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ガスコンロのガラストップが割れる原因は?対処法もご紹介

現在ガスコンロの天板として主流のガラストップは、強化ガラス製で耐久性とデザイン性に優れ、お手入れも簡単なことから高い評価を得ています。 そんなガラストップですが、実は想定外の力が加わると割れるリスクがあることをご存じでしょうか? ガラストップが割れる原因と割れたときの対処法を解説します。

最終更新日:2024年09月24日公開日:2024年07月04日

目 次

この記事でわかること

  • ガスコンロのガラストップが割れる原因がわかる!
  • ガラストップがひび割れたままでガスコンロを使っていいのかがわかる!
  • ガラストップが割れてしまったときの対処法がわかる!

ガスコンロのガラストップが割れる原因

ガラストップが割れる原因として考えられるのは、使用上の不注意や熱膨張、経年劣化などです。
以下、ガラストップが割れる原因を4つ詳しく解説します。

重いものを落とした

ガラストップが割れる原因で最も多いのが「重いものを落とした」ケースです。
実際にレンジフードからつり下げていたフライパンが落ちて、ガラストップが割れてしまったという事例もあります。
また、鍋本体に立て掛けておいたホーロー鍋のふたが倒れて、ガラストップにひびが入ったという事例もあります。

ガラストップを使用する場合は、周囲に重い調理用具をつるしたり、鍋のふたなど倒れやすいものをそばに置いたりしないようにしましょう。

体重をかけて圧力を加えた

「換気扇の掃除をしようとして天板に乗ったらひび割れてしまった」というのもガラストップが割れる原因としてよく聞くケースです。

ガラストップは一点に強い圧力が加わると割れやすく、人間が体重をかけただけでも割れてしまいます。
換気扇の掃除は椅子や脚立などを使うようにしましょう。

小さなひびが熱膨張した

重いものを落としたり体重をかけたりした覚えがないのに、ガラストップが突然割れてしまったという場合、原因は熱膨張にあるかもしれません。

本来ガラストップは耐熱性があり、普通のガラスに比べて熱膨張率が低く、高温になっても膨張しにくいガラスです。
しかし、ガラストップに目に見えない微細なひびが入っていると、熱によって繰り返される膨張と収縮にガラスが耐えきれなくなり、大きなひび割れに繋がってしまう可能性があります。

天板に傷をつけないように、普段から鍋を引きずったり、掃除の際に強く擦ったりしないようにしましょう。

天板のたわみで隙間ができた

経年劣化により強度が落ちたキッチンの天板は、ガスコンロの重みでたわんでしまいます。
たわんだキッチンの天板の上にガラストップを乗せると隙間が生まれ、ガラストップがうまく圧力を分散できなくなり、突然中央から2つに割れてしまう可能性があります。

キッチン天板の耐用年数は素材や使い方によって違いますが、おおむね15~20年が目安です。
たわんできたと感じたら、交換やリフォームをおすすめします。

ガスコンロはガラストップがひび割れたまま使っても大丈夫?

ガラストップ ひび

ガスコンロのガラストップがひび割れてしまったとき、修理や交換にかかる費用を考えると「このまま使えないだろうか」と思ってしまうのは当然です。

しかし、ひび割れを放置したまま使用していると、ひび割れから吹きこぼれやはねた油などの汚れがガスコンロの内部に入り込み、故障の原因になります。
また、鍋やフライパンの重みで徐々にひび割れは大きくなっていくため、突然耐えられなくなって粉砕する危険性もあります。

ガラストップが割れたら、交換する以外に安全に使う方法はありません。
なるべく早く交換するようにしましょう。

ガスコンロのガラストップが割れたときの対処法

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ガラストップが割れてしまった際の応急処置と、修理依頼をする前にやるべきことについて解説します。

以下のことをしておくと、すぐに修理依頼ができない場合でも安心です。
また、スムーズに修理依頼を済ませることができます。

耐熱アルミテープで補修する

まずは吹きこぼれや油汚れなどがガスコンロ内部に入り込まないように、耐熱アルミテープで補修を行います。
作業時は軍手を使用し、ケガをしないように注意しましょう。

耐熱アルミテープとは材料にアルミ箔が使われているテープです。
主に水回りや熱源の補修材に使用されるもののため、ガスコンロの補修にもぴったりです。

アルミテープのみでは不安な場合は、ガスマットの併用をおすすめします。
ガスマットとはガスコンロの上に敷くマットのことで、粘着性はありません。
ガスマットの耐水性はそれほど高くありませんが、油汚れや焦げ付きからガスコンロを守ってくれます。
応急処置にはぴったりなアイテムです。

修理依頼する

ガラストップが割れてしまったら、できるだけ早く購入先やメーカーに修理依頼をしましょう。
修理依頼をする前に以下の2つのことをやっておくと、スムーズに依頼することができます。

ガスコンロの状態を写真撮影する

購入先やメーカーによって、保証や保険の申請に写真が必要になる場合があります。
天板の状態はもちろんのこと、ガスコンロの前面を含めた画像など、いろいろな角度から撮影しておきましょう。

また特に製品名や品番を控えておくと、手続きがスムーズになります。
本体に品番が記載されたシールが貼られている製品もあるので、撮影しておきましょう。

保証や保険など適用されるか調べる

ガラストップの交換には約5万円もの費用がかかり、急な出費としてはかなりの痛手です。
少しでもお金の負担を減らすために、保証や火災保険が使えないか調べてみましょう。

また、パロマやリンナイなどのガスコンロメーカー以外に、購入先の家電量販店や工務店などが保証や火災保険をつけている可能性があります。

なお、修理依頼を申請した際に、応急処置について指示があれば従いましょう。
ただし、賃貸の場合は、まずは大家さんに相談することが大切です。
勝手に判断して修理依頼をしてしまうと、思わぬトラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。

もし破損したガスコンロが5年以上前に購入したものならば、修理より交換をおすすめします。
というのも、ガスコンロの寿命は平均10年程度といわれており、今修理をしてもほどなく交換の時期が来てしまうからです。
むしろ、破損時に交換してしまった方が出費は抑えられる可能性があります。
詳しくは以下のリンク先の記事をご覧ください。

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2024年09月24日

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ガラスコートなど割れにくい天板の機種に交換する

「ガラストップ天板は魅力的だけど、もし割れてしまった場合の高額な修理費用を考えると手が出ない」と考えている人もいるでしょう。

その際には、割れにくい天板の機種を選ぶのはいかがでしょうか。
最新のビルトインコンロでは、より割れにくい天板を採用しており、各社開発が進んでいます。


例えばパロマのハイパーガラスコート天板は、ホーロー天板用の銅板に2層のガラスコートをかけてあるので、金属の耐久性とガラスコートの防汚性を持ち合わせています。
熱や傷、衝撃に強く、通常の使い方をしていれば、基本的に割れることはありません。
また、焼き付きやこびりつきが起きにくくお手入れも簡単で、デザイン性も優れているのでおすすめです。

ガスコンロのガラストップが割れる原因と対処法まとめ

ここまでの話をまとめると以下のとおりです。

  • ガラストップがひび割れたままの使用は、コンロ自体の故障を招く
  • ガラストップが割れた場合は、速やかに購入先やメーカーに修理依頼をする
  • 修理依頼をする際は、保証や保険が適用できないか確認する
  • ガラストップのガスコンロの割れやすさが不安な場合は、ガラスコートなど割れない天板を用いた機種への交換を検討する

ガラストップは機能性とデザイン性から人気の天板素材ですが、割れやすさと高額な修理費用というデメリットもあります。
そういったことも勘案して、ガラストップではなくガラスコートなどを用いた割れない天板の機種へのに交換するという選択肢もあります。

修理か交換かは利用年数で判断することがおすすめです!

修理か交換かは利用年数で判断することがおすすめです!

コンロの耐用年数注)は約10年です。10年以上経過している場合、故障の頻度も増えていきます。
トラブル発生時は「修理」と「交換」の要望はほぼ同じですが、最終的な解決方法は10年を境に差が出てきます。ご利用年数が10年以下なら修理、10年以上なら交換することをおすすめします。

注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。

修理と交換お選びいただけます
修理と交換お選びいただけます
  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます