の材料(4人分)
牛フィレ肉…150g
[A]
塩・コショウ…ひとつまみ
水…大さじ1
溶き卵…1個分
片栗粉…大さじ1
サラダ油…大さじ1
タマネギ…1個
シメジ…1/2パック
パプリカ(赤)…1/2個
パプリカ(黄)…1/2個
ニンニク(みじん切り)…少々
ショウガ(みじん切り)…少々
[B]
水またはスープ…大さじ2
醤油…小さじ2
砂糖…小さじ1
塩…少々
オイスターソース…小さじ2
水溶き片栗粉…大さじ1
ゴマ油…少々
サラダ油…適量
[C]
豆板醤…小さじ1/2
豆豉(※)…少々
※トウチ。黒豆の発酵調味料
【作り方1】
牛肉は細切りにし、Aをもみ込み下味をつけます。
【作り方2】
タマネギ、シメジ、パプリカは短冊切りにします。
Bはすべて混ぜ合わせます。
【作り方3】
フライパンを熱してセンサー解除(又は高温炒め)を設定します。
サラダ油大さじ2をなじませ、【1】を入れて8割位火を通し、取り出します。
【作り方4】
同じフライパンに少量のサラダ油を入れ、タマネギ、シメジを入れて中火で炒めます。
しんなりしたらニンニク、ショウガ、Cを入れて軽く炒め、香りが出てきたらパプリカを加えてさらに炒めます。
【3】を戻し、合わせたBを加えて全体によくからめ、器に盛ります。
加藤賢一(横浜ロイヤルパークホテル 中国料理「皇苑」料理長)
高校卒業後、「萬珍楼」、「品川大飯店」等で修行を積む。横浜ロイヤルパークホテル ニッコー(現 横浜ロイヤルパークホテル)開業とともに入社。中国料理「皇苑」へ配属。 副料理長を経て、料理長に就任。現在に至る。2003年 第二届東方美食国際大会 前菜の部・剥き物の部 金賞受賞。
URL:http://www.yrph.com/rest/kohen/
このお料理は中国伝統調味料であります黒豆を使用します。北方ではトウチー、南方ではタウシーと言い、大豆を蒸して発酵させ塩を加えて作る味噌の一種で、油で炒めると香りと旨みが増し、海鮮、肉類、野菜類や焼き物、蒸し物と幅広く使用され、いわば中国料理にしかない万能調味料であります。私はこの豆豉(トウチー)を使用した中国ならではの味、香りを100年後まで伝えたいと思いこの料理を選びました。