この記事でわかること
- レンジフードの交換をどこに頼むべきかがわかる!
- レンジフードの交換費用の相場がわかる!
- レンジフードの交換時期がわかる!
レンジフードの交換はどこに頼むことができる?
レンジフード交換を依頼できるのは、主に次のような業者です。
- リフォーム会社
- 家電量販店・ホームセンター
- ガス会社
- インターネット販売業者
- 緊急駆けつけ修理業者
- 住宅設備の施工会社
依頼先ごとの大まかな特長を下表にまとめました。
料金 | 安心 | スピード | 品質 | |
---|---|---|---|---|
リフォーム会社 | △ | ◯ | ◯ | ◯ |
家電量販店 ホームセンター | ◯ | △ | ◯ | △ |
ガス会社 | ◯ | ◎ | ◯ | ◎ |
インターネット販売業者 | ◎ | △ | ◎ | △ |
緊急駆けつけ修理業者 | △ | △ | ◯ | △ |
住宅設備の施工会社 | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ |
料金や安心感、対応のスピードなど、業者ごとの特長をふまえてレンジフード交換をどこに頼むか検討してみましょう。
リフォーム会社
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レンジフードのみならず家全般をリフォームするときは、リフォーム業者にすべて任せるのがよいでしょう。ほかにも気になる箇所があるときにおすすめです。
イベントやショールームで実物や施工例を確認できるのも、リフォーム会社を選ぶメリットといえます。ただし、幅広く対応している業者の場合、レンジフード交換などの単品工事には対応していないことがあるため、その場合にはレンジフード交換などの生活設備専門に請け負っている業者を探す必要があります。
また、実際の工事は、下請けや契約している業者に依頼して施工されることがほとんどです。品質については、施工業者に左右されますので、口コミや評判を見て判断するようにしましょう。
家電量販店・ホームセンター
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家電量販店・ホームセンターの中でも、設備交換やリフォーム工事を請け負っている店舗では、レンジフードの交換を依頼できます。店頭に並んだレンジフードを実際に見ながら、その場で使い勝手やお手入れ方法を担当者に確認し、購入を判断できるのがメリットです。
ただし、レンジフードに関する知識が豊富かどうかは、店舗・担当者によって差があります。必ずしも専門的なアドバイスがもらえるとは限らないため、自分自身でもある程度の情報を集めるなど、事前の準備を行ったほうがよいでしょう。
ガス会社
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レンジフードは、キッチンのコンロまわりに設置されるため、ガス機器の扱いに長けたガス会社に依頼するのも一つの選択肢です。ガスに関する幅広い知識を持っており、不安や疑問を相談しやすく施工にも安心感があります。大手のガス会社であれば、工事費なども明瞭に提示してもらえるでしょう。
ガス会社によってはオンライン上で見積もりまで完結できることや、専門的な視点から、要望や予算に合わせて最適なレンジフードを提案してもらえることもメリットです。
インターネット販売業者
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レンジフードをはじめ、生活設備を専門に扱っているインターネット販売業者でも、交換工事を依頼できる場合があります。実店舗と比べると、取扱商品の種類や在庫が豊富で、希望のレンジフードを見つけやすいのがメリットです。インターネットで気軽に相見積もりを依頼できるため、業者の選定から依頼までをスムーズに進められるでしょう。
ただし、レンジフード本体を安く購入できる場合でも、別途発生する工事費は割高になる可能性があります。見積もりを出してもらったら、費用の内訳を確認してみてください。あまりに安価な見積もりを提示する業者は、工事費を含んでいなかったり、施工を担当する下請け業者の工事単価を下げていたりと、中には悪質なケースも存在します。
費用の安さだけを重視するのではなく、施工の品質面や安全面にも着目してみましょう。
緊急駆けつけ修理業者
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レンジフード交換は、生活設備のトラブルに対応している緊急駆けつけ修理業者にも依頼できます。水まわりのトラブルに特化した業者でも対応してもらえる場合があるため、自宅周辺で最適な依頼先を見つけられそうにないときには、選択肢に加えてみましょう。
ただし、緊急駆けつけ修理業者は、あくまでも緊急性の高い修理や修繕をメインに請け負っており、レンジフード交換を専門としているわけではありません。即日交換や早めの対応は期待しにくく、費用が割高なケースも考えられます。トラブルを防ぐためにも、見積もりはきちんと書面で提示してもらい、納得のうえで依頼を検討しましょう。
住宅設備の施工業者
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住宅設備の交換工事などを専門とした施工業者は、レンジフードをはじめ、ガスコンロや給湯器など、家庭内のさまざまな設備に対応しています。レンジフード本体は自分で購入し、取り付け工事のみを業者に依頼することも可能です。
住宅設備に関する高い専門性を期待できるため、品質面では安心感がありますが、中には高額な交換工事費用を請求する悪徳業者も存在します。見積もり時点では安価でも、依頼後に追加費用が発生する可能性もあるため、口コミ評判などを参考にしつつ、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。
レンジフードの耐用年数
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レンジフードの耐用年数は、約10〜15年です。2009年4月以降に製造されたレンジフードは、本体に耐用年数が記載されています。本体の表示を確認できない場合、取扱説明書で設計上の標準使用期間をチェックしてみてください。設計上の標準使用期間とは、安全面で支障なくレンジフードを使える期間の目安です。
よって、メーカーが設定した標準試用期間を過ぎているレンジフードは、交換を視野に入れてみましょう。使用開始から10年未満の機器であっても、故障や異常などの不具合が発生している場合には、放置せず早めの修理・交換をおすすめします。
レンジフードの交換サイン

レンジフードに生じる次のような症状は、交換の必要性を知らせるサインです。
- 運転中に異音がする
- 運転中にガタガタと振動している
- 以前と比べて吸引力が弱くなった
- ファンの回転が遅い・不規則
- スイッチを入れてもファンが動かない
「カラカラ」「キュルキュル」といった異音は、レンジフードに何らかの不具合が発生していると考えられます。また、「運転させてもニオイが残る」「壁や床がベタつくようになった」「吸い込みが悪い」という場合、レンジフードの吸引力が低下している可能性があるでしょう。
ファンの回転が遅くなったり不規則になったりなど、以前と動きが変わったと感じるときには、一度レンジフードの掃除をしてから、再び動かしてみてください、変わらず異常が発生しているかどうかで、交換の必要性を判断しやすくなります。
【目的別】レンジフードの交換業者の選び方

業者の特長が一通りわかったところで、目的別にレンジフード交換業者の選び方を解説します。
レンジフードの交換において、どこに注目するかで選ぶ業者が変わってきます。
なるべく費用を安く抑えたい場合
費用を安く抑えたいのであれば、「家電量販店・ホームセンター」「インターネット販売業者」の中から選ぶことになるでしょう。
これらはガス会社とは違い、激しい価格競争にさらされているため提示価格が抑えられています。
さらに相見積もりや値引き交渉もできるため、なるべく費用を安く抑えたい人におすすめです。
ただし、価格を下げる分、サービスや保証内容、施工品質など、どこかにしわよせがいっていることは頭の片隅においておく必要があります。
費用を抑えることも大切ですが、長い目で見たときにどの選択がいいか、じっくり考えることが重要です。
レンジフードの修理費用の相場を詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
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2025年02月28日
レンジフードの修理費用の相場は?自分でできる?どこに頼むべき?
レンジフードの修理・交換の費用相場を知らないと、悪徳業者にだまされたり、余計な費用がかさんだりすることになるかもしれません。 とはいえ、自分でレンジフードのDIY修理をするのは大きなリスクをともないます。 最適解は、腕のいい確かな業者を選ぶことです。 本記事では、レンジフードの修理費用相場やDIYをおすすめしない理由、適正な業者選びについて解説します。
壊れたので今すぐ交換したい場合
レンジフードが壊れて生活に支障をきたしており、すぐに交換したい場合、以下の順番で業者へ相談することをおすすめします。
- インターネット販売業者
- リフォーム会社
- 家電量販店・ホームセンター
インターネット販売業者やリフォーム業者の場合、在庫があれば即日対応できることもあります。
これらは在庫を確保していることが多いため、即日でなくともスピーディな対応が期待できるのです。
家電量販店・ホームセンターは多くの在庫を揃えてはいませんが、近隣の系列店と連携して在庫がある店舗を探すことができるかもしれません。
在庫があればラッキーという感覚で相談してみるといいでしょう。
安心できる業者に任せたい場合
安心できる業者に任せたいと考えている方には「ガス会社」がおすすめです。
他の業者ではレンジフード単体でのサポートをしていないところもあり、対応してくれる人の知識が乏しいことも考えられます。
確かな経験や知識、レベルの高いサービスとフォローを提供しているのがガス会社です。
安心を買うことを考えると、修理や相談、保証内容などサポートも充実している「ガス会社」一択になるでしょう。
実物を見て決めたい場合
これから長く使うものなので、実物を見て決めたいという方には、「ガス会社」や「家電量販店・ホームセンター」で相談することをおすすめします。
ガス会社のショールームや展示場でのイベントに足を運べば、実物を確認しながら、知識豊富なスタッフに相談できるため、不安を残すことなくレンジフードの交換を依頼できます。
また、家電量販店・ホームセンターでも実物を確認しながら、価格を抑えた依頼が可能です。
レンジフードの交換をする上で、重視するポイントに合わせての業者選びをおすすめします。
レンジフードの交換を頼む際の業者の選び方

レンジフードの交換業者を選ぶ際は、費用や仕上がりなどで後悔しないよう、下記の5つのポイントを意識して検討してみてください。
- 希望する商品を取り扱っているか
- 口コミや評判が悪くないか
- 施工実績が豊富か
- 担当者の対応が良いか
- 工事する方の身元がはっきりしているか
- アフターサポートの内容は充実しているか
- 見積書の金額と内訳が詳細に記載されているか
ここではそれぞれのポイントについて詳しく紹介します。
希望する商品を取り扱っているか
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レンジフードの交換時は、使用しているガスコンロに適したサイズの製品を選ぶ必要があります。レンジフードのサイズは、横幅60cm・75cm・90cmの3種類がオーソドックスです。自宅のガスコンロが大きい場合、設置するレンジフードのサイズも大きくなります。
自宅の設置環境に合ったレンジフードを取り扱っている業者であれば、商品選びから工事の依頼、交換完了までがスムーズです。業者によってメーカーや機種のラインアップは異なるため、希望の商品を選べるかどうか事前にリサーチしておきましょう。
口コミや評判が悪くないか

信頼できる業者かどうかは、口コミや評判を確認すると判断しやすいでしょう。業者の口コミや評判は、Googleマップや口コミサイトで確認できます。
ほかにも近くの業者であれば、実際に利用したことのあるご近所さんや知り合いの方から直接評判を聞くこともできるでしょう。
また、口コミを確認するときは、極端に悪い口コミだけでなく、良い口コミも見て総合的に判断することが大切です。そのうえで口コミの評判が悪い場合は、その業者を選択肢から外すことも検討してみてください。
また、実際の利用者が作成していない口コミが投稿されている、いわゆるサクラの可能性もゼロではありません。見極め方は難しいですが、例えば3~6ヵ月など短期間で良い口コミが集中している場合には、良い口コミを依頼して作成しているかもしれません。あまり自然でないという口コミが気になった場合には、注意して確認してみましょう。
施工実績が豊富か
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業者の得意分野や費用、信頼性をチェックするには、施工事例を確認するとよいかもしれません。自分の条件に近い施工事例を見つけられれば、そこから必要な費用や仕上がりがイメージしやすくなります。
また、施工事例が多い業者であれば、それだけ実績が豊富で、依頼する人が多いことが判断できるでしょう。施工実績は各業者のホームページなどから確認ができます。
担当者の対応が良いか
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問い合わせや見積もり時の担当者の対応も、業者選びのポイントです。例えば、こちらの質問に対して専門用語を使わず、わかりやすく答えてくれる業者は、優良である可能性が高いです。一方で、質問に対して曖昧な回答をする業者は、知識がなく、こちらの具体的な希望やイメージを伝えても、十分に伝わらないかもしれません。
また、提案内容についてもこちらの要望をくみ取ってくれるか、質問への返答がスピーディーかといった対応の良さもポイントです。契約や工事の段階でトラブルにならないよう、担当者の対応に不安を感じたら選択肢から外すことも検討してみてください。
工事する方の身元がはっきりしているか
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レンジフード交換の依頼先を選ぶ際は、施工担当者の身元や資格の有無もきちんと確認しておきましょう。
依頼先の業者によっては、自社で施工スタッフを抱えておらず、下請け業者に交換工事を任せているケースがあります。その場合でも、依頼先が施工担当者の身元を把握していないようであれば、信頼に値するかどうか慎重な判断が必要です。
身元がはっきりとしない業者は、適切な資格を持っていなかったり、施工時の手を抜いたり、あるいは高額な追加費用を請求したりと、思わぬトラブルを招きかねません。
一方で、業者のホームページに施工担当者のプロフィールや顔写真、保有資格などが掲載されている場合には、安心感があります。施工事例なども検討材料にしつつ、安心して任せられる依頼先を選びましょう。
アフターサポートの内容は充実しているか
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アフターサポートの内容は業者によって異なるため、新しいレンジフードを安心して使い続けるためにも、事前に確認しておくと安心です。特にレンジフードは使用頻度の多い設備なので、不具合が起きたときには困ってしまいます。そのため、保証内容や保証期間を確認しておきましょう。
見積書の金額と内訳が詳細に記載されているか
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交換費用で業者を選ぶ場合は、見積書の金額と内訳を確認しましょう。業者によっては、本体価格だけを提示して、後から工事費や廃棄代などがかかるケースも考えられるため、追加請求がかからないか確認しておくと安心です。
また、金額の内訳や交換費用の目安を知っておくと、実際にかかる費用の相場がイメージしやすくなります。万が一不明な点があれば、直接業者に確認することも大切です。
また、見積もりについて内訳が不明瞭であれば、その範囲もしっかりと確認して、詳細に答えてくれる業者を選ぶようにしましょう。
レンジフードの交換費用の相場
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レンジフードの交換費用は、本体価格が約6万〜17万円、工事費が約4万〜5万円。総額だと10万〜20万円ほどが相場ですが、20万円以上かかる場合も多くなっています。
レンジフードの本体価格は、性能やサイズによって変動し、高性能かつサイズの大きなものほど高くなる傾向にあります。
なお、「東京ガスの機器交換」では、基本工事費用に、出張費や既存機器撤去費用・追加工事費用も含まれており、ご契約後の追加請求は原則発生いたしません。お見積もり時点で明瞭な価格をご提示いたしますので、費用にご納得のうえで、安心してご依頼へと進めていただけます。


本体幅 | 基本工事費 |
---|---|
60cm幅 | 38,500円(税込) |
75cm幅 | 38,500円(税込) |
90cm幅 | 48,400円(税込) |
注) 2024年11月時点の情報です
おすすめのレンジフード
レンジフードの交換にあたっては、さまざまな商品が選択肢になり、どのような基準で選定すればよいのか迷ってしまう方も少なくありません。その場合、メーカーの安心感で選ぶのも一つの方法です。ここからは、数あるレンジフードメーカーの中でも、「東京ガスの機器交換」がおすすめするパロマと富士工業の特長を紹介します。
パロマのレンジフード
パロマはノンフィルター仕様のレンジフードを取りそろえており、目詰まりの心配がなく、長期間使用しても吸引力をキープしやすいのが特長です。「Hタイプ」「Yタイプ」のレンジフードは、いずれもノンフィルター仕様で、なおかつコンロとの連動機能を搭載しています。コンロの使用状況に応じて自動でオン・オフを切り替えてくれるため、調理中のつけ忘れはもちろん、消し忘れも防ぎやすくなるのがメリットです。
「Cタイプ」のレンジフードにはコンロとの連動機能が備わっていませんが、その他のタイプと比べると価格がリーズナブルで、交換費用を抑えやすくなります。なお、H・Y・Cの3タイプいずれも、ワンタッチでファンの取り外しが可能です。お手入れの手軽さを重視したい方にとっても、パロマのレンジフードは魅力的といえるでしょう。
富士工業のレンジフード
富士工業は、豊富なラインアップの中から、設置環境やニーズに応じたレンジフードを選べるのがメリットです。例えば「OGRシリーズ」には、本体内部への油の侵入を防ぐオイルスマッシャー機能が搭載されており、ファンを取り外して手洗いをする手間を減らせます。また、コンロとの連動機能を備えた「XGRシリーズ」は、電気代の削減をサポートしてくれる省エネ性能が特長です。
コストパフォーマンスを重視したい方に適した機種なども選べるため、求める機能や条件がある程度決まっている方は、富士工業のレンジフードを検討してみましょう。
レンジフードはどこに頼む?まとめ
レンジフードの交換に対応した業者は、主に下記の4つで、それぞれ料金や品質、対応スピードなどが異なります。
- リフォーム会社
- ガス会社
- 家電量販店・ホームセンター
- インターネット販売業者
そのため、なるべく費用を抑えたい場合は、リフォーム業者やインターネット販売業者、実物を見て交換したいのであれば、ガス会社や家電量販店など、重視するポイントに合わせて業者を選びましょう。また、交換したレンジフードを長く使い続けたいのであれば、アフターサービスが充実しているかどうかも確認してみてください。
また、交換時の注意点は下記の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

2024年10月04日
レンジフード交換時の注意点を解説!正しく理解して安全にリフォームしよう
レンジフードの交換をするにあたって、「どのような注意点があるか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 また、なかには自分でレンジフード交換をしたいという声も聞きます。 そこで、レンジフード交換をする際に気をつけなければならない点を詳しく解説します。 最後まで記事を読んでいただくことで、正しく安全にレンジフード交換ができるようになります。
おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!

レンジフードの交換目安は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。
レンジフードの交換費用は15万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、一回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。
