太陽光発電に蓄電池は必要? 口コミで分かる後悔しない導入方法

太陽光発電に蓄電池は必要? 口コミで分かる後悔しない導入方法

太陽光発電に蓄電池を併設した方の、良かった点と後悔した点の口コミを紹介します。太陽光発電に蓄電池を導入するメリットとデメリットも解説。蓄電池の導入に向いている家庭や設置時の注意点も解説するので、設置を検討している方はぜひ参考にしましょう。

最終更新日:2025年02月17日公開日:2025年02月17日

目 次

この記事でわかること

  • 太陽光発電と蓄電池を併設した方の口コミがわかる!
  • 蓄電池を導入したほうがよい家庭の特長がわかる!

太陽光発電に蓄電池を設置して良かった人の口コミ

太陽光発電に蓄電池を設置して良かった人の口コミ

実際に設置した方の口コミを参考にしましょう。設置して良かった方の口コミは以下のとおりです。

  • 電気代が安くなった
  • 災害時の停電への不安感が減少した

それぞれ具体的に紹介します。

電気代が安くなった

太陽光発電に蓄電池を設置して良かったという方の口コミとして、電気代が節約できる点が挙げられます。

8月、9月の電気代は太陽光・蓄電池導入前の前年と比べて40~50%程度減った感覚があります。(男性 50代)

電気代は今までの半分以下になりました。(男性 40代)

電気代が安くなる理由は、具体的に以下が挙げられています。

  • 太陽光で発電した電気を蓄電池で貯めておけるため、日の出前、日没後の時間帯、晴れの日の買電がほぼない
  • 余剰電力を売電できるので、トータルの電気代が削減できる
  • 夏場の電気代が下がった

電気の使用時間を気にせずに使用でき、電気代が節約できる点は大きなメリットになるようです。特に夏場は日照時間も長く、太陽光発電で多くの電気が貯められるため、節約効果は高くなります。

災害時の停電への不安感が減少した

災害時に電気の供給がストップした際、太陽光発電と蓄電池があれば停電時に電気を使用でき不安感が減少できる点も、設置して良かった口コミとして挙げられています。

犬を飼っており、犬のための停電対策として太陽光と蓄電池を導入しました。災害のニュースを見て、犬がいると避難しづらいなと思ったのが導入のきっかけです。 (男性 40代)

他にも、以下のような口コミもありました。

  • 蓄電した電力を使用すれば、災害による停電時も電力を使用できて安心
  • 電気を買わずに自分の家で発電すれば、自分の家だけでなく世のため人のためにもなる

災害による不安の解消は、大きなメリットになるようです。

太陽光発電に蓄電池を設置して後悔している人の口コミ

太陽光発電に蓄電池を設置して後悔している人の口コミ

良かった口コミだけでなく、後悔している人の口コミも参考にして比較することが大切です。後悔した方の口コミの内容は、以下のとおりです。

  • 電気代が安くならなかった
  • 蓄電池が高い

それぞれ具体的に解説します。

電気代が安くならなかった

以下のように、電気代が安くならなかったという方の口コミがありました。

  • 思っていたより発電量が少なかった
  • 想定より売電額が低かった

蓄電池を購入しても、電気代が安くならない理由として、以下のケースが挙げられます。

  • 蓄電池で効果が得られるライフスタイルではなかったケース
  • 事前のシミュレーションが不足していた可能性

上記のようなケースを回避するために、まずは自宅での電力の使用状況を詳しく把握することが重要です。特に、時間帯別の使用量や1日のトータル使用量を確認し、それらをもとに蓄電池の必要性を判断することが効果的です。
また、季節によって発電量や電気使用量が変動するため、冬場はメリットを感じづらい場合があります。

事前のシミュレーションを徹底することで、適切な導入計画を立てられ、失敗を防ぐことが重要です。

蓄電池が高い

後悔した方の口コミの中には、「蓄電池が高い」という声もありました。

蓄電池は決して安い買い物ではありません。太陽光発電と蓄電池を購入したものの、高い値段に見合った効果はないといった口コミもあります。その理由として、以下の可能性が挙げられます。

  • 補助金を活用していない
  • 適切な容量を選んでいない

蓄電池の設置に活用できる補助金は、使えるタイミングや条件が自治体によっても異なります。うまく活用できるタイミングで設置を検討することも大切です。

太陽光発電

2025年02月28日

【東京都】太陽光発電の補助金はいくら? 種類ごとの助成額や申請方法をわかりやすく紹介!

東京都で太陽光発電システムを設置する際には、補助金を活用することで負担を減らせます。本記事では、東京都が行っている太陽光発電の補助金について解説します。制度への理解を深めて補助金を活用し、太陽光発電設置にかかる負担を少しでも減らしましょう。

また、蓄電池は容量が大きくなるほど高くなります。不必要に大きな容量のものを設置すると費用対効果が低くなりやすいため、家の大きさや電気の使用時間などに合わせて適切なサイズを選びましょう。

家庭用蓄電池の目安容量と選び方

2025年02月28日

家庭用蓄電池の目安容量と選び方

家庭用蓄電池の容量は、設置の目的や太陽光発電システムの容量、電気の使用時間、停電時に使いたい家電の消費電力などをもとに、適切に選ぶことが大切です。本記事では、蓄電池の一般的な容量や家庭用蓄電池の基礎知識、家庭にあった蓄電池の容量の選び方、比較検討するために必要な情報、選ぶ際の注意点を解説します。

導入前に蓄電池のメリット・デメリットを知っておこう

導入前に蓄電池のメリット・デメリットを知っておこう

ここまで紹介したように、蓄電池の設置についてはプラスの意見もマイナスの意見も見られます。蓄電池は安い買い物ではないため、後悔しないためにも事前にメリットとデメリットを知っておくことが重要です。

現在の生活スタイルや環境を考慮し、自宅へ蓄電池を設置する場合にメリットとデメリットのどちらが大きいかを考えてみましょう。

太陽光の蓄電池を導入するメリット

太陽光の蓄電池を導入するメリットは、以下のとおりです。

  • 電気代の節約が期待できる
  • 災害時や非常時の停電でも電気が使える
  • 電力供給の安定化に貢献できるサービスもある

それぞれ、具体的に解説します。

電気代の節約が期待できる

電気代の節約が期待できる

蓄電池と太陽光発電システムを併用すれば、発電した電気や余った電気を貯蓄し、電気の購入を減らすことが可能です。例えば、日中に発電した電気を蓄えておけば、発電のない夜間に使用できるため、夜間の購入電力を抑えられます。

日中と夜間で電気代が変動するプランに加入している場合は、単価の低い時間帯に太陽光で蓄電池を充電し、単価の高い時間帯に蓄電池内の電気を利用することで電気代の節約が可能です。

また、固定価格買取制度(FIT)の太陽光発電を利用しており、10年間の買取期間が満了となる場合、太陽光発電による電気代削減効果が減少します。こうしたケースでも、蓄電池を設置すれば、電気代の買取がなくても電気代削減効果が得られます。

現状の電気料金メニューや太陽光発電の設置状況などを把握した上で、蓄電池設置による費用対効果を検討してみましょう。

災害時や非常時の停電でも電気が使える

災害時や非常時の停電でも電気が使える

蓄電池に貯めた電気は、停電時にも利用できます。そのため停電が発生した場合に、一定期間は自宅の家電製品が利用可能です。例えば、蓄電池内に3kWhの電力が貯まっている場合、冷蔵庫だけであれば60時間、エアコンだけであれば6時間使うことができます。

停電が長時間続く災害時には、冷蔵庫で食品を保存したり、携帯電話を充電して情報を得たりといった最低限のライフラインを維持することが欠かせません。冬場や夏場の停電時にエアコンや暖房が使えない状況では、寒さや暑さによる体調悪化のリスクも高まり、特にご高齢者やお子さんにとっては致命的となる恐れもあります。

蓄電池を設置することで、こうした非常時に備えた電力供給が可能となり、家族や自身の生活への不安を軽減できます。特に災害が多い地域では、蓄電池の導入が万が一の備えとして安心感につながるでしょう。

電力供給の安定化に貢献できるサービスもある

蓄電池を通じて、社会的な電力供給の安定化への貢献も可能です。例えば、社会全体で電気が不足するタイミングで、電力会社から購入した電力を使わず自家発電で補えれば、電力供給の安定化につながります。

東京ガスの蓄電池制御サービスでは、対応エリアの電気需給バランスを考慮して、当社がお客さまの蓄電池の充電・放電を賢く制御することで、電力供給を安定化させることが可能です。

24時間365日受付中

無料訪問相談を依頼する

太陽光の蓄電池を導入するデメリット

太陽光の蓄電池を導入するデメリットは、以下のとおりです。

  • 初期費用が高い
  • 設置場所を取る
  • 劣化に伴うメンテナンス費用がかかる

それぞれ、具体的に解説します。

初期費用が高い

蓄電池本体の購入費用に加えて設置費・工事費がかかるため、初期費用が高くなります。太陽光発電がすでに設置されている場合、費用がさらに高くなる可能性があります。発電された電気を、家庭で使えるように変換するパワーコンディショナが別途必要になるケースもあるためです。

また、蓄電池の容量に応じて、蓄電池本体の価格は高くなる傾向があります。蓄電容量4〜8kWhの家庭用蓄電池の費用目安は、約66万〜120万円です。高機能で大容量の蓄電池は200万円以上するものもあります。

初期費用を抑えるために、太陽光発電と同時設置を検討したり、適切な容量の蓄電池を設置したりする工夫が必要です。

設置場所を取る

蓄電池は、屋内に設置するタイプと、屋外に設置するタイプがあります。

  • 屋内設置タイプ

屋内に設置するタイプは比較的サイズがコンパクトですが、大型空気清浄機程度のスペースは必要です。

  • 屋外設置タイプ

容量の大きい大型の蓄電池を使用する場合は、屋外に設置するタイプになります。屋外設置タイプの場合、直射日光が当たらない、高温や低温になりすぎないなどの条件を満たす必要があります。

また、蓄電池のサイズだけでなく、作業担当者がメンテナンスできるスペースも確保しなければなりません。

10年〜15年程度は蓄電池を設置する必要がある点を考慮し、スペースが確保できるか確認しておきましょう。

設置場所を取る

劣化に伴うメンテナンス費用がかかる

家庭用蓄電池の法定耐用年数は6年、平均的な寿命は10〜20年程度です。蓄電池が劣化してくると、メンテナンスの必要性や故障の可能性が高まり、それに応じてメンテナンスや修理費用がかかります。

メンテナンス費用や故障時の費用は、メーカーによって異なります。寿命に近づいてきたら、確認しておくと良いでしょう。また、メーカーや販売店によって保証期間も異なります。蓄電池を購入する前に、確認しておきましょう。

蓄電池を導入するとメリットが大きい人とは

蓄電池を導入するとメリットが大きい人とは

ここまで紹介した口コミやメリット・デメリットなどを踏まえた上で、導入すべきか最終的な判断に迷っている方もいるでしょう。ここでは、蓄電池の導入によるメリットが大きい方の特長を紹介します。

節電効果を高めたい人

節電効果を高めたい人

蓄電池は、初期費用を上回る金銭メリットは発生しにくいため、設置を後悔している方もいます。その点を理解して補助金を積極的に活用したり、料金メニューとマッチさせて電気代を節約したりできる方にはおすすめです。

後述する電力使用パターンの確認や、導入後のシミュレーションを徹底的に行えば、蓄電池の導入で節電効果が高められるかが分かります。導入前にしっかりチェックしてみましょう。

停電時の非常用電源が必要な人

停電時の非常用電源が必要な人

非常用電源があると医療機器や通信機器の稼働が確保できます。生命の維持につながるのはもちろん、救助を呼んだり、家族と連絡が取り合えたりするため安全性が向上します。

夏や冬の停電時でもエアコンや暖房が稼働し、室温を保つことも可能です。冷蔵庫や冷凍庫が稼働できれば、食品や薬品が保管できます。

蓄電池の種類によっては、家のほとんどの家電に使用できるため、停電時の非常電源を確保したい方には大きなメリットです。

なお、東京ガスではさまざまなタイプの蓄電池を取り扱っており、お客さまのご要望に合わせた最適な蓄電池のご提案が可能です。

費用や製品の選び方に不明点がある方は、無料相談も受け付けております。充実したサポートを提供していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

太陽光発電システムを検討している人

太陽光発電システムと蓄電池を一緒に導入すれば、単体での設置よりも費用がお得になる可能性があります。例えば、太陽光発電により昼間に発電された余剰な電力を貯めることができるため、夜間や悪天候のときでも電気の自家消費が可能です。

また、単体での導入では補助金がでない場合でも、同時に設置すれば補助金の対象になるケースがあります。業者によっては、工事費用や購入費用が割安になったりするケースもあります。太陽光発電システムを検討している方は、蓄電池の同時購入により、さらに安くなる可能性があるため、チェックしてみましょう。

太陽光発電の蓄電池の設置で後悔しないためには?

太陽光発電の蓄電池の設置で後悔しないためには?

蓄電池の設置は高額な費用が必要となるため、失敗したくない方が多いでしょう。そこで、蓄電池の設置で後悔しないための方法を紹介します。

家庭の電力使用パターンを確認する

一日中家にいる、昼間は外出して夜に帰宅するなど、ライフスタイルに応じて電力の需要は変わります。自分の生活に合った蓄電池を選びましょう。

ライフスタイルに合わないような、必要以上に容量の多い蓄電池を選んだりすると、蓄電池設置のメリットが受けられないばかりか、購入費用分の価値が生み出せない可能性があります。

購入を検討する前に、しっかりと電力の使用パターンを把握しておきましょう。

事前に導入した際のシミュレーションをする

現在の電気代と蓄電池を導入した際のシミュレーションも行いましょう。口コミは参考になりますが、ライフスタイルや生活環境に合わせて、必要な蓄電池をシミュレーションすることも重要です。停電した場合に、蓄電池があればどの家電がどのくらい使えるかを確認しておくのも良いでしょう。

太陽光発電の有無や性能などによっても適切な蓄電池が大きく変わるため、信頼できるプロに確認するのがおすすめです。

24時間365日受付中

無料訪問相談を依頼する

品質・保証・アフターフォローを確認する

多くのメーカーでは10〜15年という保証が付いています。良い品質の蓄電池であるのはもちろん、保証の期間がしっかりついている製品は安心です。

また、蓄電池の保証には、機器保証と容量保証があります。蓄電池の保証は、蓄電池本体や周辺機器の保証で、容量保証は、蓄電できる容量に対する保証です。

機器保証

蓄電池本体や周辺機器の保証

容量保証

蓄電できる容量に対する保証

さらに、保証だけでなくアフターフォローの内容をしっかり確認して、満足できるものを選びましょう。

太陽光発電システム・蓄電池の設置をお考えの方は東京ガスにご相談を

太陽光発電に蓄電池を設置することは、家庭の状況によってメリットもあれば、デメリットも生じる可能性があります。そのため、検討しても蓄電池を導入すべきか結論が出ないかもしれません。

東京ガスでは、太陽光発電システム・蓄電池の相談も受け付けています。費用に関するお悩み、分かりづらい補助金制度についてなど、安心して蓄電池購入を検討できるよう、手厚くサポートいたします。蓄電池導入を検討している方は、ぜひ東京ガスにご相談ください。

24時間365日受付中

無料訪問相談を依頼する
  • この記事の監修者

    東京ガスの太陽光発電サービス コラム編集チーム

    太陽光発電・蓄電池の仕組み、メリットから設置、メンテナンスなど幅広いトピックを解説します。みなさまの太陽光発電・蓄電池選びに役立つ情報を発信していきますのでぜひご活用ください!

注)この記事に含まれる情報の利用は、お客さまの責任において行ってください。
本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくは、「サイトのご利用について」をご覧下さい。