週も後半戦に突入しましたね。木曜日は、肉味噌をたっぷりのせたジャージャーうどんとトマトと大葉の香りスープ。夏場に元気をもらえる一汁一菜献立です。
ジャージャーうどんには下ごしらえ食材の万能味噌が活躍します。牛乳を加えてまろやかさを足して、豚ひき肉、シイタケを炒めて肉味噌に変身させます。甘辛い肉味噌が麺によく絡んで絶品ですよ。お好みで粉山椒やラー油などを振れば味にメリハリが生まれて最後まで楽しめます。
合わせるのは、トマトの旨味が溶け出した出汁でいただくシンプルなスープです。トマトだけだとちょっと頼りないと思われるかもしれません。でも、食材には旨味の素となる成分があることをご存じでしょうか。主に野菜や昆布に含まれているグルタミン酸、肉や魚にはイノシン酸、キノコ類にはグアニル酸が代表的です。
実はトマトは野菜の中でもグルタミン酸の含有量がトップクラスです。熟せば熟すほど旨味成分が増しますので、スープに使うトマトはできるだけ完熟したものを選びましょう。ざく切りにしたトマトと水を弱火で煮込むだけと、作り方も簡単なので覚えておきたいレシピです。青ジソはテーブルに出す直前に盛りつけて香りよくいただきましょう。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回の下ごしらえ食材は「青ジソ(冷蔵)」、「万能味噌(冷蔵)」、「豚ひき肉(冷凍)」です。
「豚ひき肉」は朝のうちに冷蔵庫へ。家に帰る頃には少し力を入れるとほろほろと崩れる位まで半解凍されています。急いで解凍すると肉の旨味が水分と一緒に逃げていってしまうことがあります。買った時のおいしさを保つには時間をかけてゆっくり冷蔵庫で解凍していきましょう。失敗が少なくて簡単な方法なのでおすすめですよ。
「ジャージャーうどん」の材料(4人分)
豚ひき肉・・・300g
キュウリ・・・1本
シイタケ・・・4枚
サラダ油・・・大さじ1/2
万能味噌・・・160g
牛乳・・・大さじ4
うどん(乾)・・・300g
「トマトと大葉の香りスープ」の材料(4人分)
トマト・・・大2コ
ショウガ・・・1片
青ジソ・・・12枚
水・・・3カップ
塩・・・ふたつまみ
ガスコンロで同時調理に挑戦!
ガスコンロを3口使います。ジャージャーうどんの肉味噌にフライパン、うどんを茹でるお鍋、スープに小鍋を使います。
うどんを茹でる時はコンロ調理タイマーを活用したいですね。時間が来るとピピッと音でお知らせしてくれて、自動で消火してくれる便利な機能です。
※コンロ調理タイマーが使用できるバーナーは機種によって異なります。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
今回はお湯を沸かすタイミングが重要です。工程表でしっかりと確認しましょう。先に工程表を頭に入れておくとスムーズに調理が進みますよ。
うどんは6~7分位の茹で時間を想定しています。あまり太麺を使うと茹で時間がかかりすぎてしまうので細麺タイプを選んでください。また、冷凍うどんを使用する場合は、その調理法に従ってゆで時間は調整してくださいね。
すべての材料を揃えたら調理をスタートしましょう!
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理が出来上がります。
あとは、食卓へ運んで出来立てを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
肉みそたっぷり!「ジャージャーうどん」
ジャージャー麺をうどんにアレンジしました。休日に下ごしらえしておいた万能味噌を肉味噌にアレンジして手軽に作ることができますよ。甘辛い肉味噌がうどんによく絡んで絶品です。盛り付けに添えたキュウリがさっぱりと箸を進めてくれますよ。お好みで粉山椒やラー油などを振れば味の変化が楽しめますね。
夏にぴったり!「トマトと大葉の香りスープ」
完熟トマト2コ分の旨味をそのまま出汁にしたスープです。旨味成分であるグルタミン酸が豊富なトマトだからできるシンプルな作り方です。ほんのりと赤く色づいた澄んだスープにショウガと大葉の香りを加えて、すっきりといただけます。暑い夏にぴったりな一品ですね。とうもろこしやオクラなどを入れて具沢山にしてもいいですね。