レンジフード

レンジフードを掃除して油汚れを落としたい人必見!特性を知ってピカピカに!

暮らしのなかで使用頻度が高いレンジフードですが、レンジフードは掃除するのが面倒に感じる設備のひとつです。 掃除が大変だからといって先延ばしにしてしまうと、油汚れがこびりついて取りにくくなります。 今回は、レンジフードの油汚れを落とすポイントや洗剤選びを解説します。 レンジフードの油汚れをなんとかしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

最終更新日:2024年12月09日公開日:2024年07月04日

目 次

レンジフードの油汚れの正体

レンジフードにこびりつく汚れは油とホコリが混ざったものです。
加熱時に食材から出る油を含んだ蒸気がレンジフードに吸い込まれますが、蒸気が冷えて油に戻るとベタベタするようになり、その汚れにホコリが混じり頑固な油汚れとなるわけです。

レンジフードには煙や湯気を吸い込み屋外へ排出する役割があり、集められた空気中のホコリが油汚れに付着します。
次第に黒っぽい汚れとなり、放置しておくと油汚れやホコリがどんどん蓄積され、簡単な掃除では取れない頑固な汚れとなります。

炒め物などから出る煙は揮発した油分が含まれているため、油汚れが蓄積しないよう定期的なお手入れが必要です。

レンジフード掃除で頑固な油汚れを落とすポイント

レンジフードの掃除

それではレンジフードの掃除で頑固な油汚れを落とすには、何をどのようにしたら良いのでしょうか。
ここからはこびりついた油汚れを落とすポイントを紹介しますので、お手入れの際はぜひ実践してください。

軽く落としておく

レンジフードのフィルターの汚れがひどいと洗剤がなかなか浸透しないため、最初にホコリをカードでざっくり落としておくのがおすすめです。

また、大きなホコリの固まりは、歯ブラシなどを使って軽く落としておきましょう。
そうすることで洗剤の効き目が良くなり、より効果的に掃除することができます。

さらに掃除機で細かいホコリを吸っておくことで、効率良く頑固な油汚れを落とすことが可能です。
レンジフードを掃除する際のコツの1つですが、簡単に実践できるので試してみてください。

化学反応を利用

油汚れが蓄積して頑固な汚れとなったときは、食器用中性洗剤と重曹を合わせて使用することで、簡単に落とすことが可能です。
食器用洗剤の界面活性剤と重曹のアルカリ性が油と化学反応を起こし、油汚れ自体がせっけんのような成分に変化します。

食器用洗剤と重曹を使えば、長期間放置したレンジフードも手軽にスッキリ掃除することが可能です。

頑固な汚れはつけ置き

普段のお手入れではなかなか落ちない頑固な汚れは、つけ置きすることで効果的に落とすことが可能です。
1時間程度つけ置きすれば、フィルターなどもキレイになります。

通常、つけ置き洗いは45〜50°Cのお湯を使用しますが、煮洗いをすれば数十分で効果的に汚れを落とせます。

ファンに付着した汚れを落とす場合を含め、換気扇のお手入れはゴム手袋をして行ってください。

密着パック

レンジフードの取り外せない部分は、密着パックでお手入れするのがおすすめです。
洗剤を含ませたキッチンペーパーを貼り付け、その上をラップで覆い10〜15分程放置します。

また食器用洗剤と重曹を合わせたものを、キッチンペーパーに塗って貼り付けるのも効果的でしょう。
頑固な汚れを浮き上がらせてから、熱いお湯で絞った雑巾を使って拭き上げていきます。
汚れがボロボロと落ちていくので、気持ち良く掃除ができます。

擦らず削る

レンジフードの掃除を長期間怠ると汚れが蓄積するため、つけ置きや密着パックでもなかなか落ちないことがあります。
そんな頑固な汚れは、ゴシゴシ擦るよりもへらを使って削り落とすのがおすすめです。

ヘラがないときはカードやものさしなど家庭にあるもので代用できるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
特にレンジフードカバーはつけ置きできないので、削り取ってしっかり汚れを落とすのが有効です。

レンジフードの油汚れの掃除に重要な洗剤選び

お掃除グッズ

レンジフードの頑固な油汚れを落とすには、どのような洗剤を選べば良いのでしょうか。
ここではレンジフードの掃除に適した洗剤の特徴を詳しく解説するので、洗剤選びの参考にしてください。

中性洗剤

換気扇をはじめキッチンの掃除によく使われる中性洗剤は、界面活性剤の働きで汚れを落とすのが特徴で、油汚れにも有効です。

手肌や素材を痛めにくく、他の洗剤と混ぜても有毒ガスが発生しないので、初めての方も安心して使用できるでしょう。

洗浄力はアルカリ性洗剤に比べて落ちますが、軽い汚れであれば十分に落とすことが可能です。
それゆえ日常的なお手入れで使用するなら、中性洗剤が適しています。

アルカリ洗剤

頑固な油汚れを落としたいときに選ぶのが、ホームセンターなどで気軽に購入可能なアルカリ洗剤です。
酸性のしつこい油汚れに対して高い洗浄効果を発揮し、化学反応で油をせっけんの成分へと変えることができます。

アルカリ洗剤には強アルカリ性と弱アルカリ性があります。
家庭では、手指への刺激が少ない弱アルカリ性を使用すると良いでしょう。
頑固な油汚れには強アルカリ洗剤の使用が適していますが、手指への刺激が強いので注意が必要です。

重曹

重曹は100均などでも手軽に購入可能で、さまざまな用途で便利に使えるアイテムです。
ただし、ごく弱いアルカリ性のため強力な洗浄効果は期待できません。

長期間放置しておいた油汚れを落とすよりも、日常の調理で発生するちょっとした油汚れを拭き取るのに適しています。
また重曹の水溶液はつけ置き洗いにも適しており、ファンなどの取り外し可能な部品をつけ置くのに便利です。

粉末やペースト、水に溶かすなど使い方はいろいろで、市販の洗剤より安全性が高いので安心して使えるでしょう。

重曹

2024年12月09日

レンジフードの掃除は重曹水のつけ置き洗いでピカピカに!頑固な油汚れもスッキリ!

レンジフードは、掃除の中でも時間がかかってしまう場所のひとつ。 毎日の調理で発生する油汚れがレンジフードにこびりつき、やがては頑固な汚れとして取れにくくなってしまうことも多いでしょう。 キレイな状態を保つには3ヶ月から半年に1回の掃除が理想で、年末の大掃除だけではなかなかきれいにはなりません。 そんな面倒なレンジフードの掃除に役立つアイテムが重曹(炭酸水素ナトリウム)です。 今回は、レンジフードの汚れに有効な重曹を使った掃除方法と、その手順を紹介します。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性の無機化合物で、掃除や洗濯などさまざまな用途に使える便利アイテムです。
他の洗剤と比べて環境や体に優しく、乳幼児やペットがいる家庭でも安心してお使いいただけます。

サラサラとした結晶のセスキ炭酸ソーダは水に溶けやすく、高い洗浄効果も期待できるでしょう。
水溶液をスプレー容器に入れて噴きつけ、数時間放置後に拭き取るだけで簡単に油汚れが落ちます。

レンジフードに油汚れを溜め込むとどうなる?

レンジフード

レンジフードの掃除はこまめに行うのがおすすめです。
油汚れを溜め込むとレンジフードがどうなってしまうのかを解説していきます。

空気の循環が悪くなる

レンジフードの油汚れを放置しておくと、フィルターが詰まったりファンに油が付着したりして動きが悪くなります。
そのため換気能力が低下し、やがては故障やトラブルの原因となるでしょう。

不快な思いをします。
空気の循環が悪くなると、壁や床などに油が付くこともあり、においが残る原因になります。
いつまでも油を含んだ空気が残り、調理後のにおいが消えない不快なキッチンになってしまいます。

レンジフードの換気能力を維持して空気を循環させるには、油汚れがこびりつく前に掃除するのがおすすめです。

故障に繋がる

レンジフードを長期間掃除せずに放置しておくと、ファン内部にも油汚れが蓄積してしまいます。

汚れが溜まった状態で作動させると、無理に回すことになり、レンジフード自体が故障しかねません。
また無理やり回転させるとファンを支えている軸が曲がり、安定して回転できなくなる可能性があります。

ファンが汚れにぶつかり大きなノイズが出ることで、再起不能となってしまうことも。
そうならないためにも、日々のお手入れがとても大切です。

調理中に汚れが入る危険性

レンジフードに付着した油は長時間熱にさらされると液状になり、油だれを起こしてしまいます。
油汚れには、それをエサにするカビや雑菌が増殖します。
その油が調理中の鍋などに入ってしまうと、健康にも影響を与えかねません。

調理中の料理に油が入ってしまったら、ストレスになるばかりか料理を作り直すことも必要になります。
また壁をつたって油がたれると、見た目にも不衛生に感じてしまいます。
口に入るものを扱うキッチンは、常にキレイにしておきたいものです。

害虫が増えやすくなる

レンジフードの油汚れをそのままにしておくと、油臭につられて害虫が集まってくるので注意が必要です。
特にゴキブリは油が好物で、レンジフードの油を全力で利用する特性を持っています。

調理の熱を吸い込むレンジフード内部はいつも温かいので、エサとなる油があるとあっという間に繁殖してしまうでしょう。

キッチンをこまめに掃除している家庭は、ゴキブリの出現率が少ないといいます。
不快な害虫を繁殖させないためには、油汚れを定期的に取り除いてください。

まとめ

レンジフードの掃除で落としにくい頑固な汚れの原因は、油とホコリが混ざり合ったものです。

長期間放置することで油汚れが蓄積し、汚れが落ちにくいばかりかレンジフード本体が故障する原因にもなります。
また不快な害虫が繁殖するため、汚れの度合いに合わせた洗剤を使ってしっかり掃除をしましょう。

油汚れの掃除には、洗剤選びがとても重要です。
最適な洗剤を使って、毎日使うレンジフードを常にキレイにしておきましょう。

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レンジフードの交換目安は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。

レンジフードの交換費用は15万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、一回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。

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汚れが蓄積してご自分では掃除しきれない場は、専門業者に依頼してクリーニングしてもらうのもおすすめです。

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます

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