まだ一週間は始まったばかり。家族で食卓を囲みながらほっとするひと時を過ごしましょう。
火曜日は濃厚で優しい洋風一汁一菜献立をご紹介します。
ミートソースには合いびき肉を使うのが定番ですが、今日は軽やかに鶏ひき肉を使って作ります。あっさりとしているので、トマトの旨味が引き立つ仕上がりです。
ミートソースと言えば、こっくりと煮詰めたトマトや、炒めるほどに旨味が増すタマネギを想像して、調理時間がかかるのでは、と心配になるかもしれません。でも、下ごしらえ食材を使えば、短時間でも、じっくりコトコト煮込んだようなおいしいミートソースに変身します。時間に余裕のある週末に、鶏ひき肉、タマネギ、ニンニクをオリーブ油でよく炒めたものを準備しておいたので、じっくり炒める工程を飛ばして、トマトを加えて煮込むだけでできあがりです。
同じ要領で、にんじんのポタージュも作ってしまいましょう。週末に食材を炒めておけば、野菜の甘味が凝縮したスープに仕上がります。
炒める、煮るという一連の調理工程をパーツごとに分ければ、週末と平日の調理時間が分散できます。時短でも味に妥協せず、家族も納得の料理が食卓に並びますね。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「ニンジンとタマネギを炒めたもの(冷蔵)」、「ミートソース用具材(冷蔵)」の2つです。
今日の2品はどちらも炒める工程がポイントです。タマネギは炒めれば炒めるほど、甘味が引き立ちます。余裕のある週末にある程度まで炒めてしまえば、当日は短時間で仕上げることができますね。
「チキンミートソースのスパゲティ」の材料(4人分)
ミートソース用具材・・・全量
小麦粉・・・小さじ2
赤ワイン・・・1/4カップ
[A]
カットトマト(缶)・・・1缶(400g)
水・・・1/2カップ
コンソメスープの素(固形)・・・1コ
[B]
ケチャップ、中濃ソース・・・各大さじ2
砂糖・・・小さじ1~
塩・・・小さじ1/4
コショウ・・・適量
スパゲティ・・・300g
塩・・・適量
粉チーズ・・・適量
「にんじんのポタージュ」の材料(4人分)
ニンジンとタマネギを炒めたもの・・・全量
薄力粉・・・大さじ1
[A]
水・・・1と1/2カップ
コンソメスープの素(固形)・・・1コ
牛乳・・・1と1/2カップ
塩、コショウ・・・各適量
パセリ(ドライ)・・・適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
茹で鍋ではスパゲティ、フライパンではミートソース、片手鍋ではポタージュを作ります。
3つの熱源で料理を同時進行していく今日の献立には、設定した時間になるとピピッと音でお知らせしてくれて、自動消火してくれるコンロ調理タイマーがとても役に立ちます。食材の火の通り具合は料理の仕上がりに大きく関係します。タイマーがあれば一番おいしいタイミングに狙いを定めて加熱できるので、同時調理でも失敗知らずです。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
3つの熱源を使うので、熱源の分だけ調理器具も必要になってきます。
使用する食材と調味料をキッチンに出しておくだけでなく、調理器具も目の届くところに用意しておきましょう。特にミキサーはキッチンの奥にしまい込みがちですので、調理を始める前に準備しておきたいですね。
工程表で手順を確認したら、調理スタートです。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
大好き!「チキンミートソースのスパゲティ」
鶏ひき肉で軽やかに優しい味わいのミートソースを作りました。材料を炒める時に小麦粉をふり入れて、ソースにとろみをつけました。カットトマトにケチャップや中濃ソースを加えてコクをプラスしたソースを、しっかりとスパゲティに絡ませていただきたいですね。トマトの酸味が気になる時は砂糖で味を調節しましょう。
野菜の甘味を楽しむ「にんじんのポタージュ」
にんじんの栄養を丸ごと取れるスープです。鮮やかできれいな色が食欲をそそりますね。即席ホワイトソースをプラスしてクリーミーに仕立てました。野菜を炒めながらバター、小麦粉、牛乳の順番に加えていけば、野菜の加熱と同時に同じ鍋でホワイトソースができあがってしまいます。これは忙しい時に嬉しい時短ワザですね。