週の始まりの月曜日は軽やかに、あっさりといただける一汁一菜献立をご紹介します。
主菜には上品なあさりと白だしを使った、春らしいうどんを作ります。あさり独特の潮の香りがたまりません。特に今は産卵前で身に栄養をため込んでいる時期。身が肉厚になり、旨味も濃くなっています。基本的には1年中売り場に並ぶ食材ですが、旬を知っていればよりおいしくいただくことができますね。
ただ、砂抜きの工程に躊躇して普段の食卓に取り入れづらい、という話をよく耳にします。特に難しい方法ではありません。調理直前に砂抜きするのではなく、買って帰ったらすぐに海水と同じ3%程度の塩水に浸してアルミホイルなどをかぶせて暗くして、ゆっくりと砂を吐き出させるだけ。週末の下ごしらえで準備しておけば、当日はすぐに使うことができます。
うどんの具材にはグリルした油揚げと春キャベツを加えましょう。キャベツは週末の下ごしらえで不揃いにちぎって準備しておきました。ちぎってから保存すれば場所を冷蔵庫の場所も取りませんよ。
副菜には、みずみずしくて辛味が少ない新玉ねぎを使った豚しゃぶサラダを作ります。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「キャベツをちぎったもの(冷蔵)」、「砂抜きしたアサリ(冷蔵)」の2つです。
今週は春キャベツを1/2コ使用します。「キャベツをちぎったもの」は本日分と木曜日分の2つに分けて冷蔵庫で保存しています。どちらも同じ分量ですので、お好きな方を使いましょう。
「砂抜きしたアサリ」は一晩以上塩水に浸してあるので、そろそろしっかりと砂を吐き出してくれている頃ですよ。
「あさりと春キャベツのうどん」の材料(4人分)
砂抜きしたアサリ・・・全量
キャベツをちぎったもの・・・300g分
油揚げ・・・2枚
[A]
白だし・・・2/3カップ
水・・・5カップ
うどん(冷凍)・・・4玉
ショウガ(すりおろし)・・・20g
「新玉ねぎと豚しゃぶのゴマサラダ」の材料(4人分)
豚肉(しゃぶしゃぶ用)・・・200g
酒、塩・・・各適量
新タマネギ・・・1/2コ
キュウリ・・・1本
ニンジン・・・1/2本
[A]
すりゴマ(白)・・・大さじ2
砂糖・・・大さじ1
醤油・・・大さじ2
酢・・・大さじ2
ニンニク(すりおろし)・・・小さじ1/2
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンではうどんのかけ汁を、両手鍋ではうどんを茹で、かけ汁に加える油揚げはグリルで焼きましょう。
ほとんどの冷凍うどんはさっと茹でるだけで解凍することができます。見落としがちですが実は、茹で時間よりもお湯が沸くまでの時間の方が重要です。沸騰までの時間は少々予想しづらいのでガスコンロの麺ゆで機能を活用してみましょう。お湯が沸いたら音でお知らせしてくれるので、うどんを入れるタイミングを逃しません。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
今日は麺茹で、豚しゃぶ作りの両方にお湯を使います。コンロの上は湯沸かしがメインになりますので、お湯が沸くまでの時間に何をするかが時短の決め手になります。工程表で手順をしっかりと確認してから調理を始めましょう。
食材はキッチンの手に届く場所に揃えてくと便利です。こうしておくだけで冷蔵庫とキッチンを往復する手間がなくなるので更に時短になりますよ。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでできたてを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
白だしで簡単「あさりと春キャベツのうどん」
上品なあさり出汁がおいしいうどんです。かけ汁には市販の白だしをプラスして深みのある味わいに仕立てました。具材の油揚げはグリルで焼くことで油抜きが不要になる上に、香ばしさとサクッと食感が加わりますよ。爽やかな香りのおろしショウガをトッピングして召し上がれ!
旬の味「新玉ねぎと豚しゃぶのゴマサラダ」
みずみずしくて、辛味が少ない新玉ねぎをサラダにしていただきます。新玉ねぎはスライスして、キュウリとニンジンはピーラーでごく薄切りにして生のシャキシャキ食感を楽しみましょう。ボリューム満点の豚しゃぶを乗せれば食べ応えも増すのでおかずとしても〇。ゴマの風味が豊かな手作りドレッシングとの相性は抜群です。