対面キッチン

対面キッチンの6つの種類の特徴とは?メリット・デメリットも徹底解説!

対面キッチンとは、ダイニングやリビングを眺めながら調理をするスタイルのキッチンです。 家族とコミュニケーションを取りやすく、調理中も家族と時間を共有することができます。 また、調理をする人の様子がリビング側から見えるため、自然に家族が家事を手伝うようになるキッチンです。 対面キッチンには主に6つのスタイルがあります。 この記事ではそれぞれの特徴と、対面キッチンのメリットとデメリットについて解説します。 対面キッチンを検討する方にぜひ知っていただきたいポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

最終更新日:2024年07月08日公開日:2024年07月08日

目 次

この記事でわかること

  • 対面キッチンの種類とその特徴がわかる!
  • 対面キッチンにするメリットとデメリットがわかる!
  • 対面キッチンにする前に知っておきたいポイントがわかる!

対面キッチンとは?

対面キッチンとは、ダイニングやリビングを眺めながら調理するスタイルのキッチンです。会話しながら調理ができます。

最近ではリビングのインテリアとも馴染むおしゃれなキッチンが増えていますが、その中でも開放的な対面キッチンが人気です。

対面キッチンは、造作壁のないオープンキッチンと造作壁のあるセミオープンキッチンとに分けられます。

対面キッチンの種類は主に6つ

対面キッチンには、以下6つのタイプがあります。

  • アイランドキッチン
  • ペニンシュラキッチン
  • I型キッチン
  • L型キッチン
  • コの字型キッチン
  • セパレートキッチン

それぞれについて詳しく解説していきます。

アイランドキッチン

アイランドキッチン

アイランドキッチンとはその名前の通り、島のように配置されたキッチンのタイプです。
壁と接する面がなく、どこからでもアプローチできる開放的なスタイルです。
家族とコミュニケーションを取りやすく、複数人で作業するのにも向いています。
まさにオープンキッチンの代表格です。

ただし、整理整頓に気をつけないと魅力が半減するので、日々片づけるように習慣づける必要があるでしょう。
また、家事動線が良いというメリットと引き換えに、デメリットもあります。

まず、広いスペースが必要になるため、間取りについて考えなければいけません。
また、気を付けたいのは調理の際の油はねです。
壁がないため、油が飛び散って汚れやすいことは覚えておきましょう。

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラは、半島という意味です。
ペニンシュラキッチンはキッチンの片側が壁と接続しているタイプです。
片方が壁にくっついているため、アイランドキッチンほど空間を必要としません。
それほど空間にゆとりがない場合にはこのタイプがおすすめです。

開放的なキッチンのため、アイランドキッチンと同様に家族が一緒に作業しやすいのも魅力です。
リビング側からキッチンの様子が良く見えるので、物はなるべく置かないようにしましょう。

コンロ・換気扇の配置は壁側がおすすめです。
コンロを壁側に配置することで、油はねがアイランドキッチンほど気にならなくなります。
また、壁側だと換気扇の配管工事についてもやりやすくなり、工事費用を抑えられるメリットがあります。

I型キッチン

I型キッチン

I型キッチンは対面キッチンの中でもスタンダードなキッチンです。
コンロからシンクまで横一直線に並んでいるため、アルファベットの「I」を連想させることからI型キッチンと呼ばれています。

対面キッチンにする場合は造作壁を作り、その壁付けで設置します。
対面でもダイニング側から見られたくない部分を隠せるのがこのキッチンの特徴です。

造作壁があるので、タイプとしてはセミオープンに分類されます。
調理のにおいがリビングに届きにくいのもメリットになります。

I型キッチン

2024年07月08日

I型キッチンとは?特徴を知って上手に活用する方法を知ろう!

キッチンにはさまざまなタイプがあり、どのタイプが適しているかは、家族構成や部屋の配置などによって異なります。 この記事ではまずI型キッチンがどのようなタイプで、他のタイプとどう異なるのか解説します。 またI型キッチンのメリットとデメリットを説明してから、I型キッチンを上手に活用するポイントも紹介しますので、ぜひリフォームをする際の参考にしてください。

L型キッチン

L型キッチン

キッチンの形状がL字型に曲がっているタイプがL型キッチンです。
配置の仕方によって、オープンにもセミオープンにもなります。

I型に比べて調理スペースが広く取りやすく、シンクからコンロへの動線が短いのが特徴です。
デメリットとしては、コーナーにあたる部分の収納が使いにくいことや、I型よりも大きな空間が必要になることがあげられます。

シンク前とコンロ前に分かれて複数人で作業する際も、相手の動線を遮ることなく移動できるので、調理がしやすいでしょう。

L字キッチン

2024年07月08日

L字キッチンの特徴|メリット・デメリットや注意点を解説

L字キッチンは作業スペースや収納スペースの広さから、効率よく料理ができるということで人気を集めています。 ここではL字キッチンの特徴やメリットデメリット、代表的なレイアウトについて紹介します。 また、L字キッチンを選ぶ際のポイントや注意点についても解説していますので、L字キッチンの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

コの字型キッチン

コの字型キッチン

L型キッチンに作業スペースを加えて、「コ」の字のように配置したキッチンをコの字型キッチンと呼びます。
コンロとシンクの動線が短く、背面にも作業スペースがあるので効率良く調理をすることができます。
背面の作業スペースにはオーブンや炊飯器などを置くこともできるので、別に収納家具を用意する必要がありません。

L型と同様、コーナー部分の収納が使いにくいことと、キッチン自体が大きいため、空間にゆとりが必要なことを考慮する必要があります。

コの字キッチン

2024年07月08日

コの字キッチンのメリットやデメリットは?我が家にも設置できる?

使い勝手が良く、おしゃれなイメージが強いキッチンといえばコの字キッチンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 この記事ではコの字キッチンのメリットとデメリットを中心に解説します。 リフォームをする際の注意点も紹介するので、コの字キッチンのことを詳しく知りたい方やリフォームを検討している方は参考にしてください。

セパレート型キッチン

セパレート型キッチン

I型を平行に並べたキッチンをセパレート型、もしくはその形状からII型キッチンと呼びます。
対面キッチンと壁付けキッチンを合わせたようなスタイルです。
タイプとしてはセミオープンで、広い作業スペースと収納力を重視する方におすすめのキッチンです。

ただし、I型キッチンが二つあるようなものなので、値段は高くなります。
またコンロとシンクの適切な配置によって家事動線を短くできるものの、横移動ではないため重い鍋を運ぶようなときは注意が必要です。

対面キッチンのメリットとデメリット

ここからは対面キッチンのメリットとデメリットを紹介します。
壁付けタイプから対面タイプにリフォームしたいと検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

メリット

  • 家族とコミュニケーションを取りやすい
  • テレビを見ながら作業ができる
  • 配膳や片づけなど作業がしやすい
  • 部屋を見渡せるので開放感がある

対面キッチンは家族とコミュニケーションが取りやすく、家事の時間も会話を楽しむことができます。
ニュースやドラマを見ながらの調理もできるので、家事の時間を有効に使うことが可能です。
また壁を見ながら作業する壁付けキッチンと異なり、リビングを見渡せるので開放感を感じることができます。

さらにダイニングとの距離が短いため配膳や片づけが簡単で、家族も手伝いをしやすい状況が作れます。

対面キッチンは「会話をしながら」や「テレビを見ながら」作業ができ、配膳もしやすいので、忙しいご家族におすすめのキッチンスタイルです。

デメリット

  • 壁付けタイプよりも空間が必要になる
  • 料理のにおいが部屋に充満しやすい
  • 壁がないオープンタイプは油はねや水はねが気になる
  • 手元が丸見えになる

対面キッチンは壁付けタイプよりも、リビングににおいが入ってきやすいため、窓を開けるなど換気に気を配る必要があります。
リビング側からキッチンが良く見えるため、油はねや水はねなど汚れがより気になる可能性があります。
またリビングから見える部分が大きいため、日々の整理整頓にも気をつけなければなりません。

レイアウトやサイズにもよりますが、対面キッチンは壁付けのタイプよりも広い空間を必要とします。
比較的費用もかかるため、予算に応じて仕様やグレードを選択しましょう。

対面キッチンに関する知っておきたいポイント

対面キッチン

ここからは対面キッチンについて、知っておきたいポイントを3つ紹介します。
リフォームしてから「こんなはずではなかった」と思わないためにも、ぜひ参考にしてください。

通路の幅が狭くなりすぎないように気をつける

キッチンと壁、キッチンと家具の間の通路スペースは、狭くならないように気をつけましょう。
女性が1人で使う場合でも、通路部分の幅は80cmから90cm必要です。
家族も一緒に調理することがある場合、通路の幅は100cmから125cm程度必要です。
すれ違うたびに、お互いが避けなければならない状況は、家事の効率を低下させる要因になります。

ほかにも、冷蔵庫やカップボードの扉を開けることも考慮する必要があります。
通路幅は作業効率にも影響するので、一般的な目安を参考にしましょう。

背面のレイアウトがキッチンの使い勝手に影響する

キッチンの背面には冷蔵庫や電子レンジなどの家電や、カップボードなどを置くことになります。
たとえば冷蔵庫であれば、キッチンの入り口付近に置くのがベストです。
ダイニング側から冷蔵庫の中のものを取りに行く場合も、調理している人の後ろを通らなくて済むからです。

また冷蔵庫のドアが開く方向にも注意しましょう。
そのほかにも電子レンジや炊飯器など、使い勝手を考えてレイアウトすれば、作業効率は格段に上がります。

カウンターをつける場合は役割をはっきり決める

キッチンにカウンターを造作するケースがありますが、あらかじめ役割を決めて設置しないと使い勝手が悪く、結局使わなくなるケースがあります。
カウンターを設置する場合は役割をはっきり決めて、その使い方にあった奥行きや高さにしましょう。

カウンターを設置するときは以下の点に注意する必要があります。

まず、カウンターで食事をする想定であれば、ある程度カウンターに奥行きが必要だということです。
つまり、カウンターの奥行き分、ダイニングは狭くなります。

また、調理する人と目線が合う高さにしようとすると、座面の高い椅子が必要になります。
小さい子供がいる家庭には向いていないでしょう。

壁付けキッチンから対面キッチンにリフォームするポイント

壁付けキッチンから対面キッチンにリフォームする場合は、いくつかクリアしなければならないポイントがあります。

まずは広さの問題です。
対面キッチンは壁付けタイプよりもスペースが必要になるので、その分ダイニングやリビングが狭くなります。
ダイニングテーブルなどを置くのに支障が出ないか確認が必要です。

ほかにも水道や排水、換気扇のダクトの場所が変わります。
構造的にダクトを移動できるのか、また排水管を延長する場合に適切な傾斜を取れるのかなど確認が必要です。
この点については専門家に相談しましょう。

工事する範囲が大きくなるほど費用はかさみます。
2階へキッチンを移動するような場合はかなり高額になるので、使い勝手と費用の両面を考慮し、慎重に判断しましょう。

まとめ

リフォームで叶えたいポイントや優先順位を決めることで、理想のキッチンタイプが見えてきます。
あまり見栄えを優先しすぎると使い勝手が悪くなり、必要以上に費用がかかる場合もあるので注意が必要です。

キッチンのレイアウトを変更すると、配管などの造作工事費が高額になります。
なるべくキッチンの配置は変更しないリフォームをおすすめします。

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます