【冬の一汁一菜献立レシピ(3)】木曜日「サトイモのコロッケ 他」

そろそろ週末も目前です。木曜日は家庭の定番料理、コロッケを主役にした一汁一菜献立をご紹介します。

料理の時間が限られている平日に手作りコロッケは難しい、と思われていませんか? 週末にしっかりと下ごしらえしておけば当日は手間なくコロッケを作ることができますよ。家庭で一からつくるコロッケは格別です。家族みんなが大喜びしてくれる顔が浮かびますね。

コロッケ種の材料となる「サトイモをマッシュしたもの」、「鶏ひき肉とタマネギを炒めたもの」は、どちらも使い勝手のいいストック食材なので、安く手に入った時にまとめて作り置きしておいてもいいですね。
「サトイモをマッシュしたもの」はグラタンやサラダに応用できますし、「鶏ひき肉とタマネギを炒めたもの」は煮物や炒めものに重宝します。

コロッケ種の食材は、下ごしらえの時にしっかり火を通してあるので、衣がカラッと揚がればできあがり! 揚げ時間も短縮できる一石二鳥レシピです。

一緒にいただく、にんじんとエノキ茸の海苔スープには隠し味にオイスターソースを加えます。濃厚な牡蠣の旨味を閉じ込めたオイスターソースは、少し入れるだけでガラッと料理の雰囲気が変わりますよ。

今回使用する下ごしらえ食材は「冷凍エノキ茸(冷凍)」、「サトイモをマッシュしたもの(冷凍)」、「鶏ひき肉とタマネギを炒めたもの(冷凍)」の3つです。

「サトイモをマッシュしたもの」、「鶏ひき肉とタマネギを炒めたもの」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移しておきましょう。

週末に下ごしらえしておいた食材を組み合わせることで、平日でもこんなに手の込んだ料理が食べられるなんて嬉しいですね。

サトイモをマッシュしたもの･･･350g分

[A]
　塩･･･小さじ1/4
　コショウ･･･少々
　薄力粉･･･大さじ2

鶏ひき肉とタマネギを炒めたもの･･･1袋分

[衣]
　小麦粉･･･適量
　卵･･･適量
　パン粉･･･適量

揚げ油･･･適量
レタス･･･小1/2玉(約150g)
レモン･･･適宜

ニンジン･･･2/3本
冷凍エノキ茸･･･50g分
サラダ油･･･適量

[A]
　水･･･3カップ
　鶏ガラスープの素･･･小さじ1/2～1
　オイスターソース･･･小さじ2

塩、コショウ･･･各適量
刻みのり･･･適量
白ゴマ･･･適量

揚げ物用の鍋ではコロッケを、小鍋ではスープを作ります。

コロッケは材料には既に火が入っているので、表面を高温でカリッと揚げるだけでOKです。温度調整機能が搭載されているコンロであれば、温度調節機能を180℃に設定しましょう。設定温度になると音でお知らせしてくれて、食材を入れるタイミングを教えてくれます。油の温度変化に対応してコンロが自動で火加減を調整してくれるので、自分で調節する手間がありません。ガスコンロを使いこなせるようになると、もっと料理が楽しくなりますよ。

コロッケは揚げたてが一番おいしいですね。
揚げ上がりのタイミングとスープのできあがりが同時になるように、工程表を確認してから調理を始めましょう。

最初にすべての食材と調味料をキッチンに揃えておけば、手を止めずにスムーズに調理が進みますよ。

はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!

もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。

サトイモをたっぷり使用したコロッケです。衣のサクサクとした食感とサトイモのねっとりクリーミーな食感、2つの食感が楽しめます。コロッケ種にはバターで炒めた鶏ひき肉とタマネギを加えて甘さと旨味をプラスします。シンプルに塩、コショウで味つけしてあるのでお好みでレモンを絞ってもソースをかけてもいいですね。

ニンジンとエノキ茸の簡単スープです。仕上げに海苔をのせれば、磯の香りと味が引き立ちます。ニンジンはピーラーで薄切りにして火通りよく。冷凍して旨味をアップさせたエノキ茸からはキノコの出汁が染み出します。鶏ガラスープの隠し味はオイスターソース。あれ? 今日はいつもとちょっと違うねと家族に褒められそうです。