この記事でわかること
- ノーリツとリンナイのガスコンロのどっちが自分に合っているのかわかる!
- ノーリツとリンナイのガスコンロの特徴の違いがわかる!
- プロが選ぶノーリツとリンナイのおすすめ機種がわかる!
ノーリツとリンナイのガスコンロの特徴・機能を徹底比較
まずは、ノーリツとリンナイのガスコンロの特徴と機能を4つの比較ポイントで紹介します。
- 調理機能
- メンテナンス性
- 安全性
- 天板のデザイン・耐久性
こちらを見れば、自分の希望しているコンロメーカーが分かってくるでしょう。
比較ポイント1:調理時の機能
ガスコンロはメーカーや機種によって調理時の機能が異なります。
近年のガスコンロには、簡単調理やオート調理の機能が付いており、大変便利です。
まずはメーカーごとのコンロの機能を見てみましょう。
ノーリツ
ノーリツのビルトインコンロ「マルチグリル」には下火バーナーが付いているため、細かい温度の調整ができます。
付属のプレートパンを使用すれば、焼き魚や肉を調理した際、油が落ちすぎずにジューシーに焼き上がります。
さらに、キャセロールなどの専用の調理器具が用意されており、「煮る」、「蒸す」といった調理も可能です。
ほかにも特徴的な機能として下記の2つがあげられます。
- ハンバーグなどの調理時に、裏返すタイミングを知らせてくれる焼きサポート
- 煮物を調理する際、自動で火加減を調整してくれる「煮るオート」機能
いずれも忙しいときに大変便利な調理機能といえます。
マルチグリル専用アプリでメニューを検索できるので、初めての料理に挑戦するハードルも下がるでしょう。
リンナイ
リンナイのガスコンロの特徴は、万能鍋「ザ・ココット」と「ココットプレート」があることです。
これらはお料理の幅を広げてくれる上に、お手入れも楽なので、調理中の手間をグンと減らしてくれます。
ザ・ココットはコンロでもグリルでも使える便利な万能鍋です。
グリルで使えるココットプレートは、グリル内の汚れやニオイを99%カットでき、使用後もプレート本体をサッと洗うだけで済みます。
また、リンナイのコンロにはWワイド火力バーナーを搭載している機種があり、130〜220℃までの幅広い温度調節が可能です。
さらに、プレミアムグレードのデリシアの専用機能として、アプリを使ったオート機能があります。
下ごしらえした材料を選ぶだけで、自動で火力調整してくれます。
比較ポイント2:お手入れ性
調理機能に関してはどちらもすばらしい特徴を持っていました。
しかし、調理機能がいくらよくてもお手入れがしにくかったら、ストレスになりますよね。
ここからは、それぞれのメーカーのお手入れ性を見ていきましょう。
ノーリツ
ノーリツのガスコンロ、「プログレ」「オルシェ」シリーズには、親水アクアコートというコーティングが施されています。
この機能のおかげで、気になる箇所に水を垂らしておけば、汚れが浮き上がってきて、サッと拭きとることが可能です。
特別な洗剤を使う必要がないため、調理後のお手入れに手間がかかりません。
また、「スモークカット」機能により、調理時に出る煙を従来の80%、ニオイを92%軽減できます※。
グリル使用後の庫内にこもったニオイやベタ付きをカットできるので、調理後の庫内掃除を最小に抑えることが可能です。
完全に焼網がないマルチグリルのため、庫内がフラットで楽に拭き掃除ができます。
リンナイ
リンナイの上位グレードには、グリル調理で発生する煙やニオイを抑える「スモークオフ」機能が付いています。
従来に比べて煙は80%、ニオイにいたっては99%もカット※されるので、魚を焼いた独特のニオイなどが部屋にこもるのを抑えることが可能です。
また、リンナイの上位機種である「デリシア」と「リッセ」の天板には「イージークリーン」という機能が搭載されています。
イージークリーンによって、バーナー回りの熱を分散させて表面温度の上昇を抑えられるため、結果的に焦げ付きを防ぐことが可能です。
ふきこぼれなどもサッと拭きとることができるので、お手入れに時間がかかりません。
比較ポイント3:安全性
安全面においてもメーカーによって機能が異なります。
消し忘れや地震による自動オフ機能、Siセンサーなど、もしものときに役立つ機能が取り付けられています。
ここからはそれぞれのコンロの安全性を見てみましょう。
ノーリツ
ノーリツのコンロは、全口Siセンサーに対応しているため、安全性が高いといえます。
機能としては、消し忘れや焦げ付きなどによる自動停止対応とグリルの閉め忘れを防ぐプレートロック機能が付いています。
プレートロックはグリルのトビラが閉まっていなかったり、専門容器がセットされていなかったりすると、火がつかなくなる機能です。
このような調理中のうっかりミスにも対応しているため、お年寄りのいる家庭でも安全に使えるコンロといえます。
リンナイ
リンナイのコンロは「揺れピタ」機能が搭載されている機種があります。
揺れピタ機能とは、震度4以上の揺れを感知すると自動消火してくれる機能です。
下記の機種に搭載されています。
- デリシア
- リッセ
- マイトーン
- ユーディアエフ
- セイフル
- センス
- メタルトップ
また、鍋を置いていない状態では点火せず、一分間鍋が乗っていないと自動消火する「鍋なし検知機能」が搭載されているのも、リンナイのコンロの安全性が高い理由の一つです。
鍋を持ち上げると弱火になるといった機能も持ち合わせています。
「うっかり」のミスや地震のような「もしも」にも対応しているリンナイのコンロは高い安全性を持っています。
比較ポイント4:天板のデザイン性・耐久性
コンロの性能や機能も大切ですが、見た目も重要です。
デザインが気に入らなかったり、早い段階で劣化してしまったりするのは嫌ですよね。
ここからは天板のデザインやコンロ本体の耐久性について見てみましょう。
ノーリツ
ノーリツのガスコンロのガラストップ天板は、ガラス天板がアルミフレームで囲われているのが特徴です。
これはガラスが欠けてしまうことを防ぐためのもので、ノーリツの全てのガスコンロに採用されています。
ガラストップ表面は前項で紹介した「親水アクアコート」が施されているため、汚れを浮かせて落とすことが可能です。
ただし、スクレイパーなど、鋭いものでお手入れすることはできません。
リンナイ
リンナイの上位機種にはショット社の「セランガラス」が搭載されています。
セランガラスの特徴は以下の通りです。
- 800℃の温度差や衝撃に耐えられる
- 傷が付きにくく、色落ちしにくい
- 汚れにくく掃除がしやすい
性能の高さから、世界最大級の望遠鏡や欧州宇宙機構の衛星など、様々な場面で使われています。
それ以外のモデルでは国産のガラストップを搭載しており、セランガラスとまではいわないまでも高い意匠性と耐久性を持ちます。
ノーリツとリンナイどちらのガスコンロがおすすめ?
それぞれの特徴や機能性を見てきましたが、結局どちらのガスコンロがおすすめなのでしょうか。
生活スタイルやキッチンに求める性能によって、おすすめが変わってくるので、重視するポイント別にガスコンロを紹介します。
ノーリツ
料理好きでいろいろな料理に挑戦したい人や手頃な価格で料理を楽しみたい人にはノーリツのガスコンロがおすすめです。
様々な料理サポート機能が付いているので、毎日の料理がより楽しくなるでしょう。
様々な料理を作りたい人・ノーリツ プログレ
「料理の幅を広げたい!」
「様々な料理に挑戦してみたい!」
このような方にはノーリツプレミアムグレードの「プログレ」がおすすめです。
プログレのマルチグリルでは、様々な料理を簡単に作ることができます。
コンロには、煮オートや焼きサポート機能が付いているため、忙しいときの料理をサポートしてもらうことも可能です。
燻製機能や低温調理、麺ゆでなどのオートメニューも付いているので、お家で本格的な調理にも挑戦できます。
いろんな料理で日々を楽しみたい方には「プログレ」がおすすめです。
手頃な価格で料理を楽しみたい人・ノーリツ オルシェ
「プログレ」より手頃な価格で料理を楽しみたい人には、ノーリツスタンダードグレードの「オルシェ」がおすすめです。
プログレより機能は劣るものの、プレートパンが付属しているので、幅広い種類の料理を作ることができます。
両サイドのバーナーがないため、お手入れがしやすく、料理の後始末が楽なのも魅力の一つです。
スモークカット機能でニオイや煙を大幅に軽減できるので、調理中のニオイが部屋中に広がるのを防ぎます。
価格を抑えて、様々な料理に挑戦してみたい人は「オルシェ」を検討してみてください。
リンナイ
料理やお手入れ、調理後の後片付けをラクチンに済ませたい方にはリンナイのコンロがおすすめです。
ノーリツに比べて種類が豊富なのでお好みのコンロが見つかるでしょう。
ここからは簡単調理やお手入れのしやすさを重視したコンロを紹介します。
調理もお手入れも安全性も求めている人・デリシア
より簡単に、こだわりの料理ができるのがリンナイプレミアムグレードの「デリシア」です。
万能鍋のザ・ココットを使えば無水調理、低温調理、燻製調理が簡単にできるため、料理の幅が一気に広がります。
ニオイや煙を削減するスモークオフ機能や、イージークリーン機能を搭載しており、調理後のメンテナンスが楽なので、ストレスなく料理を楽しむことが可能です。
料理は好きだけれど後片付けの手間を最小限にしたい方は「デリシア」を選びましょう。
お手入れのしやすさを重視したい人 リッセ
デリシアよりもお手頃で、お手入れのしやすさを重視したい人には、リンナイスタンダードグレードの「リッセ」がおすすめです。
メンテナンス性は「デリシア」と変わらず、バーナー回りもサッと一拭きで、きれいになります。
グリルには焼き網がなく、代わりにスリットが入った蓋が特徴のココットプレートがあります。
焼き魚だけでなく、トーストやノンフライ調理、ピザなどスイッチ一つで自動調理が可能です。
調理後はココットプレートを洗うだけでいいので、後片付けにも手間がかかりません。
お手入れを簡単に済ませたい方には「リッセ」がおすすめです。
各メーカーの特徴を比較してどちらがいいか検討しよう
トップメーカー2社のコンロの特徴や機能の比較はいかがでしたでしょうか。
どちらも、料理の幅を広げる様々な機能や調理の一手間を楽にするオート機能など、便利な機能が付いています。
また、お手入れやメンテナンス性もそれぞれに特徴があるため、自分のスタイルにあったメーカーのコンロを選びましょう。
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コンロの耐用年数注)は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。
コンロの交換費用は10万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、一回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。
注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。