今週もやっと折り返し地点です。水曜日はフルーツが名脇役になる洋風の一汁一菜献立をご紹介します。
この時期に旬を迎えるりんごは、八百屋さんやスーパーの店先でたくさん目にしますね。皮を剥いてそのまま食べるのにも飽きた頃に、いざ料理に使ってみようと思っても、アップルパイやジャムなどのスイーツばかりが頭に浮かびます。たまには目先を変えて、主菜に変えてみてはいかがでしょうか? 豚ロース肉の旨味に、りんごの甘酸っぱさをプラスしておしゃれな洋風料理に仕立てましょう。
豚肉はしっかりとした肉感のあるトンカツ用を使います。厚みがあるので、週末に下味を付けて冷凍しておきました。こうしておけば、肉の芯まで味が染み込んでくれるので、どこを食べても均一な味わいに。そして、柔らかくいただくことができます。
横に並べるのは秋らしい食材を組み合わせたミルクスープです。
カボチャとタマネギ、シメジ、ベーコンは週末の下ごしらえでカットして冷凍しておきました。シメジは冷凍することで保存性がアップするだけでなく旨味が増します。あっという間にできるのに、カボチャの自然な甘味がおいしい、ほっこりと優しいスープになります。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「スープ用具材(冷蔵)」、「豚ロース肉に下味をつけたもの(冷凍)」の2つです。
「豚ロース肉に下味をつけたもの」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移して半解凍にしておきます。電子レンジやお湯で急速解凍するよりも冷蔵庫の低温の中でゆっくりと解凍すれば、肉汁の流出が抑えられてジューシーに仕上がりますよ。
「ポークとりんごのバターソテー」の材料(4人分)
豚ロース肉に下味をつけたもの・・・全量
小麦粉・・・適量
サラダ油・・・適量
リンゴ・・・1コ
バター・・・20g
[A]
白ワイン・・・1/2カップ
ハチミツ・・・大さじ3
ベビーリーフ・・・適量
「秋のミルクスープ」の材料(4人分)
スープ用具材・・・全量
サラダ油・・・適量
[A]
水・・・2カップ
コンソメスープの素・・・1コ
牛乳・・・1カップ
塩、コショウ・・・各適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンではバターソテーを、片手鍋ではスープを作ります。
バターソテーでは、フライパンに豚肉を入れてから温度調節機能を170℃に設定して焼きます。急激な強火は肉を固く焼き締めてしまいますので、今回のように肉をしっとりと柔らかく焼き上げたい時は、冷たいフライパンに肉を乗せてから点火するのがポイントです。弱めの中火でじっくりと火を通せば、思った通りの焼き上がりになりますよ。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
最初にりんごを12等分のくし形切りにします。焦らずに丁寧に調理していきましょう。
工程表で調理の流れを確認したら、すべての食材と調理器具を手に届く場所に揃えておきます。これで準備は整いました。さあ、料理を始めましょう。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
相性抜群!「ポークとりんごのバターソテー」
旬を迎えるりんごの甘酸っぱさと豚肉の濃厚な脂のバランスは相性ぴったり。この2つの食材にバターの風味をプラスして、レストランででてくるような華やかな一品に仕上げました。急な来客やおもてなしに重宝しそうなレシピですね。
ほっこり! 具だくさん「秋のミルクスープ」
カボチャの自然な甘みがおいしいスープを作りました。具材のカボチャとベーコン、タマネギは油で炒めてから煮込むことでスープにコクが増します。キノコは冷凍して旨味をアップさせておきましょう。仕上げに牛乳を加えてひと煮立ちさせれば、もうできあがり! 秋の味覚を組み合わせた季節を感じる一品です。