【冬の一汁一菜献立レシピ(5)】金曜日「里芋と豚肉のゆず味噌煮 他」

明日は待ちに待った週末。金曜日はほっこりと優しい和の一汁一菜献立です。

里芋と豚肉のゆず味噌煮は旬の里芋とゆずを使った、この季節だから楽しめる出会いの一品です。
お正月にもゆずの香りを効かせた料理がたくさん並んだと思いますが、今日は冬の柑橘の王様の上品な香りをまとわせたゆず味噌を作ってみませんか? 味噌のこっくりとした味わいに、手作りならではのフレッシュで爽やかな香りがたまりません。

里芋はグリルで焼いてホクホクとねっとりした特徴を引き出してから調理します。このひと手間を惜しまずに余裕のある週末に下ごしらえしておけば、里芋本来の味を楽しめる一品に仕上がります。
豚肉と一緒に煮込んで食べ応えをプラスすれば、満足感もアップしてご飯のお供に変身しますよ。最後にせん切りにしたゆずの皮をあしらって、季節を感じながらいただきましょう。

チンゲン菜とにんじんの和風スープは、すまし汁風に仕立てました。出汁の味や香りを生かして酒と醤油で作るすまし汁は、和食の基本中の基本。どんな具材にも合うシンプルで澄んだスープなので、ベースの味付けさえ覚えておけば野菜だけでなく、きのこ類やワカメなどいろんな具材で応用できますね。

今回使用する下ごしらえ食材は「サトイモを焼いたもの(冷凍)」、「豚バラ肉を切ったもの(冷凍)」の2つです。

「サトイモを焼いたもの」は冷凍のまま使用します。
「豚バラ肉を切ったもの」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移しておきます。事前に加熱したり、切っておくだけで時短調理の手助けになりますね。

今日で週末の下ごしらえ食材を使い切り、冷蔵庫がリセットされました。新たな気持ちで週末を迎えましょう。

サトイモを焼いたもの･･･全量
豚バラ肉を切ったもの･･･300g分
ユズ･･･1コ

[A]
　水･･･1カップ
　砂糖･･･大さじ4
　みりん･･･大さじ4

味噌･･･大さじ4
醤油･･･大さじ1

チンゲン菜･･･1株
ニンジン･･･1/2本
ウズラ卵(水煮)･･･6コ

[A]
　水･･･2と1/2カップ
　酒･･･大さじ2
　醤油･･･大さじ1
　顆粒和風だし･･･小さじ1/2～1

フライパンではゆず味噌煮、片手鍋では汁物を作ります。

どちらの料理も煮ることがメインになります。そんな時はコンロ調理タイマーを活用しましょう。設定した時間になると自動で消火をしてくれるので、2品の煮込み調理を安心してコンロに任せることができます。
コンロの機能を賢く使えば、慌ただしい同時調理の中でもすきま時間が生まれます。時間を効率よく使えば、片付けや洗いものなどを調理と並行して行うことができますね。

工程表は必ず事前にチェックしておきましょう。
最初に調理の流れを把握しておけば、料理する手がどんどん進みますよ。

すべての食材と調味料をキッチンに揃えて、調理をスタートしましょう!

はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!

もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。

里芋を濃厚なゆず味噌味で煮絡めた季節を感じる上品な一品です。旬の里芋はグリルで焼いてホクホク、ねっとりとした食感と旨味を凝縮させてから使います。香り高いゆずの皮は丸ごと1コ分も入ります。すりおろした皮は味噌に練り込んで、せん切りにした皮はあしらいに使いましょう。寒い季節にほっと温まりそうですね。

チンゲン菜とにんじんの甘さが引き立つすまし汁風の椀物です。きれいな黄身が映えるように半割にしたうずらが顔を出せば、嬉しい気持ちになりそうです。どんな具材とも相性のいい、酒と醤油から作るシンプルな味付けなので、その時々に手に入りやすい季節の野菜を入れて楽しみたいですね。我が家の定番汁物となりそうです。