この記事でわかること
- パロマとリンナイのビルトインコンロのどっちが自分に合っているかわかる!
- パロマとリンナイのビルトインコンロの特徴の違いがわかる!
- プロが選ぶパロマとリンナイのおすすめ機種がわかる!
パロマとリンナイのビルトインコンロの特徴・機能を徹底比較
まずは、調理機能とお手入れ性、安全性、デザインを比較します。
パロマとリンナイ、どちらのコンロが自分にあっているかを知って、コンロ選びの参考にしてください。
比較ポイント1:調理時の機能
調理時の機能としては、どちらのメーカーも十分な機能を持っています。
コンロやグリル調理はもちろんのこと、煮る、蒸す、炊くなど幅広い調理に対応しています。
どちらのメーカーのビルトインコンロも、調理後の後片付けやお手入れが簡単にされておりできるよう工夫された作りになっており、使い勝手は申し分ありません。
パロマ
パロマコンロの特徴は、専用器具の「ラ・クック」で多彩な料理を楽しめることです。
ラ・クックはグリルの焼き網を外して使用する容器で、焼く、煮る、蒸す、炊くなど、幅広い調理が可能になります。
容器の黒色セラミック塗装には遠赤外線効果があり、熱を食材に送り込むスピードが早くなるため、ふっくらジューシーに焼き上がります。
また、深さが4cmあり、フタも付属しているので、肉料理やお菓子も作ることも可能です。
ラ・クックのフタをして調理すると、通常の焼き網で調理したときと比べ、グリル庫内の汚れが99.9%カットされます。
専用のクッキングシートを使えば、容器への食材のくっ付きを抑えることができ、お手入れも楽です。
またハイグレード機種の「クレア」や「アバンセ」には、引き出しやすい「かがまず取手」が搭載されており、身長が高い人でもかがまずにグリルの開閉ができるのも魅力の一つです。
リンナイ
リンナイのコンロには、お料理の幅を広げてくれる上にお手入れも楽な「ザ・ココット」と「ココットプレート」があります。
使用箇所 | 特徴 | |
---|---|---|
ザ・ココット (デリシアのみ) | コンロ・グリル | 便利な万能鍋で、アプリとの連携が可能 |
ココットプレート | グリル | 油が飛びにくく、グリル庫内の汚れを99.9%カットできる |
ザ・ココットは焼く、煮る、蒸すといったさまざまな調理に対応しています。
ザ・ココットがあれば、いろいろな料理に簡単に挑戦できるでしょう。
グリル用調理器具のココットプレートは、フタに独自のスリットがあるため、直火がよく届きます。
奥行き306mmの大容量ボックスなので、家族分を一気に調理できる使い勝手も魅力の一つです。
どちらも専用アプリ「+R RECIPE」を使うことで、レシピ検索やオート調理が可能になります。
比較ポイント2:お手入れ性
使い勝手がよく、調理機能が豊富でも、お手入れ性に手がかかってしまうようでは二の足を踏んでしまうかもしれません。
ここからは、各メーカーの後片付けやお手入れに関する特徴を見てみましょう。
パロマ
パロマのハイグレードコンロには、お手入れを楽にしてくれる「感動すっきり」機能があります。
見た目にも美しいトッププレートはお手入れのしやすさも抜群です。
ひろびろすっきりトップの天板を装備しており、縁やグリル付近にほとんど凹凸がないため、掃除はサッと拭くだけです。
また、トッププレートは「ヒートカットトップ」となっているので、鍋などからのふきこぼれの焦げ付きを抑えることができます。
リンナイ
リンナイのハイグレード機種にはスモークオフ機能が付いています。
グリル調理時に出る煙やニオイを大幅に抑える機能です。
これにより、魚を焼いているときのニオイなどが部屋にこもりにくくなります。
具体的には、ニオイを99%、煙を81%カットできるので、リビングやダイニングにニオイが流れてしまうのが気になる方におすすめです。
また、天板にバーナー回りの熱を分散させて表面温度の上昇を抑える機能を搭載し、イージークリーンを実現しています。
焦げ付きが少なく、サッと一拭きするだけで簡単にお手入れできるのが魅力です。
比較ポイント3:安全性
ガスコンロには安全性を高めるためのさまざまな機能が搭載されています。
自動消火機能ややけど防止構造、地震などの災害時に消火する機能など、メーカーによって機能はさまざまです。
ここからはメーカーごとの安全性を考慮した機能を見てみましょう。
パロマ
パロマのコンロには「コンロ30分消火あんしんモード」という機能が搭載されています。
ボタンを一押しすると30分で自動消火してくれるというものです。
この機能で煮物やカレーなど、火入れが必要な調理のときの消し忘れを予防します。
また、ハイグレード機種のグリルには扉が三重構造になっている、パロマ独自の「ヒートカットグリル扉」が搭載されているため、調理後にグリルの扉を開けようとしてやけどするリスクが大幅に軽減します。
リンナイ
リンナイのコンロには「揺れピタ」という地震感知機能が搭載されています。
震度4以上の揺れを感知すると自動消火してくれるので、万が一の地震のときも安心です。
ハイグレード機種には、鍋を置いていないと点火しない「鍋なし検知機能」が搭載されています。
一分間鍋が乗っていないと自動消火をしてくれるので、パスタをゆでた後など、鍋を一旦持ち上げたときの消し忘れを防止できるのです。
また、一部のリンナイコンロのゴトクには、指をひっかけることのできる取手が付いており、うっかりゴトクを落として怪我をするリスクを低減できるのもあります。
比較ポイント4:天板の耐久性・デザイン性
次に天板の耐久性とデザイン性を見ていきましょう。
パロマの天板に採用されているハイパーガラスコートトップは衝撃耐久性が高く、機能性が重視されています。
リンナイの上位モデルに使われている「セランガラス」は世界品質のガラストップです。
耐久性はもちろんのこと、上品な見た目も印象的です。
パロマ
パロマではガラスコート、ハイパーガラスコート製品の天板は、物を落としても割れないくらいの耐久性があります。
ホーロー素材に二層のガラスコーティングで仕上げたガラスコート、ハイパーガラスコートを使用しているからです。
デザインは凹凸を抑えたフラットフェイスを採用しており、機能性を重視したシンプルなデザインがパロマコンロの魅力です。
フェイスシリーズは5つの種類から選ぶことができます。
リンナイ
リンナイのハイグレード機種(デリシア、リッセ)にはセランガラスの天板が採用されています。
セランガラスは世界品質のトッププレートガラスで、下記のようなさまざまな箇所で採用されているガラスです。
- 世界最大級のヨーロッパにある望遠鏡
- 欧州宇宙機構の衛星
- 自由の女神の展望ガラス
セランガラスは熱や衝撃に強く、傷が付きにくい性能を持っています。
ハイグレード機種以外のモデルでは国産のガラストップが天板に採用されていますが、いずれも高品質な天板のがリンナイの魅力です。
パロマとリンナイどちらのガスコンロがおすすめ?
ここまでで、コンロの特徴と機能を紹介してきました。
では、おすすめのコンロは一体どれなのかと思う方もいるでしょう。
具体的に、ライフスタイルに合わせたおすすめのコンロをメーカー別に紹介します。
パロマ
パロマのビルトインコンロは、上質なデザインと高い安全性能を備えています。
多くの人がパロマのコンロを使っているのは、製品の価格がお手頃なことも関係しているでしょう。
パロマの製品のなかでは、シンプルで使いやすく、家事の時短につながる機種が人気です。
比較的価格もお手頃なので、選ばれやすいメーカーといえます。
日々の調理やお手入れなど使い勝手を楽にしたい クレア
料理が好きで、いろいろな種類の調理をしたい方にはハイグレード機種の「クレア」がおすすめです。
付属のラ・クックグランで下記のような調理ができます。
- 深さが4cmあるので、ローストチキンやスコーンなどの調理が可能
- 専用アプリ「おまかせシェフ」でレシピ検索や火加減設定などが一目でわかる
- 遠赤外線効果で効率的な火入れができるので、ジューシーに焼き上がる
また、すっきりトップ天板で掃除はサッと拭き取るだけなので、お手入れも簡単にできます。
お値段控えめに日々のお手入れを楽にしたい・フェイシス
お値段とお手入れの効率を求めるならば、「フェイシス」がおすすめです。
お手入れ性はハイグレード機種の「クレア」と同様、お手入れの簡単さが特徴です。
いろんな調理を楽しみたいというより、片付けなどの効率を意識される方には、価格もお手頃な「フェイシス」が向いているでしょう。
リンナイ
リンナイコンロは下記のような人におすすめです
- 料理好きだけれど、できれば調理もお手入れも時短をしたい人
- いろいろなデザインや機能から自分に合ったコンロを見つけたい人
今回はリンナイのなかでも人気機種の「デリシア」と「リッセ」を紹介します。
調理もお手入れも安全性も求めている人 デリシア
リンナイの最上級グレード「デリシア」には、さまざまな機能が搭載されています。
なかでも専用器具ザ・ココットを使用すると手軽に本格的な料理を楽しむことが可能です。
焼く・煮るはもちろんのこと、無水調理、低温調理、燻製調理も簡単にできます。
お手入れに関しては、ニオイや煙を出しにくいスモークオフ機能や、イージークリーン機能を搭載しているので、お手入れ性も優れています。
まさに料理好きだけれど、調理もお手入れも時短をしたい人におすすめです。
お手頃価格でお手入れのしやすさを重視したい リッセ
リッセは価格、機能性、デザイン性のバランスの取れた機種です。
ココットプレートを使うことで、調理もお手入れも簡単にできます。
ココットプレートはグリル専用の器具で、スリットとフタが付いているのが特徴です。
フタをして調理すれば、グリル庫内の汚れは99%カットされます。
また、グリルは直火調理が可能なので、ふっくらジューシーにおいしく焼き上がります。
お手入れ性は最上級グレードのデリシアと変わらないので、お手入れを簡単にしたい人におすすめのコンロです。
各メーカーの特徴を比較してどちらがいいか検討しよう
価格や機能性、お手入れのしやすさは、メーカーや機種によってさまざまだということがわかりました。
メーカーの特徴は下記のようにまとめられます。
- リンナイ
種類が豊富で、さまざまなニーズに応えてくれる機種が多い - パロマ
洗練されたデザインでシンプルな機種が多い
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おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!
コンロの耐用年数注)は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。
コンロの交換費用は10万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、一回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。
注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。