週末が待ち遠しい金曜日がやってきました。今日は意外な組み合わせがおいしい洋風一汁一菜献立をご紹介します。
主菜は豚ロースのりんごソースソテーです。
果物を取り入れた料理を初めて作るという方は多いかもしれません。実は、お肉とフルーツソースを合わせる料理はフランス料理では定番中の定番。よく見渡せば、中国料理では酢豚にパイナップル、韓国料理では冷麺に梨など、色々な形で料理に使われていることに気づきます。その理由は、フルーティーな香りや甘み、酸味が食材の旨味を引き立ててくれて、料理のアクセントになるから。
週末の下ごしらえで、豚肉はりんごソースに漬けて下味冷凍しておきました。りんごはソースに加えれば甘味と酸味をプラスするだけでなく、お肉をやわらかくする効果も期待できます。ソースの隠し味には醤油を加えました。少し入るだけで、グッと身近に、洋風だけどどこか和を感じる仕上がりになります。
副菜には簡単コンソメスープを作ります。レタスとニンジン、ロースハム、ワカメ、それぞれの旨味が楽しめる仕上がりです。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「豚ロース肉に下味をつけたもの(冷凍)」のみです。
「豚ロース肉に下味をつけたもの」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移して半解凍させましょう。完全に解凍してしまうと肉がパサついて本来のおいしさが半減してしまう可能性があります。それは、ドリップと言われる肉の旨味と水分が流れ出してしまうため。半分解凍された状態なら旨味を閉じ込めつつ、カットや加熱がしやすくなりますよ。
「豚ロースのりんごソースソテー」の材料(4人分)
豚ロース肉に下味をつけたもの・・・全量
カブ・・・3コ
サラダ油・・・適量
塩、コショウ・・・適量
バター・・・20g
ミニトマト・・・適量
「レタスとワカメのスープ」の材料(4人分)
レタス・・・1/3コ
ニンジン・・・1/3本
ロースハム・・・4枚
ワカメ(乾燥)・・・3g
[A]
水・・・3カップ
コンソメスープの素(固形)・・・1コ
コショウ・・・各適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンでは豚ロースのソテーを、グリルでは付け合わせのカブを焼き、片手鍋ではスープを作ります。
最近のガスコンロにはグリルタイマー機能が搭載されていることが多くあります。これは、好みの時間をセットしておけば、設定した時間でグリルが自動消火してくれる嬉しい機能です。コンロの下部にあるグリルはうっかり火を消し忘れてしまいがちです。最適の焼き上がりにこだわりたいなら、どんどんタイマーを活用していきたいですね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
3つの熱源を使用する今日の献立は、グリルに食材を入れるタイミングが肝です。調理を始める前に、しっかりと工程表を確認してくださいね。
また、すべての食材をキッチンに揃えておきましょう。こうしておくだけで欲しいものが直感的に手に取れるので、スムーズに調理が進みますよ。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
お肉やわらか「豚ロースのりんごソースソテー」
豚肉とりんごの感動的な出会いの一皿になりました。すりおろしりんごとタマネギで酸味と甘味を効かせたソースをたっぷりと絡めて豚肉をソテーしましょう。どこか和風に感じるのは隠し味に醤油を入れるから。絶妙なバランスで味をまとめてくれます。週末から漬け込んでおいた豚肉は驚くほどやわらかです。
食感が楽しい!「レタスとワカメのスープ」
さまざまな種類の具材を入れた簡単コンソメスープです。味付けはシンプルですが材料それぞれの旨味が楽しめる仕上がりです。ワカメとレタス、ロースハムは食卓に並べる直前にひと煮立ちさせるだけでOK。乾燥ワカメを水で戻す工程が省けますね。生でもおいしいレタスは食べる直前に加えて美しいグリーンを色鮮やかに残しました。