木曜日は、簡単なのに旨味いっぱいの中華の一汁一菜献立をご紹介します。特別な調味料を使わずに、ストック食材でパパっとおいしく作ることができるレシピは、この時期重宝しそうです。
主菜の炒め物はオイスターソースと醤油で炒め合わせます。牡蠣の旨味を凝縮したオイスターソースを使えば、それだけで味がピタっと決まります。スープはカニカマと乾燥ワカメを具材にすることで海の旨味を存分に楽しめる仕上がりになりました。食材そのものの旨味を上手に利用すれば、手軽においしさいっぱいの一品ができあがります。
今日の献立に使用する週末の下ごしらえ食材は、キャベツ、チンゲン菜、大根です。どれも食べやすい大きさにカットしておくだけで特別な加工はしていません。けれど、カット野菜があるだけで、保存袋からそのまま鍋に加えられるので便利ですね。
今回、大根とチンゲン菜は冷凍保存しておきました。冷凍してあっても、生野菜と変わらない感覚で調理できますし、長期保存できるのも嬉しいポイントです。使いきれずに保存場所を取りがちな冬野菜や、野菜室であっという間に鮮度が落ちてしまう葉物野菜などでもぜひ試してみたい保存方法ですね。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「キャベツをちぎったもの(冷蔵)」、「ダイコンを切ったもの(冷凍)」、「チンゲン菜を切ったもの(冷凍)」の3つです。
「ダイコンを切ったもの」と「チンゲン菜を切ったもの」は冷凍のまま使用します。
「キャベツをちぎったもの(冷蔵)」は週末に半玉分を食べやすい大きさにちぎっておきました。冷蔵庫には今日の分と金曜日分が保存してあります。同量などでお好きな方を選んでくださいね。
「チンゲン菜と厚揚げのオイスターソース炒め」の材料(4人分)
チンゲン菜を切ったもの・・・全量
キャベツをちぎったもの・・・200g分
長ネギ・・・1本
ニンジン・・・1/2本
厚揚げ・・・3枚
ニンニク(みじん切り)・・・1片分
ショウガ(みじん切り)・・・1片分
サラダ油・・・適量
[A]
オイスターソース・・・大さじ2
酒・・・大さじ2
醤油・・・大さじ1
片栗粉・・・小さじ1
ゴマ油・・・適量
「大根とカニカマのスープ」の材料(4人分)
ダイコンを切ったもの・・・200g分
カニカマボコ・・・5本(約75g)
ワカメ(乾燥)・・・3g
[A]
水・・・3カップ
鶏ガラスープの素・・・小さじ1
塩、コショウ・・・各適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンではオイスターソース炒めを、片手鍋ではスープを作ります。
オイスターソース炒めに加える厚揚げは、温度調節機能を180℃に設定してフライパンで食欲そそるきつね色に焼き上げましょう。ガスコンロの機種によって、温度は10℃刻みで設定可能です。焦げ付きやすい食材は160℃前後、香ばしく仕上げたい時は180℃前後など、理想の焼き上がりに合わせて温度を選んでくださいね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
まずはスープを作ります。この工程表では、炒め物とスープが同時に食卓に並ぶよう手順を組み立ててあります。最初に必ず目を通してから料理を始めてくださいね。
では、使用するすべての食材と道具をキッチンに揃えたら、調理を始めましょう。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
「チンゲン菜と厚揚げのオイスターソース炒め」
チンゲン菜と厚揚げをさっと炒め合わせるだけ! コクのあるオイスターソースの旨味でご飯がすすむおかずになりました。オイスターソースと醤油の割合は1対2。この黄金比ならどんな食材とも好相性。おいしさを閉じ込めるコツは、合わせ調味料に片栗粉を加えることです。香り付けにゴマ油をたらせば更に食欲をそそりそうですね。
さっぱり中華風「大根とカニカマのスープ」
海の旨味たっぷりの簡単中華風スープを作ります。具材のカニカマボコとワカメはひと煮立ちさせるだけでしっかりとスープをおいしくしてくれます。白身魚のすり身からできているカニカマボコは、煮込むだけでスープの旨味となります。乾燥ワカメは水で戻す必要はありません。加熱していくうちに食べやすく軟らかくなってくれますよ。