この記事でわかること
- ソーラーパネルや蓄電池の仕組みがわかる!
- 最適な家庭用蓄電池の選び方がわかる!
太陽光発電におけるソーラーパネルと蓄電池の役割
ソーラーパネルと蓄電池は、太陽光を効率よく電気に活用するために欠かせないものです。ここでは、それぞれの役割を表にまとめながら詳しく紹介します。
また、ソーラーパネルの設置後でも、蓄電池の後付けが可能かどうかも解説します。蓄電池の設置を検討されている方は、ぜひ参考にしましょう。
ソーラーパネルと蓄電池それぞれの役割

ソーラーパネルと蓄電池の役割は、下表のとおりです。
役割 | |
---|---|
ソーラーパネル (別名:太陽電池モジュール) | 太陽光から電気を作る装置 |
蓄電池 | 太陽光で発電した電気を蓄える装置(ためた電気は夜間に使え、非常時に電源としても活用できる) |
ソーラーパネルで作られた電気は、そのままでは使用できず「パワーコンディショナ」と呼ばれる装置で使える電気に変換されます。変換された電気を蓄電池にためれば、必要なときに家庭内で使える仕組みです。
ソーラーパネルに蓄電池を組み合わせると、電気を効率よく活用できるため節約につながります。また、非常時にも電気を使用できるので安心です。
注) 構成設備や設置場所は一例であり、蓄電池の機種や家の状況により異なる場合がございます。
蓄電池は後付けも可能
蓄電池はソーラーパネルの導入後、追加で設置することも可能です。
後付けする場合は、パワーコンディショナの変更が必要かどうかの確認がいります。太陽光で発電した電気を家庭で使えるようにするパワーコンディショナは、ソーラーパネルにも蓄電池にも、どちらにも必要です。
パワーコンディショナには、ソーラーパネルと蓄電池の両方で使用できる「ハイブリッド型」と、それぞれ別のものを使用する「単機能型」があり、どちらのタイプを設置するか決めなければいけません。
また、蓄電池やパワーコンディショナの設置スペースを確保する必要もあります。
このあと、ソーラーパネルと蓄電池の同時購入、蓄電池を後付けするケース、それぞれの製品選びのポイントとおすすめ製品を紹介します。
ソーラーパネルと同時購入・設置する場合の蓄電池選びのポイント
ソーラーパネルと蓄電池を同時に購入して設置する場合、蓄電池選びのポイントは、基本となる機能タイプの違いを理解することです。蓄電池の機能タイプは、以下の2種類です。
- 単機能型
- ハイブリッド型
単機能型は、パワーコンディショナが蓄電池のみに対応しており、ソーラーパネル用のパワーコンディショナを別途用意する必要があります。一方、ハイブリッド型であれば、蓄電池とソーラーパネルの両方を1台のパワーコンディショナで併用可能です。
ハイブリッド型の蓄電池のほうが価格は高いものの、パワーコンディショナが1台で済むため設置費用は抑えられます。また、設置場所も少なくて済みます。
ソーラーパネルと蓄電池を同時に購入・設置する場合は、ハイブリッド型の蓄電池を検討してみましょう。
なお、東京ガスではさまざまなタイプの蓄電池を取り扱っており、お客さまのご要望に合わせた最適な蓄電池のご提案が可能です。
費用や製品の選び方に不明点がある方は、無料相談も受け付けております。充実したサポートを提供していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
ソーラーパネル設置済みで後付けする場合の蓄電池選びのポイント
ソーラーパネルに蓄電池を組み合わせると、電気代を節約できたり、非常時の電源として使えたりするメリットがあります。売電期間が終了したあとでも、発電した電気を有効活用できるのも魅力です。
ただし、蓄電池を後付けする場合は、以下の点を確認してください。
- すでに設置済みのソーラーパネルとの互換性
- パワーコンディショナの設置場所(単機能型の場合)
- 設置コスト
上記のポイントに気をつけたうえで、蓄電池設置のメリットを得られるようにしましょう。
東京ガスでは無料でお客さまのご自宅に訪問し、最適な蓄電池のご提案をいたします。以下のフォームより、お気軽にお申し込みください。
ソーラーパネル・蓄電池に関連する疑問
ソーラーパネルや蓄電池に関するよくある質問は、以下の通りです。
- Q.家庭用蓄電池の価格相場はいくら?
- Q.ソーラーパネルの設置費用の相場はいくら?
- Q.ソーラーパネルや蓄電池の購入・設置工事に補助金は出る?
- Q.ソーラーパネルを設置するリスクはある?
- Q.ソーラーパネルや蓄電池の寿命は?
- Q.製品の選び方や工事について相談したい
それぞれの質問への回答を順番に紹介します。なお、さらに詳しく知りたい方は、関連記事へのリンクを紹介するので、合わせてご参照ください。
Q.家庭用蓄電池の価格相場はいくら?
家庭用蓄電池の価格相場は、1kWh(キロワットアワー)あたり15万円から25万円程度が一般的です。
実際の導入費用は、蓄電池の機種や導入に必要な工事によって異なります。また、業者や販売店ごとにサポートの充実度や工事の品質に差があるため、価格も違います。
蓄電池の設置は高額になりやすいので、少しでも安くしたいと思われるかもしれません。
しかし、安心できるサポート体制が整っている業者に依頼するには、ある程度の費用が必要なことを知っておきましょう。

2025年03月31日
家庭用蓄電池の価格相場はいくら? 導入費用や補助金なども解説
家庭用蓄電池の導入を検討している人の中には、「いくらで設置できるのか」「設置費用を抑えることはできないのか」など、価格に関する疑問を抱いている方も多いでしょう。今回は、家庭用蓄電池の価格相場や補助金、選び方など、導入にあたって知っておきたい基本事項を紹介します。
Q.ソーラーパネルの設置費用の相場はいくら?
2023年に経済産業省が示したデータによると、ソーラーパネルの設置費用の相場は1kW(キロワット)あたり28.4万円です。
参考:経済産業省 調達価格等算定委員会「令和6年度以降の調達価格等に関する意見」
ソーラーパネルの設置には、ソーラーパネル本体の価格のほか、設置する工事費用や関連機器の費用が必要です。それぞれの価格相場を、下表に示します。
内訳 | 価格相場 |
---|---|
ソーラーパネル本体価格 | 1kWあたり14〜15万円程度 |
工事費用 | 1kWあたり7〜8万円程度 |
パワーコンディショナの価格 | 1kWあたり4〜5万円程度 |
架台の価格 | 1kWあたり3万円程度 |
発電モニターの価格 | 機能によっては10万円以上かかる場合あり |
参考:経済産業省 調達価格等算定委員会「令和6年度以降の調達価格等に関する意見」
参考:三菱総合研究所「定置用蓄電システムの普及拡大策の検討に向けた調査」
注) 記載している費用相場は2025年1月時点のものです
各機種によって価格は変動するので、合計でいくらになるかをしっかり確認しましょう。

2025年03月31日
【2025最新】家庭用の太陽光発電の設置費用はいくら? ソーラーパネルなど必要な設備と売電収入について解説
環境への意識や電気の節約志向が高まるにつれ、太陽光発電の設置を検討する方が増えてきています。そこで特に気になるのが設置費用です。 実際に太陽光発電を設置するにはどのくらい費用がかかるのでしょうか。 本記事では太陽光発電の設置を考えている方に向けて設置費用、ランニングコスト、電気を売ることで得られる売電収入について分かりやすく解説します。
Q.ソーラーパネルや蓄電池の購入・設置工事に補助金は出る?
ソーラーパネルや蓄電池の購入または設置工事を行う場合に利用できる補助金制度が、各自治体で導入されています。自治体によって補助金の詳細は異なるので、お住まいの自治体に確認してみましょう。
蓄電池の場合は、国からの補助金を活用する方法もあります。一方、ソーラーパネルの場合は、2024年に国から支給される補助金制度はありません。
補助金が出る場合でも、年度内に終了するものもあるので、実際にソーラーパネルや蓄電池を購入・設置する際に活用できるかを、事前に確認しておきましょう。

2025年03月31日
【2025年最新】家庭用蓄電池導入時に利用できる補助金一覧 補助金額や申請条件、申請方法も紹介
家庭用蓄電池を導入すると、国や自治体による補助金が交付されます。蓄電池の導入を検討している方にとって、補助金の情報はチェックしたいポイントです。 本記事では、2024年に交付される補助金の一覧や申請条件、補助金額について詳しく紹介します。補助金の申請方法や交付条件を知ると、より効果的に補助金を活用できるようになるでしょう。 蓄電池の補助金に関する最新情報をお伝えするので、ぜひご覧ください。

2025年03月31日
【東京都】太陽光発電の補助金はいくら? 種類ごとの助成額や申請方法をわかりやすく紹介!
東京都で太陽光発電システムを設置する際には、補助金を活用することで負担を減らせます。本記事では、東京都が行っている太陽光発電の補助金について解説します。制度への理解を深めて補助金を活用し、太陽光発電設置にかかる負担を少しでも減らしましょう。
Q.ソーラーパネルを設置するリスクはある?
ソーラーパネルはできるだけ長い日照時間を確保して、効率的に発電するため屋根につけられるケースが多いです。しかし、屋根に設置する場合は、以下のリスクがあります。
- 耐震性低下の可能性がある
- 雨漏りの可能性がある
地震が発生した際は、重いものが高い場所にあるほど揺れが大きくなるため、ソーラーパネルを屋根に設置すると、耐震性が低下する可能性があります。
また、屋根置き型のソーラーパネルを設置するには、屋根や壁に穴を開けて架台やケーブルを取り付けなければいけません。開けた穴から雨水が漏れないよう処理を行っても、施工業者の技術力が不足していると、雨漏りの原因となる可能性が生じます。
これらのリスクを考慮したうえで、高い技術力があり、安全性に配慮できる業者を選択するようにしましょう。

2025年03月31日
太陽光パネルを屋根に設置するメリットは? リスクや設置基準はあるの?
住宅用の太陽光発電システムでは、太陽光パネルを「屋根」に設置することが一般的です。しかし、新築時に設置するのか、既存住宅の屋根に後付けするのかで設置できる太陽光パネルのタイプが異なり、屋根の状況によって設置方法も変わります。本記事では屋根に設置する太陽光パネルについて、基本的な知識から屋根に設置するメリットやリスクまでを詳しく解説します。
Q.ソーラーパネルや蓄電池の寿命は?
ソーラーパネルや蓄電池の一般的な寿命は、以下のとおりです。
- ソーラーパネルの寿命:25〜30年程度
- 蓄電池の寿命:15〜20年程度
ソーラーパネル内の半導体は半永久的に発電できますが、架台や配線部分は劣化してしまうため、交換が必要です。
蓄電池は寿命の目安として、充放電できる回数を示す「サイクル数」が表示されている場合があるので、参考にできます。
劣化したソーラーパネルや蓄電池を使うと、電気が効率よく作れなくなったり、蓄電量が少なくなったりするため、寿命を参考にして交換のタイミングを逃さないようにしましょう。

2025年03月31日
太陽光発電システムに維持費用はかかる?相場や機器の寿命も要チェック
太陽光発電システムは一度設置すれば、その後の運転維持費は比較的安価に運用することができます。その理由の一つは、使用する各機器の耐用年数が長いことにあります。しかし、修理が必要になるような故障やその予兆を早期に発見して、安定した発電量を確保していくためには、日々のチェックや定期的な点検などを行うことが肝心です。 この記事では、太陽光発電システムの運転維持費や、それに大きく関わる機器の寿命について解説していきます。
Q.製品の選び方や工事について相談したい
蓄電池を選ぶうえで特に悩むのが、どの程度の容量にすればよいかです。蓄電池の容量は、電気の使用時間や設置している太陽光システムの発電量、停電時に使用したい消費電力などによって決められます。
詳しい製品選びや工事に関する疑問は、知識豊富な専門スタッフへの相談がおすすめです。東京ガスでは無料で相談を受け付けています。ソーラーパネルや蓄電池の設置を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

2025年03月31日
家庭用蓄電池の目安容量と選び方
家庭用蓄電池の容量は、設置の目的や太陽光発電システムの容量、電気の使用時間、停電時に使いたい家電の消費電力などをもとに、適切に選ぶことが大切です。本記事では、蓄電池の一般的な容量や家庭用蓄電池の基礎知識、家庭にあった蓄電池の容量の選び方、比較検討するために必要な情報、選ぶ際の注意点を解説します。
太陽光発電・蓄電池は東京ガスにおまかせ!

太陽光発電・蓄電池を導入し、電気代を削減しながら、災害時の停電リスクにも備える暮らしを始めませんか。同時に導入すれば、日中の発電で余った電力を蓄電することができ、太陽光発電・蓄電池それぞれのメリットを最大限活用できます。
太陽光発電・蓄電池の導入には、お住まいの地域ごとの補助金を活用することで初期費用を抑えられます。
たとえば、東京都内の戸建住宅に太陽光発電(4.5kW)と蓄電池(9.9kWh)を設置した場合、東京都から170万円の補助金を受領できます注1, 2)。
東京ガスの専門スタッフが対応いたしますので、まずはお気軽に資料請求や無料訪問相談をお申し込みください。
注1) 補助金の正式名称は東京都の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」です。補助金には受給条件・予算枠があり、支給されない場合や上限金額での支給がされない場合があります。
注2) 本内容は東京都の2025年2月19日報道発表資料を基に試算したものです。詳しくはこちらをご参照ください。令和7年度の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」の補助メニューは、令和7年第一回都議会定例会で予算案が可決・成立した場合に確定します。令和7年度の要綱は未確定のため、令和7年度の要綱の基準、条件に従って算定した場合には金額が異なることがあります。
東京ガスが選ばれる「3つの安心」
安心1. ご自宅にピッタリのプランのご提案
お客さまの家の屋根の素材や形に合った太陽光発電システム、また太陽光発電容量とお客さまの電気使用量から最適な蓄電池のご提案が可能です。さらに、太陽光発電・蓄電池設置後の電気代の削減効果をシミュレーションすることで、納得して導入いただくことができます。
安心2. 補助金申請もサポート
太陽光発電設備や蓄電池に対して、国や自治体から補助金が支給される場合があります。お客さまがスムーズに、手間なく申請できるよう東京ガスがサポートします。
安心3. 万が一の故障に備える、保証制度が充実
設置した太陽光発電に不具合や故障があった場合は、東京ガスの専門スタッフが責任をもって対応します。また、メーカーによる長期保証制度があり、保証期間内であれば無償での交換対応が可能です。注3)
注3) 保証期間は10~15年、保証期間や内容はメーカーによって異なります。故意による故障など、交換対応範囲外となる場合がございます。火災、風水害、地震、落雷、台風、噴火、津波などの天災地変に起因する損害、飛来物や盗難による損害などは保証対象外です。
初めて太陽光発電システムの導入を検討する場合、不安や心配も多いでしょう。迅速・丁寧な対応でお客さまの不安や心配を取り除き、安心して導入できるようサポートいたします。