週の真ん中、水曜日には家族をあっと言わせる、褒められ洋食の一汁一菜献立はいかがですか。
特別感のある今日の献立ですが、週末の下ごしらえに少しの手間をかけておくだけで、15分という時短で料理が出来上がってしまいます。
カチャトーラとは、イタリアトスカーナ地方の家庭料理で鶏肉のトマト煮込みのことです。「猟師風の」という意味があり、山で狩りをした後猟師が持ち合わせのワインと、近くで採れるキノコなどを煮込んで豪快に作って食べたというルーツがあります。
料理の成り立ちを話しながら食卓を囲めば、会話も弾みますね。
作り方は、材料を切って次々と炒めていき、最後に軽く煮込むだけ。手順はとても簡単なので、見た目の豪華さに反して簡単に作れるレシピです。
相性抜群の即席バターライスといただけば、さらに味に深みが生まれます。
もうひと品はポトフ風スープです。
こちらも豪快に野菜を大きくカットして、ごろごろ野菜とまるごとウインナーソーセージで豪華なスープになりました。
シンプルな味付けで素材の旨味が溶け出したスープは、優しい味わいです。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
使用する下ごしらえ食材は「鶏モモ肉(冷凍)」と「タマネギとキノコを炒めたもの(冷凍)」の2つです。
どちらも使用する日の朝に冷蔵庫に移しておきましょう。
タマネギは炒めれば炒める程甘味が出ておいしいですが、忙しい平日にそれをするには時間を取られすぎてしまいます。下ごしらえの段階で炒めタマネギを作っておくと当日の料理が圧倒的に時短になります。
火が通りやすい様にタマネギを薄切りにしておくと、下ごしらえ時も時短になります。
「バターライスのチキンカチャトーラ」の材料(4人分)
鶏モモ肉・・・2枚分
塩、コショウ・・・各少々
小麦粉・・・適量
白ワイン・・・1/2カップ
オリーブ油・・・適量
タマネギとキノコを炒めたものタマネギ・・・全量
カットトマト(缶)・・・1缶(400g)
ブイヨン(固形)・・・1コ
砂糖・・・小さじ2~
塩、コショウ・・・各適量
[簡単バターライス]
ご飯(温かいもの)・・・600g
バター・・・10g
塩・・・適量
パセリ(ドライ)・・・適量
「バターライスのチキンカチャトーラ」の材料(4人分)
キャベツ・・・1/4コ
タマネギ・・・1/2コ
シメジ・・・100g
ニンジン・・・100g
ウィンナーソーセージ・・・4本
水・・・4カップ
ブイヨン(固形)・・・1コ
塩、コショウ・・・各適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
カチャトーラにはフライパン、スープにはお鍋を使用します。
今回は2品とも煮込み時間が比較的長いので、そんな時にぜひ使っていただきたいのがコンロ調理タイマーです。設定した時間になると自動で消火してくれるので、加熱しすぎることがありません。ご自宅のガスコンロに搭載されていればぜひ活用してみてくださいね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
15分という短時間で一汁一菜献立を完成させるには事前の準備が大切です。 工程表に目を通したら、すべての材料をキッチンに揃えておきましょう。
煮込み時間が比較的長い今回のレシピは最初の5分で手早く下準備をする必要があります。スープは材料を切り、煮込みまで一気に調理してしまいましょう。そのあと、カチャトーラの調理をしていきます。必要な作業を取りこぼさない様に、ぜひ工程表を活用してくださいね。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理が出来上がります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
お手軽「バターライスのチキンカチャトーラ」
鶏肉の旨味とトマトの酸味が相性ピッタリの煮込み料理です。ご飯にバターと塩を加えて混ぜた即席バターライスは、冷凍ご飯をおいしくいただくアイデアレシピ。特別にバターライスを炊く必要がないので、残りご飯でも作れますね。形を丸く整えてカチャトーラを豪快に盛り付ければ家族があっと驚く特別感のある一品になります。
野菜の甘み! シンプル「ポトフ風スープ」
キャベツ、タマネギ、シメジ、ニンジン、ウィンナーソーセージと具沢山なスープをポトフ風に仕上げました。素材の旨味が溶け出したスープの味付けは固形ブイヨンと塩、コショウだけでとてもシンプル。大きくカットした野菜それぞれの甘味と食感をダイレクトに楽しめます。ほっこりと優しい味をお楽しみください。