【春の一汁一菜献立レシピ(2)】月曜日「彩り洋風肉じゃが 他」

外の景色がみるみる春めき、今週も軽やかな気分でスタートできそうですね。
月曜日は春らしい華やかな一汁一菜献立です。

家庭料理の定番、肉じゃがを洋風にアレンジしてご紹介します。バターの風味を効かせてコンソメスープをベースに煮込めば、いつもと同じ食材でもあっという間に洋風に変身しますよ。

新ものが出回るこの季節は、今だけの味を楽しみたいですね。火通りに少し時間がかかる新ジャガイモは週末の下ごしらえでグリルしておきました。新ものは水分量が多いので高火力で水分を一気に蒸発させると、旨味が凝縮して甘さ際立つ仕上がりになります。ほろほろと煮崩れたジャガイモもおいしいですが、グリルした香ばしさと食べ応えのある食感も印象的ですよ。

あさりと春キャベツのスープはニンニクとオリーブ油で炒めてから煮込みます。あっさりとしているのに海の旨味に溢れるあさりの出汁と、春キャベツの甘さが楽しめるスープになります。

平日の調理で躊躇してしまうあさりの砂抜きですが、使う日に狙いを定めて前日に仕込んでおくのがおすすめです。詳しい砂抜きの仕方は、以下ページでもご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

今回使用する下ごしらえ食材は「キャベツをちぎったもの(冷蔵)」、「ジャガイモを焼いたもの(冷蔵)」、「砂抜きしたアサリ(冷蔵)」、「豚バラ肉に下味をつけたもの(冷蔵)」の4つです。

食べたいと思ってもすぐにはできないあさりの砂抜きですが、事前に献立を決めて準備しておけばすぐに使うことができますね。海の水と同じくらいの3%位の塩分濃度の水に浸けるとしっかり砂を吐き出してくれますよ。

豚バラ肉に下味をつけたもの･･･200g分
ジャガイモを焼いたもの･･･3コ分
タマネギ･･･1/2コ
バター･･･10g
パプリカ(赤)･･･1/2コ
アスパラガス･･･4本
サラダ油･･･適量

[A]
　水･･･1カップ
　酒･･･大さじ2
　砂糖･･･大さじ1/2
　コンソメスープの素(固形)･･･1コ
　塩･･･小さじ1/4
　コショウ･･･適量

砂抜きしたアサリ･･･全量
キャベツをちぎったもの･･･1袋分
ニンジン･･･1/2本
ニンニク(すりおろし)･･･1片分
オリーブ油･･･適量

[A]
　水･･･3カップ
　白ワイン(または酒)･･･大さじ2
　コンソメスープの素(固形)･･･1コ

塩、コショウ･･･各適量

お鍋では肉じゃが、グリルでは野菜を焼き、片手鍋ではスープを作ります。

今回はグリルが大活躍します。グリルならではの高火力で作り出される香ばしさは、フライパンやオーブンでは出せません。この香ばしさが料理の最高のアクセントになります。サラダにグリル野菜をプラスしたり、味噌汁の具材をグリルするだけでも、印象がガラッと変わります。また、グリルならコンロを占領しないので調理の邪魔になりませんね。

グリルとコンロを2口使って、3つの熱源で同時調理をします。

調理しながら、すきま時間を見つけて野菜のカットや次の料理の準備をしていきます。そのためにも工程表は必ず目を通してくださいね。今日の献立をイメージしてから調理すれば手が止まらずにテンポよく調理できますよ。

すべての調理器具と食材をキッチンに揃えてから、調理を始めましょう。

はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!

もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。

家庭料理の定番、肉じゃがを洋風にアレンジしました。バターの風味を効かせてコンソメスープベースで煮込みます。野菜はグリルで焼き目を付けて味も食感も印象的に仕上げました。その香ばしさと食べ応えがクセになりそうです。彩りのいい赤パプリカとアスパラガスを散らして盛り付ければ、春らしい華やかな一品に。

あさりとキャベツの組み合わせは最強コンビ。酒蒸しや炒め物にしてもおいしいですが、今日はあさりの出汁と春キャベツの甘さを楽しむスープにしました。キャベツはたっぷり1/3コ分入ります。クタクタになるまで煮込めばペロッと平らげてしまえます。ニンニクを効かせたあさり出汁はあっさりとしているのに海の旨味いっぱいです。